その二への応援コメント
数馬の言うことが、確かに現実的で説得力はあります。しかし、又四郎の言うことが必ずしも甘いだけではないようにも思います。世の中は何にでも複眼的な見方をしないと分かりませんからね。
もっとも、数馬の京都人観は私も賛成です。今までの人生で、本当に人の良い京都人にはひとりとして会ったことがありません。……三田寛子は可愛くて大好きでしたがね。
作者からの返信
私は基本的に思想を一方から書くのにためらいがありまして、この話も、(どちらが私の本当の心情かはナイショですが)価値観が偏らないように、ふたりに別々の意見を言わせるように、気を付けて書いた記憶があります。
京都の人は全員が全員、嫌な人というわけでもないのでしょうが、他の地方の人は、なかなかなじみにくい土地柄、人柄なんですよね。
その四への応援コメント
面白かったです。時代小説はほとんど読んだことがないのですが楽しめました。頭の中で映像が再生されて映画を見ているようでした。ただ、ひらがなだけの名前だと読みにくいからの工夫だとは思うのですが、さえさんや最初の方の女郎さんの名前に毎回必ず傍点がついていたのは個人的には逆に気になってしまい、ストーリーに集中しにくかったです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
傍点に関しましては、時代小説では、作家にもよりますが比較的一般的な手法なのですが、言われてみて、なるほど、と気付きました。時代小説に慣れ親しんでいない人からすると、確かに気になってしまうものかもしれません。良い点を指摘していただいて、ありがとうございます。
その三への応援コメント
新撰組の鉄の規律、たったひと言ですが、その裏にはあまたの悲しい物語がたくさんありますね。だからこそ人間臭い。そこには自大を越えた人間のドラマがあります。
作者からの返信
そうですね、言ってしまえばなんだか面倒な規則に縛られた生活を、隊士たちは送っていたのでしょうが、だからこそ、そこに別次元の物語が生まれてくるのかもしれません。