第41話

このセッションは 成功する  あなたには ごかんのほかに  第七星体 という つかさどる 機関が、そなわった。からだの、すべてから アンテナを だしている すべてを察知する 生体だ。触覚のように それに さわるか のように わかる 舌のように 味わえる。視覚のように 真実を写し出す。そこにみたものは、すべて リアルだ すべて げんじつ きみの 星体は うたがわない そして うたがう きみの 星体以外が 見たものを すべての五感さえ、疑う。他人なら、もっと、うたがう。疑える。あなたは、他人を。疑わしきを。疑える。はっきりと、認識できる。エラーを。イレギュラーを。シナリオにないものを。異物を。あなたの免疫と、ちがうものを。あなたは じぶんのからだのなかからも 抽出できる いっかしょに 意識して すべて あつめる 浮かびあがらせる、ことが、できる。あなたの、合図で。あなたの、号令で。そして、じぶんの感覚と、ちがうものを、察知すると、そのちがうものに、インクを、ぬる。分かりやすく。虫歯のように。そのそんざいを、クリアに。自分の星体と、ちがう、へんだな、ときずいた、ものを。

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