３８度の、熱があり、体調が、悪いため、帰らせて、もらいたいんですが』というと、『アカン』　　と、言われた。　　　　　３８度、と言ったのは、わたしの、うそだった。わたしは、おなかが、いたくて、動けなくなり、うずくまり、･･･ほとんど、たおれる、に近いとき、なんかも、ある。体調とか、さまざまな、理由で、帰らせてほしい、ときが、ある。　　実際、具合が悪くなるひとで、夏場など、とくに、帰られる方も、いる。　　わたしは、しっていた。わたしに、どんな、理由があっても、わたしを、帰さない、のでは、ないのか、と。　　　　　　だから、わざと、ためして、見たかった。そして、それを、証明して、みたかった。みんなの、前から。みんなの、前から、である、とこが、ぽいんと、である。　　　『おい、聞いたか？』　という、目を、わたしは、していた(笑)　わたしの、勝ちだ。　　　　　　公衆の、目は、ただしいことと、そうではないこと、とを、こんなにも、クリアに、写し出す。さいわい、わたしの会社は、４社から、５社、関係者もふくめると、たくさんの、公衆の目、が、ある。これは、ふつうの、封鎖された、小さな会社にくらべて、すごく、すごく、すごく、ありがたい。　　　　　　　こんな、皮肉を、思いついた。　　『気にしなくて、いいですからね。じぶんが、しんどいときは、ムリしないで、帰ってください、ね』