第504話 偽装
「わ、私が阿久津 凶一を撃った後、怖くなって……部屋を飛び出した時、大須賀さんに見られて……」
小島ゆう子が呟いた。
「なるほど…… それで、オーナーと大須賀さんとで阿久津凶一の遺体をカーペットごと運んだンですね……」
「は、はい……」
大須賀は頷いた。
「そして、お二人で密室を作り、阿久津 凶一の部屋で犯行があったと偽装した……」
メロンが補足した。
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