第49話 警察を煩《わずら》わす

「ホラァ~、お前ら、全員!!

 大人しく教室へ戻れェ~!!」

 教師は、生徒たちをトイレから押し戻そうとした。


「えェ~……!?」

 一斉に、戸塚ら生徒はブーイングだ。


「今さっき、警察に通報した!!

 すぐに警察が来るから無闇に、犯行現場をいじったりするなァ~ー!!」

 現場の保存は捜査の基本のようだ。


「フッフゥ~ン、先生ェ~!!」

 自信に満ちた多羅尾が挙手した。

「警察の手をわずらわせる事はありませんよ!!」

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る