第213話 小島ゆう子

「ちょッ、何なの…、これ……!?」

 ワケも解らず、戸惑っていると、謎の宅配業者は印鑑もサインも受け取らず、逃げるように去っていった。


 リビングのソファに座って、小包を開けるのを躊躇したが、不意に、小包の中から着信音が響いた。


 ドキッとして小包を落としそうになったが、大きく息をつき包装紙をほどいて中身を確かめた。



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