第345話 海堂

「ええ……」佐古田が頷いた。

 

「海堂さんなのに……

 何で…、彼は、『ボー』ッて呼ばれてるンですか……!?」

 何となく尋ねた。彼の容貌は、まさしく『タコ』に似ていた。


「フン…、タコ……じゃァ、そのまンまだし、海坊ボー主のボーから、取ったンだろ……

 兄貴の舎弟だから知らねェ~よ!!」

 凶二は、適当に応えた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る