兄弟。

そうか、弟と いもうとは わたし以上に

がんじ がらめ かごの 鳥。

わたしに 憑依する ことで 自由を?

からっ・・ぽ、 彼らは

中身を ぬかれた 風船

承認と、肯定を、他人に 求める。

ふつう、その二つ

は 内蔵の ように なかに あるもの。

ある はずの もの。

自己を、承認して、肯定する、ちから。

その、ちから。

あまりにも、あまりにも、他人を、ホストする、自分という、境界線を、こえて。

他人からの 見え が、 じぶん。

誰も 入ってこない、1人になった ときが

ふつう、自分。

あの、兄弟たちに そんな 不自由が、

あったんだ。

その、カゴから 逃げた、わたしは、

かれ に とって ・・

自分たちを 置き去りに した、

裏切り者に 見えるの だろう。

ずるく、見えるの だろう。

自分たちが 犠牲者に 見えるの だろう。

気ずいて、いないが。

ゆくすえが、こわいのは、どっち だろう。

不幸は どっち だろう。

わしや、トンビは、文鳥や、インコを

カゴの、なかに どう、見る?



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