第50話 男子トイレ殺人事件

「な、なンだァ~…!? 

 多羅尾……!!」

 武藤は不機嫌そうに眉をひそめた。


「フフ……この『男子トイレ殺人事件』の謎は、全て、《天才高校生探偵》 多羅尾 光輝ミツキいて差し上げましょう!!」

 大袈裟に見栄を切った。


『おおォ~~……』

 一斉に、野次馬たちがどよめいた。


「おいおい、誰の真似だよ!!

 金○一少年かァ~ー!?

 コ○ン君かァ~ー!?」

 小さくボクは突っ込みを入れた。

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