第21話 フロッグマン

 バキっ!バキっ!バキっ!

 グシャグシャグシャグシャ

 ………。


 僕は思わず目を伏せた…。


「い、飯見さん…。」

 僕は恐る恐る目を開けた。


「ふー、危なかった~!」


「まさに危機一髪ですね?」


「田森さん、これからは、もう少し余裕を持って出発しましょう(笑)」


「失礼な?綾野くんが、うんこするから遅れたんでしょ?(笑)」


「あっ、それは言わない約束でしょ~(笑)」


「あっ、あなた方は!」


「また会ったね!どうやら、すごい仲間達と出会えたようじゃない!」


「やはり、この前の!」


「そう!綾野均。しかしてその実態は!フロッグマン!」


 ……。

 ……。


僕と堤さんは、またしても言葉を失った。

フロッグマン……。

緑の全身タイツに白のブリーフ……。カエルのマスクを被り、赤いマントを颯爽となびかせている。しかし大柄でマッチョな体系の綾野さんには不思議とマッチしていた。







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