第2話
「ねぇパパ、ママ」
「お、起きちゃったかどうしたテル?」
テルの手が真っ黒だ 、なにかもってる
「テルくんどうしたの?」
「サンタさんがこれくれた」
「サンタさんが?炭?」
テルの寝てた部屋に行ってみたが何もない
窓も開いてないし鍵も閉まってる
「テル、サンタさんがくれたのか?」
「うん、なんか音がして起きたらサンタさんが悪い子だって言ってこれくれた」
テルが昼間拾って来たのかな?
「とりあえず手洗って寝なさい」
「はーい」
テルのイタズラかな?
「夢でも見てたんだな
ママ?炭なんて拾ってくるとこあったの?」
「私も今考えてるんだけど思い当たるとこないなぁ」
「まぁどっかで拾って隠してたんだろ」
ー翌日ー
「テル、サンタさんにプレゼントなにお願いしたんだ?」
「うーん内緒」
「なんで内緒なの?」
「うんサンタさん内緒にしてないとだめだって」
「サンタさんがそんなこと言わないだろー大丈夫だよ」
「でも昨日のサンタさんが言っちゃだって」
「なかなか頑固だなー
教えてくれないと
こーちょこちょこちょ」
「やめてよーもう!」
「おーいまてまてどこ行くんだよー」
テルは怒って歩いていってしまった
「たく、しょーがねぇなぁ
おい!テルー」
ほー、ほー、ほー、ほー
「テールー」
あれ?いつもならすぐ機嫌直すのに
どんどん山の奥の方に歩いていく
テルは何かに引っ張られてるみたいだった
「おい!テル!」
テルの手を掴んだ
「あ、パパ今サンタさんが呼んでたから」
「え?サンタさん?」
指でさした方向を見ると何もなかった
テルの手は炭を触ったみたいに汚れていた
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