第3話 アルマ帝国の地理
まあ、ぶっちゃけ詳しく考えてないんですが!!
今、考えている所まで書こうと思います。
・惑星アルマの位置
地球から見ておうし座の頭、ヒアデス星団を構成する星の一つ。あー全然考えてなかったよ。
第一話で、地球と自転公転が一致していると書きました。面倒だったからです。これは悪い事ではありません。かの名作である銀英伝においても、序盤には一年の長さ一日の長さは星によってまちまちなのだ的な記述があった割には案外統一されてたりしますよね。時間の単位を統一しないと小説を書く方も読む方も大変難儀するのだと思います。時間の統一は正義です。
ところで、アイボールアースのようないつも太陽に向けて同じ方向を向いている惑星に住む人は時間感覚や日にち感覚が無いか、我々とは随分違うのだろうと思うのですよ。
恒星はアルマの太陽。名前はまだない。太陽に大きさや明るさは似ているはずだ。そうでないと色々計算が合わない。オレンジ色の主系列星で絶対等級は4.83等。まんま太陽じゃん。絶対等級というのは10パーセク(約32.616光年)の距離から見た等級なので、150光年離れると肉眼では見えない明るさになる(と思う)はずだから、肉眼では確認出来ない暗い恒星になるね。その第三惑星が惑星アルマです。
惑星アルマには大きな大陸が三つあります。その他は海洋で環境は地球によく似ています。これは、違う環境を考えるのが面倒だったから……です。まあいいじゃん。
その中の一番大きな大陸がアルマ大陸です。そのほぼ中心に帝都リゲルがあります。人口は……500万人程度の大都市だと思う。思うだよ。惑星アルマはアルマ帝国が支配している。一つの星が一つの国家になっている。しかし、いくつかの国家は王国、もしくは共和国の体裁で帝国に従属し保護国となっている(後述)。
さて、このアルマ大陸の帝国直轄領においては、いわゆる近代的な技術が入って来れない仕組みとなっている。元々法術(魔法のようなもの)が発達している関係で、精神会話(長距離通話)や自動車、飛行船等、法術で駆動する乗り物が発達していた為、公害を出す内燃機関は普及しなかった。内燃機関を採用した車両は軍用に少数採用されている。
帝都リゲルでは特に電子機器などの持ち込み制限が厳しく、他惑星からの来訪者にはその全てを預かる事が入国の条件となっている。
この、一見不便な体制も帝国国民からは圧倒的な支持を集めており変更される予定はない。
宗教に関しては、全知全能の神カーン・アルマを主催とするアルマ教団が人口の95%以上を占め、ほぼ一つの宗教で支配されている。その為、人種等の差別は皆無であり、肌の色の違いや獣人などの狭義の人間ではない存在に対しても非常に寛容である。
帝都リゲルの中心にある皇城がある。リゲルは巨大な城塞都市であり、その中にまた一つの城塞都市皇城がある構造となっている。皇城内には皇族やその家族、四大侯爵やそのほかの貴族などの屋敷が連なっている。その他にも官僚や高級軍人の屋敷、皇帝警護親衛隊や帝都防衛隊の駐屯施設などがある。
帝都の中心は少し小高い山となっており(標高100m程度)その頂にはアルマ教団の礼拝施設がある。宗教の支配する国だと言える。しかし、宗教とは権威であり権力は持たない習慣があり、政治には原則関与しない。この山頂の礼拝施設は一般向けではない為、一般参拝者用の礼拝施設は帝都内に4か所(東西南北)設置されている。その山のふもとに宮殿がありそこが帝都の実質的中心地である。宮殿の名前はカメリア。とにかくだだっ広い感じ。中央広場が広く、また周囲の庭園も広い。
ざっくりと構造を説明する。
内から小高い山の教会。そのふもとに宮殿。親衛隊は宮殿の中。その周囲は官庁が囲む。貴族や軍人官僚の屋敷がそれを囲み、帝都防衛騎士団の本部や鋼鉄人形開発部もこの辺りにある。建物は主に石造り。これらをぐるりと囲む高い城壁がありこの内部を皇城と呼ぶ。
皇城の外側は下級官吏や軍人一般庶民もこのエリアに住む。アルマ帝国軍の駐屯地があり、士官学校、軍学校もここにある。かなりだだっ広い。民家が多いが所々には農地や果樹園もある。その外側にも城壁があり巨大な城塞都市を形成している。これが帝都リゲル。東京23区より広いかもしれない。城壁の外側にも民家は立ち並ぶが木造家屋が多くなる。リゲル北部は森林地帯が広がりそこから伐採された木材を利用している。
リゲルの交通手段は幾つかある。三連結した芋虫のような形状の法術で動く路面電車みたいな車両。法術で動く自動車。馬や鳥。馬車や鳥車。内燃機関の車両も存在するが、帝都には乗り入れ禁止。この鳥というのがコックと呼ばれる巨大なダチョウ。これに鞍を付けて直接乗るか馬車を引かせる。馬は地球の馬とそう変わらない。
北部の森林地帯よりもさらに北へ進むとアルマ教団の総本山がある。そこは共和国であり帝国の保護国でもあるサナート。通称北の教国と言われている。教団のトップは教皇。それとは別に大統領がいる。
リゲルより南西方面は乾燥しており砂漠地帯が広がっている。この砂漠の果てに獣人の国ラメルがあるラメルの首都はベルナ。ベルナは更に南西方面で海に面している港湾都市である。帝国とラメルの国境地帯にある小さい城塞都市ルベール砦がもふもふの主人公ハーゲンの赴任地。帝都からは2000㎞。ベルナからも500㎞以上の距離がある大田舎。
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