第36話 北の国の最後
北の国から、プルガ率いる、北の軍
10万の兵力。国民の全勢力である。
向かいうつは、西の国から、トーニ、ヘルク、アルキ
トーニ「お、ここだ。ここにマンモスの肉があるぞ。」
アルキ「おお、うまそうだ。狼もいるぞ。喰っていいか。」
狼「む?」
トーニ「いや、こいつらは仲間なんだ。西へ逃げてくれ。途中でウルミという女に出会ったら、西の国へ亡命するように言われるはずだ。」
狼「わかった。」
狼「この少女わしらと同じ匂いがするぞ。」
狼「パンツいっちょwwwwだっさwww。」
アルキ「お前はパンツだけだと強くなるんだな。変な生物だ。」
トーニ「ほっとけ。」
ヘルク「食べきれないマンモスの肉は狼たちに西の国への献上品にしましょう。」
アルキ「脳みそもうまかったな。古代の知識が手に入ったぞ。」
『マンモスの古代の知識 人類の進化から生命の誕生までを見たマンモスの知識 その後、アルキにより、本になる。』
ヘルク「相手の兵力は10万ですか。アルキさんは満腹になりそうですね。」
アルキ「血脇踊る。早く食いたい。ヘルク、トーニ、競争だ。」
トーニ「あ、待てコンニャロ!」
ヘルク「ヒヒーン!」
クルド「前方から敵襲!敵は・・・。少女と巨大馬と、あれはトーニ様!?」
プルガ「なんだと!?おのれ、寝返ったか!」
トーニ「くそおやじ!ちったあ民を気に掛けろやあああ!!!!」
クルド「王を守れ!!!」
トーニ「キフブ、ニシブコ!」
トーニは周りの冷気を集め、王にはなった。
鋭い氷の刃が対象を切り裂く。
プルガ「グアアああ!」
クルド「王様!?」
トーニ「脆いもんだな。全く。せめて冥府で裁かれろ!暴君め!」
アルキ「いっぱいだ。」
アルキは魔術を使い、あっという間に兵士を虐殺していった。
あまりの力に、痛みも苦痛もなく、北の兵士の首がなくなっていく。
そして、アルキは飛び散る血しぶきの中、器用にグラムに脳みそを突き刺す。
アルキ「うまうま。」
食べながら、グラムの速度をあげ、殺す。食べる。
ヘルク「ヒヒーン!」
巨大な馬は群衆に突っ込む。あるものは踏み潰され、あるものは強烈な息で死ぬ。
クルド「じ、じ、地獄だ・・・。」
北の軍の兵士はたった3者に壊滅させられた。
アルキ「ん、今食ったやつは随分美味しかったな。最強の兵士か。王よりうまかったな。」
トーニ「クルド・・・。迷わず冥府に行けよ。」
白い大地が血と臓物で満たされた。
グラムはさらに、人間の血を吸い、成長した。劔は赤くなり魔力がさらに満ちた。
アルキ「満腹。」
ヘルク「もう北の国は壊滅ですね。建物もろとも、私が踏み潰してきます。大自然に戻しましょう。」
アルキ「にしても、弱い人間ばっかりだったな。」
トーニ「あぁ。本来だったら獣と魚を取るだけ民族だったんだ。それがあの、クソ親父のせいで。ったく。」
アルキ「本読んでて、思った。王とは大変だな。名君なら良いが、暴君では悲劇だ。」
トーニ「そうだな・・・。それにしても、お前の魔術ってのは強すぎだな。それに脳みそってそんな上手いのか?」
アルキ「私は地球外の生物らしいからな。それで魔術が使える。脳みそは上手いぞ。あげないからな。うまうま。」
トーニ「いや、いらねえよ・・・。」
アルキ「なんか使命があった気がするんだけど、忘れてしまった。うまうま。」
トーニ「ふーん、宇宙人みたいなものか。」
アルキ「宇宙人?なんだそれは。」
トーニ「あー、そうか。西の国の本にはないかもな。よし。ウルミがその本持ってるから、西の国へ帰ろう。」
ヘルク「ただいま、戻りました。ついでに氷山の下にあった岩山を丸ごと食べてきました。あぁ、幸せ。」
アルキ「じゃ、帰るか。うまうま。」
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