第362話ハクア、澪、瑠璃のあらすじ&次回予告

「と、言う訳で今回の話でこの章も終わりだな」


「そうですね。でも、ガダル編とか書いてる割にはあんまり出てきませんでしたね」


「お前それ言うか!? そこはふわっと見なかったフリするべきだろ!?」


「どちらかと言うとダンジョン脱出編とかの方が合ってる気がしますよね」


「だから言ってやるなよ……」


「まあ、気を取り直して……と、今回のあらすじは私とみーちゃんとハーちゃんの筈ですけどハーちゃんは何処行ったんですか?」


「ああ、あいつならあそこに居るぞ」


「あっ、本当ですね。ハーちゃーん始まってますよー!」


「エラー、エラーって……」


「まあ、重大なエラーとか言ってたしデバックされないと良いな」


「誰が生けるバグですと!?」


「そもそも何をやらかせばこうなるんだよ。日本で社会不適合者やったら今度は異世界でも不適合だったのか?」


「酷い!?」


「でも確かに気になりますね。どうなるんでしょう?」


「そりゃバグの末路なんてデリートか初期化だろ?」


「それ友達に対して言うことですの!? 消されるのも初期化も嫌なんですけど!? 修正パッチとかあるでしょ! そっちで良いじゃん。今更またレベル1からとかってなったら私殺される未来しか待ってないよね!?」


「まあ確かに、レベル1ミニゴブリンでVS魔族とかクソゲー過ぎるな」


「そう思うなら不吉な事を言わないで!?」


「みーちゃんもハーちゃんもそれくらいにしてそろそろ進めましょう。時間無くなっちゃいますよ」


「軽く流された!?」


「まあ、なんだ。あらすじと言っても私達が言えるのはお前が攫われて助けに行った。くらいだからな。後は自分で説明しろ」


「なげやりにも程がある!? ふっ、だがまあ、良いだろう。そこまで言うなら40週くらい掛けて語り尽くしてくれるわ!」


「本編より長くなってるぞおい!」


「一人称の本人語りでどうやってそんなに長く話すんですか?」


「えっ、マジレス? まあ、話すとしたら細かすぎてカットされたり放送倫理に引っ掛かりそうな事とかかな?」


「倫理に引っ掛かるなら言うなよ……」


「そうしないと尺が20週くらいしか稼げないでしょ!」


「十分長いわ! ……もう三行で説明しろよ」


「理不尽すぎません!?」


「はい。3・2・1どん」


「マジか! えっと、えーと。ハッ!」


 イカ食って

 ドラゴン食って

 鳥食った


「やべぇ完璧じゃね?」


「真ん中おかしいくないか?」


「と、言うか完全に何かの献立みたいですね」


「何を馬鹿な事を……あれ? 本当だ!?」


「無自覚!?」


「ありのまま起こったことを話すぜ。今回の件を三行にまとめたら献立みたくなった。なにが起こったのか私にも分からない」


「まあ、楽しかったようで何よりだ」


「楽しくなかったからね!? 何回死にかけたと思ってるのさ!」


「でも、確かにグルメツアー堪能したようにしか思えないまとめ方でしたね」


「くっ! 自分の才能が憎い」


「まあなんだ。裏話的な事を言うと実はお前のダンジョン攻略もう少し長い予定だったんだけどな」


「な、なんだって!?」


「ああ、台本によると実際はガダルと戦った場所をもっと上に設定して、元剣聖のスケルトンとの剣術対決や、クー達が戦ったアンデッド軍と戦う予定だったらしい」


「なんで無くなったんですか?」


「白亜ばっかり戦ってたらダレル気がしたらしいぞ」


「ダレルとか言うなよ! こっち命懸けの脱出劇だったんだぞ!?」


「後、剣聖倒したら白亜が剣聖のスキルゲットするから面白くないとか……」


「ちくしょうめ! くれよいいスキル!!」


「まあまあ。ところで私達の話の後にあった話は何やら不穏な感じですね」


「何そのあからさまな話題転換!? カンペ? どっかにカンペあるの?」


「確かにな。王都とはその内関わるかも知れないから今のうちから情報は集めるべきだろうな」


「ノット面倒! 私は関わらないからな! この物語は私を中心としたちょっと戦闘も入ってるスローライフでお送りするんだよ! どんだけ真面目な展開起こってようが私は関わらないから、絶対そっちも関わってくんなよ勇者どもー!!」


「どこに向かって吠えてるんだあいつは。てか、死にそうになったとか言ってる奴がちょっと戦闘とか……」


「ハーちゃん……。その路線まだ諦めてなかったんですね」


「哀れんだ目で見るな!」


「まっ、無事フラグも立ったことだし伏線はそのうち回収されるだろうな」


「なんと言うことを……」


「あっ、後」


「まだなんかあるの!? もうお腹いっぱいよ!」


「あの最後の女の子ってあの子ですかね?」


「ああ、あの特徴的なのは他に居ないだろ」


「うーむ。あの小悪魔気取りの悪魔かぁー。面倒事の予感」


「あれはなー。お前と合わさるとまた……な?」


「そうですね。混ぜるな危険って感じですからね」


「何故に私込みでディスられるのか。解せぬ」


「まあ、とりあえず次回は《お前と言う奴は》だ。白亜のステータスが出るらしいぞ」


「閉め方雑じゃね!?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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