君を守るそのために、君を殺す
@UMINAGI
第1話 始まりの唄
人の命は、何のためにあるのだろうか? ふと、そんな事を考えた事は誰しもあると思う。俺達人間は、必ず死ぬ。不死は不可能だ。
生きるという事は、死ぬという事。死ぬという事は、生きたという証。それなら俺の、彼女の命は、何を残して何を創っていくのだろうか。
「⋯⋯⋯⋯あっつ」
学校の教室で、机に座りながら授業を受ける1人の少年。パタパタと下敷きをうちわ代わりしてに仰ぐその目は、このうだるような暑さにやられ気だるそうにしていた。
「⋯⋯なぁ、みさきち。抜け出してアイス買いに行かねぇ?」
「いいな。次の授業は? 数学か科学ならめんどいからバックれてコンビニ行こうぜ」
「ちょっと待ち⋯⋯えーと、科学だな」
「よし
幸流の後ろで、こっそりと脱走の計画を練るのが悪友にして親友の岳三。中学からの付き合いの、陸上部だ。
本日の気温は35度超え。そんな中をクーラーもない教室で過ごすのは、流石に人間としての最低限の安全ラインは下回ってる。
「なんて言い訳するよ?」
「科学なら、先生にもアイス買ってやれば許されるさ」
「ポピコでも買ってやるか」
生き生きとした顔で悪巧みをする二人。随分と悪さをしてきたが、岳三は不思議とあまり目をつけられてはいない。こういった用意周到な所が、彼の悪童っぷりを強調している。
授業終わりのチャイムが鳴る。幸流と岳三は財布を取り出すと、制服を脱いでTシャツに着替える。
「コンビニにアイス買いに行ってくる! 希望のあるやつはラインで俺かみさきちに5分後までに連絡!」
「パクられんなよ!」
「頼んだー」
クラスメイト達の声援を背に、窓枠を飛び越えて校舎を抜け出す。ここは2階だが、裏庭に落ちるのでそうそうバレやしない。
「よっ!」
「ほっと」
華麗に着地を決めると、最寄りのコンビニに向かって歩き出す。途中振り返ってみたが、追手は無いようだ。
「よし、良い感じだな。どうだ、注文は来てるか?」
岳三はスマホを取り出すと、画面を開いてラインの着信を確認する。どうやら大量に来てるみたいだ。
「おー来てる来てる。ゴリゴリ君8、ドロリッシュ3、ダッツ2、アイスのつぶて6」
「あ、俺もダッツ食お」
「かー、ブルジョワだねぇ!」
「てか、ダッツ頼んだのは誰なんだ?」
「世奈と沙映子。アイツらも金持ちだよなぁ」
「エロい商売でもしてんじゃねぇ?」
「じゃあ聞くけど、あの二人とヤレるならいくら払うよ」
「その金で味食のカツ丼食いに行った方が5億倍マシだわ」
「ははははは! 童貞丸出しだなぁ」
「うるせー、彼女出来たからって調子にのんな」
「悔しい? ん? みさきちちゃんは女の子いなくて悔しい?」
「うっせボケ。ほら、着くぞ」
いつもと同じようなくだらない会話を繰り広げる内に、コンビニに到着する。どうやら2人の他に利用者は居ないようだ。みんなが待っているのでこのままとっととアイスを買って帰ろう。
「いらっしゃいませ⋯⋯って、なんだ悪ガキ2人組か」
「あ、留年マン。おっす、そのままコンビニ店員にシフトチェンジですか?」
「幸流、お前なぁ。学校に報告されないだけ有難いと思え。あと、俺は留年してないし単位もある」
「ホントかよ」
今このコンビニを訪れると、大体はこの大学生がアルバイトしている時間だ。俺達はこの時間を狙って、授業をサボりに来るのだ。
「いいな、高校生は。暇で」
「そりゃこっちのセリフだ。いっつもバイトしてるじゃねぇかあんたこそ」
「俺はこう見えて忙しいの。ほら、さっさと買って帰った帰った。客がいないからってユーツーブ見てたら、面白いゲーム実況があってな。続きが見たいからはよ買って出てけ」
「やっぱり暇じゃねぇか!」
「ツイッター見よ。⋯⋯ん?」
「どうした。スパムでも踏んだか?」
「いや、これは⋯⋯ちと、怖ぇな」
先程までの雰囲気から一点、大学生の顔が神妙な表情へと変わる。スマホを覗き込むと、どうやらニュース速報関連のツイートが大量にタイムラインに流れていた。
「通り魔⋯⋯しかもここ、学校のすぐ側じゃねぇか⋯⋯」
「あー、みさきち。ちょいとマズったかもしんねぇ」
「どうした岳三」
いつの間にか隣にいた岳三までもが、苦い顔になっていた。どうやら学校の方で、帰宅令が出たらしい。
「どうする? 学校に戻るか、それともこのまま帰っちまうか?」
「困った⋯⋯犯人、まだ見つかってないらしい。と言うか、聞いて。この白昼堂々起きた通り魔なんだが───」
すっかり重くなった唇を岳三がゆっくり動かした。幸流は、この炎天下の中でも不思議な事に冷や汗がタラタラと吹き出してくるのを感じた。
「犯人どころか、目撃者すらいないらしい。なのに被害者は、下手すりゃ命に関わる程の傷を負ってるって話だ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
黙り込む三人。さっきまで気にしなかった店内放送と外の蝉が、やたらと大きく聞こえた。
「岳三、戻るぞ。アイスはまた今度だ」
「そうだな」
「お前ら、大丈夫か? 少しなら店放っておいたって平気だし、車で学校まで送るぞ」
「いや、平気だ。一応防犯カメラの動作確認とペイントボールの準備だけして、アンタも店に篭ってた方がいい」
「気遣いだけ感謝するぜ、バイトリーダー。じゃあみさきち、行くぞ」
「おう。走るか」
「軽くな」
「お前の軽く、で俺は死にかけるんだよ」
「根性ねぇなみさきち」
「ほっとけ」
コンビニを出て、元来た道を小走りで進んでいく。住宅街は静まり返り、人ひとり歩いていない。遠くでは、何台ものパトカーのサイレンが響き渡っている。
「⋯⋯? 岳三、今なんか言った?」
「あ? こえぇ事言うなよ、何も言ってねぇよ」
「何か聴こえたんだ⋯⋯歌、みたいな。音っていうか、音楽っていうか、1つの楽器でする演奏みたいな」
「おいおいマジで気が狂ったんじゃねぇだろうな、頼むぜ。通り魔の正体がウイルス感染するヤバいやつでしたなんて話、笑いすら取れねぇよ」
「気のせいだな。それか蝉の鳴き声がたまたまそう聞こえたかだな」
「ははは⋯⋯」
引きつった笑顔の岳三。もうすぐ学校だ。途中何人もの生徒とすれ違ったが、皆不安そうな表情を浮かべている。
校門には、担任の教師が何やら長い棒のようなものを持って佇んでいた。白髪混じりの薄毛が、風に揺れている。このじっちゃん、相当焦ってんな。いつもは髪の毛を気にしてるくせに。
「お前ら2人は一体何をしてたんだァ!!」
「コンビニ行ってた。すんません、まさかこんな事になるとは思ってなくて」
「幸流を誘ったのは俺です。どっちかっつーと悪いのは俺です」
「お前らが無事ならとりあえず言い訳はいい! 貴重品だけ教室に取りに行って、一刻も早く帰れ! 途中にほかの先生方も立っているから、必ずその道を通りなさいよ!」
「先生⋯⋯すみません、ありがとうございます。先生方もきっと、ご家族とか心配だってのに⋯⋯」
「みさきち行くぞ。お前、定期カバンに入れっぱなしだろ」
「岳三、お前は先に行け。彼女さんと一緒にいてやれ」
「しまった! 今どこにいんだ?!」
「岳三君!」
「梨沙! ごめん、一緒に帰るぞ! 幸流、お前もすぐ帰れよ!」
「あぁ。じゃあな」
岳三と別れ、1人校舎を疾走する。もう誰も中に残っていない。
耳鳴りがする。さっきから甲高い音が、頭の中をずっと駆け巡ってるのだ。
「んだよクソ、財布もってんだから定期持たなくても何とかなんじゃねぇかよ! 今更気付くとか俺ぁアホか?!」
掃除用具入れのロッカーを八つ当たりで蹴りつけて、幸流は弾かれるように教室を出ようとする。が、ついに耳鳴りが目眩を起こす程に強くなり堪らずよろめく。
「手を取って⋯⋯」
「あ?」
背後から声が聞こえた。振り返るが、何もいない。あるのは校庭を眺められる窓だけだ。だから幸流は、吸い込まれるように窓へと近づいた。上を見上げると、白く輝く星が1つ。校庭の真上をゆっくりと降下していた。星? 昼間からあんなに輝く星が見えるだろうか? と言うか、あれは本当に星か?
「あれ、人じゃん!」
何を思ったのか、幸流は窓から飛び出して校庭を全力疾走する。普通に考えたら、間に合わない。でも、諦めてはいけないきがした。
天使の体は、重力に引かれて少しずつ落ちていく。羽のようにゆっくりと、ゆっくりと落ちて来る。堕ちて来る。あれは人間じゃない、人間の姿をした何かだ。それがどうした。受け止めてやる。
「こんちきしょうがぁぁ!」
意を決したダイビングキャッチ。砂ぼこりで口の中がジャリジャリするが、どうにか無事に受け止められた。
「おいあんた、生きてるか?」
真っ白。髪の毛から指先まで真っ白な女の姿をした何かを、揺さぶり起こす。体重はほとんど感じられない。微かな温もりと、消え入りそうな鼓動だけが彼女の生を伝えている。
「⋯⋯⋯⋯んっ」
「もしもーし?」
「あら、こんにちは。いい天気ですね」
「⋯⋯は?」
「聞こえませんでしたか、残念です。もしかして、言語が合ってないのですか?」
「いや、なんつーかバリバリの日本語でビビったっつーか。あんた誰?」
キラキラと輝く金色の瞳。真っ白なら体と言い、明らかに人間には見えない。
「私の名はエデン。神から使命を受けた、巫女の1人です」
「頭おかしいのか本当なのか答えろ」
「本当なのですが⋯⋯」
「とりあえず重い、下りろ」
「まあ、失礼ですね」
「突然空から落ちてくる人間に言われたかねぇよ」
お姫様抱っこのまま座る体勢は意外とキツい。天使を立たせ、幸流はよっこらせと反動をつけて起き上がる。
「んで、あんたは何者だ? どっから来た?」
「私ですか。私は空から来ました。堕ちて来た所を、貴方様に助けて頂いた所です」
「⋯⋯頭までは助けられなかったみたいだ」
幸流は顔に手を当ててガックリと肩を落とす。話の通じない人間と話すと、いつもの2倍は疲労感が溜まる。
それにしても頭痛が酷い。さっきから鳴り続ける耳鳴りが、頭の中をしっちゃかめっちゃかにかき混ぜてはぶちまけてる。
「ところで、ここにコード666は居ないのですか?」
「コード⋯⋯何だって?」
「ロク、ロク、ロク。人を喰らい、人を滅ぼすと言われている悪魔です」
「いねーよんなもん。いるのは通り魔だけ。って言うかそうだ通り魔だ、とりあえず着いてこい。学校から出るぞ────」
────いた。踏み出そうとした足が凍りつく。校庭の出口。外へと繋がる門。その向こう側に、鮮血を浴びた真っ赤な騎士が1人。真っ赤な馬と、真っ赤な鎧。遠くからでも、その姿は異様な程に視認できる。
息が吸えない。手も足も動かない。鳴り響いていた耳鳴りはいつの間にかナリを潜め、代わりに心臓の脈打つ音が全身に叩きつける。見てはいけない、目を合わせたら死ぬと本能が叫ぶ。
「前言撤回。逃げるぞ」
「いゃん、強引!」
天使の手を取って全速力で校舎へと走る。途中であまりにも天使が遅かったので、肩へ担いで走った。
「後ろどうだ?!」
「なんか、こっち見てる!」
「ーーーーャーーーーゥーーーー!!!!」
不快な叫び声が背後から響く。走る足が思わず崩れそうになった。怖い、怖い、怖い。気持ち悪い、吐きそうだ。
「ドアが無いですよ!!」
「顔だけ覆ってろ!」
窓ガラスを飛び蹴りで蹴破ってそのまま校舎内へ飛び込む。無数のガラスが体を切り刻むが、こんなのは後ろから迫ってる死に比べれば擦り傷にも等しい。
「怪我はないか?!」
「私なんかより貴方様が!」
「無いな、よし! 次はどうする、どうすりゃいい?!」
隠れるか、逃げるか。隅々まで知り尽くした校舎内だ、どちらも難しくはない。一瞬迷った末、幸流が出した答えは隠れるだった。このまま逃げ切れる自信は無い。一度隠れてやり過ごして、それからこっそりと逃げよう。
この学校は教室棟と部活棟、図書室や科学室などの実習教室の棟の3つに別れている。今いるのは部室棟だ。最悪の場合武器になり得るものもある。
「陸上部室だ! 突き当りまで突っ走れ!」
「伏せて!」
咄嗟の叫びに反応して、頭を下げる。1秒前まで頭のあった位置には、騎士の槍が深々と突き刺さっていた。もう、窓の外まで迫っていた。近くで見ると一層嫌悪感と恐怖が増す。粘っこい血に塗れた鎧、腐臭。悪魔と呼ぶにふさわしい特徴だ。
騎士は槍を持つ手と逆の手で、伏せた俺の首めがけて手を伸ばす。咄嗟に蹴り飛ばし、そのまま突き当りまで天使を担いで走る。後ろで何かが落ちる音がした。騎士が窓を超えてきたのだろうが、そんな事はどうだっていい。陸上部の部室に飛び込むと、ドアを閉めてそこら中の道具や椅子でバリケードを築く。
「ーーーーーーーーーーーーャィーーーーーー!!」
ドアが物凄い勢いで軋んだ。木製の板で出来た薄っぺらなドアなぞ、アイツからしたらベニヤ板同然なのかもしれない。
次の一撃が来る前に、裏から逃げる。窓をこじ開け、天使を放り投げてから後を追って抜け出す。数秒後、バリケードがぶっ壊される音が響いた。
「見られてない見られてない見られてない見られてない見られてない見られてない見られてない見られてない!」
祈るように心の中で叫び、近くの塀の影で息を潜める。鼓動が煩い。聞こえる、聞こえたら殺される。
必死に身を縮めて震えるだけ。数分なのか数秒なのか、はたまは何時間も経ったのか。鎧の音が遠ざかっていった。思わず出そうになった安堵のため息を押し殺して、先程からぼーっと空を眺めてる天使に問いかける。
「あれは何だよ! あれがお前の言ってたコード666なのか?! お前がアイツを呼んだのか?! 何を知ってる、知ってることを全て教えろ!」
「あれは人間の敵。それだけです」
「何なんだよお前!! 俺を殺したいのか?!」
「いえ」
「いえ、じゃねーよ! さっさと逃げるぞ! もう一度見つかったら死ぬ、絶対死ぬ!」
「そうですね。間違いなく殺されるでしょう。でも、私は死ぬわけには行かないのです」
「だろうな! 死にたい奴なんかいねぇよ!」
あのクソ野郎はどこ行きやがった。回りをぐるぐる見渡す。いない。
「逃げるぞ。もう一度アイツから逃げれる気がしない」
「いいえ逃げません。死にもしません! 私は戦います」
「馬鹿かお前、さっさと⋯⋯」
見つかった。天使の後ろに、真っ赤な騎士がゆっくりとこちらを向いている。今逃げたら奴は距離の近い天使を狙うだろう。何秒持つかわからないが、幸流は少なくとも距離を取れる。逃げるなら今だ。足が今すぐにでも走れるように熱くなった。
だから幸流は、騎士の方へ向かって全力で走り抜けた。
「あ⋯⋯」
「いいか、俺が奴の気を引く! てめぇ1人でもさっさと逃げろ! 今太陽がある方向に走れば、少なくとも人はいる!」
「でも⋯⋯」
「早く行けてめぇまで死にてぇのか!」
怒号と共に、騎士の周りを撹乱するように走り回る。さっき陸上部の部室からパクって来たピストルの火薬をばら撒きながら。
騎士の馬が足を踏み出す。勢いよく振り下ろされた蹄鉄が、火薬を弾けさせる。
「ざまぁみろバァーカ」
嘲笑を浮かべ、荒らげた呼吸を落ち着かせる。一瞬でも思考を停めれば、幸流の心は即座に恐怖で凍りついてしまう。怖い、恐ろしい、死にたくない。そんな戯言に蓋をして、必死に化物の気を引く。
馬が飛び退く。騎士がよろめく。その隙に全力でボイラー室に飛び込むと、銀色の缶を蹴飛ばして中身をぶちまける。嫌な匂いだ。昔いた馬鹿共が、バイク用にガソリンを隠し持っていた場所だ。
「ァーーーーーー」
「汚物は消毒だ」
窓から身を乗り出し、後ろ手にスマホを地面に叩きつける。そろそろ買い換えようとしてた年代物だ。叩きつければ、バッテリーごとぶち壊せる。
耳を引き裂く爆音と、体が宙を舞う程の衝撃。気化、充満したガソリンにスパークが引火すれば、ボイラー室の1つは吹っ飛ばせる。
「へっ、伊達に理科室吹っ飛ばしかけてねぇぜ」
地面に叩きつけられながら、何とか耳鳴りと衝撃を受け流す。胃の中がめちゃくちゃにミキサーされたが、大丈夫───
「カハッ⋯⋯!」
横腹に思い切り鈍痛が走る。血を吐き出しながらのたうち回ると、影が落ちた。
炎を纏いながら、騎士が馬に乗って立っていた。どうやら消毒出来なかったらしい。化物だ。
「まぁいい⋯⋯あの女逃がせただけで十分だ⋯⋯」
諦めて寝転がる。槍で1突きすれば、幸流の人生はそこで終わりだ。あぁ、楽しかった。
「あぁ⋯⋯死にたくねぇなぁ⋯⋯」
目が見えなくなってくる。眠い。目蓋がゆっくりと降りてきて、世界が闇1色に染まった。
「えぇ、死なせません。逃げもしません、死にもしません。そして何より、貴方様を死なせはしません!」
闇の中に、ひとつの光。その光に惹かれ、幸流はもう一度目蓋をこじ開けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます