第79話

「どなたの悲鳴だか、わかりますか!?」

「え…? いや、解らないけど……」

 皆、顔を見合わせ首を振った。


「あ! そうか!

 解ったよ!!」

 その瞬間、ボクにもひらめいた。

「女子の悲鳴だ!!」


「ン…!!」

 多羅尾ら、他の生徒もようやく納得したようだ。

「ああ…! そうか!!」


「え、どういう事ですか……?」

 ワケも解らず、冨田が訊いた。

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