第360話 オーナーの名塚

「オーナーは、確か、名塚さんと仰有おっしゃりましたよねぇ!!」

 さすが九鬼神は記憶力が良い。

 ボクは、オーナーの名前などすっかり忘れていた。


「ええ…、そうです…!!

 さァ、どうぞ……」

 オーナーが部屋のドアを開け、ボクらは室内を覗いた。


 睡眠薬が効いているのだろう。ベッドで、当真が眠っていた。

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