第78話

 どこから、その自信が来るのか、解らないが、今の所、ボクには、このメロンしか頼る者が居ない。


「では、先生……!」

 メロンは続いて教師の武藤吐夢に訊いた。

「え…ッ? な、なンですか……」


「あの時、ナゼ廊下に出たのですか……!?」

「え? 廊下に……!!

 そ、それは、悲鳴がしたから……」

 思い出しながら応えた。


「ええ……、そうです!!

 『死体がァ~ッ!!』と言う悲鳴がしました!!」


「う、ゥ……!!」

 本当にボクは、このメロンに託して大丈夫なのか……

 不安で仕方がない。

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