第339話

「お、折れる……は、離せェ~!!」

 凶二は、何度もタップをした。


「もう暴れないですねェ~!」

 余裕を見せる九鬼神はしっかりと確認した。


「あ、あァ…、解かったから…、早く離せよォ……!!」


「ン……」ゆっくりと腕をほどいた。

「く、痛ッ……」

 凶二はヒジさすり九鬼神を睨みつけた。

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