②②完読】黒き翼と、つなげる命(みらい) 1177354054885754249

📖黒き翼と、つなげる命(みらい)

作者 和泉ユウキさま

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885754249


読了🔖


第三話まで同じセリフがいくつもぐるぐるしていて掻き回された水の表面みたいで読み物酔いしそうだったけど。


 第4話


ここでようやく等身大の彼ら、とくに彼女に出会えた感。なるほど。そういう人物像ですか。


4/48🔖つづく


¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦


呪いのように過去に浴びせられた言葉や出来事がいつまでもいつまでもついてくるから。重たい水から抜け出せない感覚。全く異質な彼女とチグハグで不器用で直球な痛みを伴う掛け合いは斬新。真摯。どうして、そんなふうに、近付こうと思えたのだろうね?きっとなにかきっかけはあったのだろう。金魚と猫と彼女と彼。成れの果て。物語の外殻はまだ出揃っていない。彼の目を通して見えるもの。


13/60🔖


¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦


22/60🔖


ぶっちゃけ今心が死んでるので(私が)自分と乖離した登場人物たちの一喜一憂すべてまったく響かないという事情があって大変もうしわけないところですが。エルスターはいいよね。こういうポジションの人がいてくれて安心。


その後も主人公がグズグズ(言い方)ウダウダ(言い方)あれよこれよと悩み翻弄されているとこに、言葉でずかずか踏み込んでいくエルスター。AKYが過ぎるとは思わない。むしろ正しい。ずっと親身に寄り添ってきた人物に対して未だにかたくなな姿勢を貫こうだなんてもはや失礼を通り越してあれだよ。中途半端なヘタレで、一体誰が幸せになるというのかね。というこちらの気持ちをいつも代弁してくれるので助かるよエルスター。ただし物語的にはきな臭いから私はエルスターを信用していないがな←


不穏な事件続きで、もともとボロ雑巾メンタルの主人公にこれでもかとダメ押ししていくスタイルの作品なので、そういう他人の不幸が蜜の味派にオススメ。多分不幸展開はこの先も続く。(笑)


28/60🔖


ダークシリアス展開とラブコメ展開。ラブは常にコメディ。


36/60🔖


¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦


39/60🔖


おっと。物語がいい感じに面白くなってきたのだよ。そっちか。そうか。上手いな。


¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦


さて、ここまでの展開で私が好きなのはエルスターと魔女殿の二人、あとはウィル様ですかね(敬語)、非常に良き。エルスターが何をそんなに魔女殿を毛嫌いしてるかという事情は未だ明かされないところだけれど、エルスターの立場はくだんのなんやかんやで大体把握、主人公だけニブちんに徹しているという。そういう塩梅の中。


やだ、このペースで読んだらほらまた追いついちゃう。追いついちゃったら、もうまだ書かれてない部分の予測に突入しちゃう。それはダメ。既に書かれているだろうところ、先がある話を勝手に予想してあってたはずれてたはキャッキャウフフで楽しいけど、書く前に言われたら書き手にとっては面白くないでしょ。下手すりゃ書くはずだったルートを変更して寄せてくる人もいれば外してく人もいる。違うんだ。書き手と読み手の距離が近いweb小説界隈の、一昔前のあれが苦手なんだ。読者の声なんて無視してありのまま書き手の作りたかったものを読みたいんだ。そうなってくると感想なんか言わずに黙って読む寡黙くんに成り下がるがそうじゃないんだ。あることないこと刺激受けて活性化した想像をもっと爆発させてたいんだ。こっちは火山を噴火させたいの。予想と全然違ったー!騙されたー!みたいのが超楽しいの。そう来たかー!って七転八倒したいのよ。自分の好み以外受け付けないで他人の作品も味付け変えたがる人も多いでしょうが、そうじゃない勢も存在するのよね。苦悩。完結作品以外に私のうるさい感想を公開するのはなかなかに勇気がいる。もっと細やかな気遣いで相手を思いやるコメントなんてできないし、思ったままをぽんぽん言ってるだけのアホ全開で今更ながら自分に恐怖。うあー。面白い作品をただ面白く読みたいだけなのにね。


¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦


60/60


読了。なぜ私はこの作品がまだ完結していないと思ったのかね。それは作品が連載中となっていたからだがね。いな。

EpilogueーFinalって書いてあるやん?


はいはーい。完結作品(多分)読了。(多分)完結(してる)。


感想!


お父さん、娘さんを僕にください!的なアレだった(どれ)。ネタバレを回避して言うとだね。んー。つまりあれだ。


あ!やっぱりまだ完結してねえ!(突然の確信)

主人公のママンやら血筋やらの布石があるやん。学園編を終えて第二部は祖母との真っ向対決なのですね!背筋凍るやつ。という余韻がいい感じに想像を駆りたてる。続くかも感は大事。完結しても終わらない感。


作品全体を通して全面的に「命大事」を訴える一方、「心も大事」っていう二本立てみたいな。とにかくエルスターが好き。エルスターはリヴェルが大好き(ぇ)。


最初、なんでこの仲良しこよしごっこみたいなグループの場面出てくるのかなーとか思ってた自分の頬にグーパン喰らわせたいね。ざまあ。ヘイトは未来の糧である。マリアちゃんが想像以上に奥ゆかしくて、一歩も二歩も下がって縁の下魂を見せつけてくれやがって、ギャップ萌えすっぞ。え、マジでいい女かよ。踏まれろ全人類。


ウィルも超好き。掴みどころがなくてふわふわしてんけど、ゾッとする瞬間があったりなかったり。あれは鬼才がすぎるでしょ。大物感パねえ。匂わせ方が絶妙過ぎやしません?


慣れと理解が追いつくと作品は何倍も面白さが溢れて、読み終える頃、大満足になっているってすごいことだと思うの。手懐けられた野犬の気分。ずっとずっとしあわせでいてね。みんながみんな、しあわせを守ってね。そう力強く祈る。


完成度が高い作品は出だしが嫌われる要素を持つこともあって、読み手が意味や価値を理解するまでがヘイト。これは避けられない部分。意義あるヘイト。


人によっては別に何の抵抗もないのだろうけども。私はめちゃ抵抗を感知する派なので、疑問と疑念と意味不の海を難破しながら航海するわけですよ。読み物酔いながら。脳みそスクランブル。


綺麗に翻弄されて、たどり着いた世界をみなさんもどうぞご覧あれ。


どう?ネタバレは回避で自分の感想は言い切った。こんな感想じゃさっぱり意味わかんないよね!同じ作品を読み切った人にはジャッジできるかもね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る