11話

 一日の昼食は五〇〇円以内

 一か月の換算で一五〇〇〇円

 通学の際の電車料金往復で四八〇円

 一か月で一四四〇〇円だがこちらは定期を買っている。

 定期は半年で二二〇〇〇円

 必要物品(筆記用具など)一か月で一六〇〇〇円(参考書も含んで)

 その他(友人との遊び)は一か月で二〇〇〇〇円

 バイトをしているということで母に徴集されるお金五〇〇〇〇円

 随時(母と由利の命令で)一〇〇〇〇円

 一か月の携帯代八六五〇円

 修学旅行の積み立て月一〇〇〇〇円(バイトしてるならそれぐらい自分で払えるでしょと言われた。因みに由利はバイトをしていないので母が払っている)

 一か月の出費一一九六五〇円(随時を抜きで)

 月に貯金できる金額六一七三〇円(随時を抜きで)

 三年で貯まる金額は二二二万二二八〇円

 「引っ越し代と当面の生活費を考えたら厳しいな。家具は直ぐは無理だから徐々にかな・・・・こほっ」

 無理のしすぎでちょっと体調を崩している。

 病院には直ぐに受診して薬も処方してもらった。

 市販の薬でも良かったのだけど無理をして悪化したら病院代が倍にかかることもあるので直ぐに受診するようにしている。

 病院に受診した結果、疲労とストレスが原因だった。

 でも、バイトは減らせない。

 勉強の時間も減らすわけにはいかない。

 上記に記載している食費と遊びや今回のような病院受診で使用するその他の金額だが、必ずしもその額を出費しているわけではない。

 特に食費は夜ご飯をお弁当に詰めていくこともあるし、コンビニで調達する時も基本的には三〇〇円ちょっとしか使わない。

 一応五〇〇円内で、と、自分で決めているだけだ。

 だから実際の貯金額はもう少し高くなる。

 それでも何百円の単位だ。

 やっぱり、減らせない。

 「体、怠いな。けほっ」

 私はできるだけ体調不良を長引かせない為に早めに寝ることにした。

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