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青い月(初稿)への応援コメント
とても秀逸な表現が随所に見られます。
→人生ってのは結局のところ、可能性を失っていく過程なんだと、僕はそう思っている。
特に、この哲学。
選択肢が確定されていくから、結局選択肢は減っていくという、事実でありながら悲観的な、いや、ニヒルな哲学が、夏男の人生観を物語っています。素晴らしいですね。
カクテルのブルームーンにかけるあたりも、酒の肴としては出色。
さて、惜しい所。
改行を含めた、リズム感でしょうか。
後半、エピローグの自分語りが駆け足気味で、だからこそ、春子を見たというインパクトはあります。ですが、駆け足感があると思います。
駆け足が悪い訳ではないのですが、主題が深く、可能性を失っていく話なので、この主題の結果を読者が受け取るには、すこしペースを落とし、納得感があった方がよいかも知れません。
最初の柔らかな言い回しも、断定系に変わってきており、非情な現実が重くのしかかります。
そこよりは、ブルームーンの言葉の方に印象を残した方が、お酒にお話を絡めた甲斐があるのではと感じました。
アイテムを有効的に活用されていると思います。私はお酒が好きなので、嬉しいですね。
ちなみに白ビールに凝ってまして、ヒューガルデンホワイトが今のお気に入りです。
最後に、本企画にご参加頂きまして、本当にありがとうございました。
作者からの返信
過分なコメントとレビュー、ありがとうございます。
頂いたお題をこね回していたら全然違う主題が出てきてしまいまして、
企画の内容的に心配ではありましたが、参加させていただきました。
リズム。ご指摘ありがとうございます。
私にとって致命的な課題の一つです。
>春子を見たというインパクト
何よりここを拾っていただけたこと、感激です。
最近になってようやく、
「文字数が多くてもリズムが良いとスラスラ読める!」
という至極当たり前な理論にたどり着いたところです。
精進します。目指せヘミングウェイです。
白ビールはフルーティさがちょっと苦手だったりします汗
と思いつつググったらブルームーンて銘柄あるんですね。
これは試さないとダメか。。。
ビールと言っても色々あって面白いですよね!
お酒は健康リスクの塊ですが、それを超える魅力があって困ります。
素敵な企画をありがとうございました。
青い月(初稿)への応援コメント
企画より参りました。コメント失礼致します。
とてもお洒落な入り方で、凄くテンションが上がりました!カッコイイ! 本当にバーカウンターでジントニック出されてる気分になりましたよ私(笑)
その後はほとんど休憩なしで語られてますが、どこかでちょっと「あ、グラス空いてるね? もう一杯飲むかい?」みたいなの挟んでみても面白そうだなと思いました。(雰囲気の補強? みたいなのにはなるかなと……)
作者からの返信
あはじめまして、コメントありがとうございます。
お洒落だなんてそんな…雰囲気の補強、有効ですね。中途半端な長さだったので省いてしまったのですが…よく分からないバレー部ジョークよりそっちにすれば良かったかもです。
青い月(初稿)への応援コメント
企画から参りました、蜜柑桜です。初めまして。
皆さんの黒板を読み続けていますが、独白昔語りの独特な筆致。まさに「筆致は物語を変えるか」ですね。ドイツの医療事情にもお詳しい。
気になる所を、と申し上げれば、些細なことです(私もよくやります)
一つの段落が長いので、短いもの織り交ぜるとテンポが良くなるのかも?と。でもふと思ったことですから、読み返したら別の感想になるかもしれません。
作者からの返信
はじめまして。コメントありがとうございます。
こういう文体への憧れと、参加作品にこういう文体が少なかったことで、調子に乗ってやってしまいました。結果としてどこか痛々しい夏男ができてしまったという汗
お恥ずかしながら、海外の医療事情などほぼ存じませんでして。私が作ってしまった夏男を救済するために、春子の留学の理由を探して来ただけなのです…
アドバイスありがとうございます。メリハリつけるのは確かに効果的ですよね。今後の糧とさせて頂きます。
青い月(初稿)への応援コメント
大人っぽくてかっこいい! と思いました。
語っている内容と筆致が見事に調和しているように思いました。
まさに、バーのカウンターでお話をきいている雰囲気。
最後にブルームーンを持ってくるのもお見事だなと。
> さて、このジントニックもまた、可能性を失ったもののひとつだ。ギムレットとかマティーニとか、もっと「ありがたみ」のあるメジャーな姿にだってなれたのかもしれない。
ここが特に素晴らしかったです。
久しぶりにジントニックが飲みたくなりました。
作者からの返信
ありがとうございます!
実は黒板の内容が決まらなかったんですが、ブルームーンに助けられました汗
お褒めいただき光栄です。その部分、隠れたメインテーマ:凡庸万歳だったりします。特筆すべきドラマのない人生だって、なんだかんだで大変なんです。
良いジントニックライフを送られますよう。
青い月(初稿)への応援コメント
これはまた新しい手法の「明日の黒板」で感激しました。いいですね、過ぎ去った青春。これはぜひジントニックを飲みながらまったり聞きたい。私は確実に今、バーのカウンターにおりましたよ。引き込まれる素敵な語りでした。
メッセージの意味はあやふやなまま確定できない。こういうのも素敵だと思います。だって、実際のところ、人生にはこういうことばかりですからね。「この歳になって……」なんて述懐してる夏男にだって、まだ何が起こるか分かりませんからね。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
自分語り調をやってみたくてやってしまいました。
実はこの夏男、既婚者かもしれません。
ジントニックは良いお酒です。
青い月(初稿)への応援コメント
淡々とした、大人の語りといったスタイルですね。最初から、何かほろ苦い雰囲気が出ますね。カクテル物(?)に合ってるなあ、と思いました。
ちなみに、私は洋酒ではジンが一番好きなので、冒頭から「この語り手は信頼できる」と確信しました!タンカレー、いいですよね。私は香りすぎない方が好みなので、無印派です。予算の都合もありますが。笑。
作者からの返信
ありがとうございます!自分語りスタイルをやってみたくて挑戦したのですが、少し背伸びしすぎました。
自分はウィスキー派、それもパンチを求めてしまう無骨者で。。。ギムレットやろうとタンカレーを仕入れたら、結局ジントニックに落ち着いた残念な過去があったりします。
***
黒色火薬、拝借します!
青い月(初稿)への応援コメント
改定版と両方読みました。
改定版の部室での描写が良かったと思います。
それにしても、粋な夏男。
大人の夏男の独白スタイルがいいですね。
作者からの返信
読んで頂きありがとうございます!しかも両方とも。星まで頂き。
独白スタイルのものを書こうとしてたので、練習でやってみました。