第502話 大須賀……

 ゆう子が、ひと口、メロンパンを噛じると大きな目から涙がこぼれた。


「フフ…、甘い……」

 困ったような笑顔だ。

 その時、コンコンとノックの音が聴こえた。

「え……」

 ボクらは顔を見合わせた。

 いったい誰が……


「どうぞ……😌✨✨」

 躊躇なくメロンがドアを開けると、そこには従業員の大須賀が立っていた。

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