第446話

 まだ滝のような豪雨が天神あまがみ山地に降り注いでいた。


 ラウンジに来客、従業員全員が集められた。

 メロンも小島ゆう子も席に着いた。小島ゆう子は明らかに憔悴し、顔色が悪い。


 オーナーは深々と頭を下げて謝罪した。

「皆様…、大変、ご迷惑をおかけしました……」


「……」一同、無言で彼を見つめた。

「ご宿泊費、その他は、もちろん戴きません……」

 深々と頭を下げた。


 その時、九鬼神が立ち上がった。

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