第8話金曜日

朝と夜とが、切り替わるとき、が、闇と光が、きりかわるみたいに、きりかわる。   わたしは、その、きりかわり、の瞬間に、夜の、異常を、認識する。         殺気が、はっきりと、消えていく。その場から。メンバーも、代わる。その瞬間に、それまで、いたメンバーに わたしは さよなら する  キモチてきに。生き霊が、道具として、使っただけの 人形に。       金曜日。 『これ、なにが、したいん』  まだ、憑依してる子に、キレて、言われた。わたし、あなたに、会ったこと、あるよね。まえも。そのまえも。教えてくれない?  あなた、だれ? 口には出さない。   『わけわからん、こと、せんといてよ!』 『なんで、おろすん』『なんで、』     『なんで、』は、つづく。        わたしの、きもちは、ひとつ、だけ。   『あなた、だれ 』          

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る