恋愛と友情が織りなす、甘酸っぱくてほろ苦い青春ラブストーリーです。短編とは思えない読みごたえがあります。
再読の上のレビューです。なぜって、この文字数で叫ばずにはいられないほどの切なさ。二転、三転する物語に興奮し過ぎて一読目には書けなかったから。高校という舞台だからできる、高校生らしい登場人物それぞれの想いの届け方に胸がぎゅーっと締め付けられて。主人公アキの想いが痛いほど伝わってきて。最後は泣けます。最後のもう一転、期待してしまうのは私だけでしょうか?切ないお話大好きな方は必読の一作です。
友達の事を好きだと言う友人をずっと思い続けてきた主人公。しかし彼が卒業と同時に行った告白は見事に玉砕した模様。これは果たしてチャンスなのか?それとも?主人公がちゃんと色々なものなら卒業できたのか、一緒に見届けてみませんか?
企画参加作品随一の切なさを感じました。リアルで。こういう経験のある人いっぱいいますよね。多くを描き過ぎない筆致が追体験をリアルにさせて抉られる、みたいな。こんな経験ない私でもザクザクきたのでヤバいです。これが恋愛の痛みだよなー、うんうん。
いいですね、ビスコ。お菓子を分け合うだけの関係だったはずなのに、いつの間にか、というのがきっと青春なのでしょう。理由なんてない。だって恋は落ちるものだから。うーん、甘酸っぱい。これぞ青春です。あの文字を「彼女」が消さなかったのは、彼女なりの矜持だったのでしょうか。ビスコを食べ続けて、おいしくてつよくなってほしいものですね。というわけでとても美味しかったです!