おまけ:第一話から十五年前の話
「博士、全体ス、キャンの結果、不要ナプログラムオ発見しまシタ」
「ああ、それは大丈夫。そのままで良いんだ」
「……ドウいう事デ、しヨう」
「今説明しても分からないさ。まだまだ対人学習も足りないし。……いや、ひょっとしたら最後まで使う事は無いかもしれない」
「……デハ、削除しますカ?」
「いや、そのままで良い。いつか、その時が来たら、シーラ自身の判断で起動すれば良い」
「理解……不能デス」
「それで良いんだよ。僕はただ『期待』しているだけなんだから。ほら、そろそろ時間だ。行っておいで。今日は記念すべき一人目の僕の娘のデビューだ!」
「……了解シまシた。デハ、メインシステムをデバッグモードからアク、ティブモードニ移行。更にバッググラウン、ドプログラムとして、コード『KIBOU』をスタンバイモードで常チュウします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます