第64話 【真犯人】は解ってます

「ちょッ、リオさん!」

 堪らず、冨田が苦笑いし肘で小突いた。


「ッたく…、解ったわ!

 じゃァ~、リオと呼んで!!」

「へェ~、イバラギのリオかァ~…?? ブラジルじゃないのォ~…リオって!!」

 なおも、しつこく多羅尾が茶化した。


「もォ~、いい加減にして!!

 自己紹介で、どんだけ尺、取る気よ……!!」


「あッ! けど、【真犯人】は、もう解ってますから……!!」

 多羅尾は先回りした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る