ネイオンの戦い


ふぅとテリーもケネスもつかの間の癒しで疲れを取っている中、二人に通信がきた

「さっきはありがとう、死なずに済んだこと、感謝する」

と通信がきていた、「別に気にしなくていい」と二人とも言っていたが、目的はそれだけじゃないらしい。

「お前達がネイオンを囮に対空砲で倒す戦術を使ったんだってな」共和国の軍人が、急にでてきた。

これができるということは少なくともネイオンと縁があるということだ、二人ともブリッジに来るように。

あちゃーバレたかと二人は笑った。


「お前達二人にはネイオンに乗ってもらう。 どうやら基本がわかっているようなのでな!」

強面の軍人に言われてノーとは言えなかった二人であった。

もうすぐ第二波がくるだろう、それでみんなを守ってやってほしい、頼む。

自分だけじゃ守りきれないから、二人に頼んだのであろうことがわかり、やれるだけやります!と二人は答えておいたのであった。


「リズ!」「ケネス!」

さっきは死ななくて良かったな、 うん、ケネスのおかげだよ。

「テリーは凄かったね、あの間合いでも対空砲を打つんだもん」

「それよりも次からは俺たちもネイオン係だからよろしくな!」


え!?二人ネイオンに乗れるのとの声に対しバーロォ、ネイオン乗れなきゃさっきみたいな芸当は出来ないのよ!

そうケネスは話してくれた。


おい、テリー、ケネス、リズ、貴様らが次の第3小隊だいいな!

隊長機はテリー、副隊長はケネスだ!

よし、また敵のネイオンが見えてきた、迎え撃つぞ、「全軍出撃」

カタパルトからみんなでていく、リズも今回はうまくでれたようだ、「ケネスはリズの子守を頼む」早速任された任務なので着実にこなすことにしようと、

ケネスは勤めたが、リズが私のお守りとはなんだ!?と暴れ出したせいで少し危なくなるところであった。

「とにかくリズちゃん、リズちゃんはテリーを見てなさい」そうケネスに言われテリーを見ていると、ビームサーベルで共和国剣術を使いながら戦うテリーがそこにはいた。

相手のネイオンが上段切ってきたのに対しかわして中段に切り抜け、下段に切ってきたのを飛んでかわし、そのまま回し切りで相手のネイオンが一体倒れた。

二体目のネイオンが切りかかってくるが、先手を打ち下段に切り払い、足が切れたネイオンをそのまま蹴り飛ばした。

三体目以降のネイオンはそれを見てたじろいでいる。


「これがネイオンの戦いだよ」

「これが戦い…」

そうしているうちに敵の数が減ってきて、敵も撤退していった。


敵が撤退したので、こちらも撤退をしていると、艦のエースと思しき男がテリーに声をかけていた。

「お前さんやるじゃねえか、何処かの軍にいたのか?」と聞かれ答えづらそうにしているテリー。

「まぁ、何処だろうと構いやしねぇ! 感謝するぜ」とそれ以上追求はせずに、艦に戻っていった。

艦に全員戻ると、テリーはリズに言った。

「戦場は遊び場じゃない、死にたくないなら艦に残るんだ」


その言葉にイラッときたリズは「私だって戦える!」と言い返していた。

その現場を見てケネスはため息を吐くのであった。


そんなことを言い合っていると、避難民から感謝の声が、あんた達のおかげで助かったぞー ありがとー、などの声がして悪い気はしない三人であった。


この世界では人間の気、内功が様々な面で使われる、内功を使えば自分より重いものも持てるし、軽功を使えば風よりも早く走れる。

内功を正しく使えば自分の体を鉄の体並みに硬くすることだってできるのだ。

自分が使う武器に内功をこめれば、その武器を硬くしたりなどもできる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る