第1757話、わたくし、今期春アニメ覇権作(暫定)の『ユーフ◯』3期について語りますの♫(その1)

ちょい悪令嬢「──皆さーん、『響け!ユーフ○ニアム』の最終章となる【第3期】第1話は、もうご覧になりましたかあ? うちの作者なんて、早朝未明に再放送された劇場版『誓いのフィナ○レ』も併せて視聴して、昨日は『ユーフ○三昧』でしたわよ♫」




メリーさん太「おっ、ついに【三年生編】が始まったのか⁉ しかもその前日譚とも言える劇場版のみの【二年生編】も放映してくだされるなんて、N○K様も太っ腹だな⁉」




ちょい悪令嬢「何と言っても、世間の皆様も注目しているし、制作側としても『代表作』であることだし、『京都アニメーシ○ン』様にとっての『復活の狼煙』として、N○K様も全面的にサポートなされているのでしょう!」


メリーさん太「……そうだよな、『ユーフ○』の新作こそ、『京ア○』様の今後を左右する『試金石』と言っても、過言では無いよな。──それで、どうだった? 劇場版最高傑作と誉れ高い『誓いのフィナ○レ』と、完全新作の第1話を見ての感想は?」




ちょい悪令嬢「まず『誓いのフィナ○レ』ですが、元々映画館で公開された作品で、TVとしても再放送とはいえ、本作の作者自身は今回二度目の視聴に過ぎず、まだまだ新鮮な気持ちで見られて、いろいろと『新発見』も有りましたよ♡」




メリーさん太「えっ、この【座談会】においても、あれだけ詳細に考察したと言うのに、『新発見』だと?」


ちょい悪令嬢「もちろん『大筋』はしっかりと覚えていたのですが、個々のイベントシーンについてはほとんど忘れていて、『初見』と言っても差し支えないほどでした」


メリーさん太「……ああまあ、アニメの新作や音楽の新譜って、一度目は完全には頭に入ってこなくて、二度三度と繰り返すことによって、噛みしめるように味わっていくものなんだよな」


ちょい悪令嬢「そして最も注目は、既に『中の人』が雨○天さんだと判明している久石カ○デちゃんの一挙守一投足ですが…………………やはり、雨○さんとは思えないほどの、非常に自然な『ちょっと生意気な下級生のJK』でしたわね」


メリーさん太「何で、『ア○ア様』とか『や○よさん』とか言った、『非常に癖の有る』キャラで人気を博していると言うのに、このような『自然な演技』までこなせるかねえ。やはり彼女みたいな方こそ、『プロの声優』と呼ぶべきなんだろうな」


ちょい悪令嬢「なんの、今をときめくトップ声優であられる、種○敦美さんが演じられている、鎧○みぞれ先輩だって負けてはいませんよ!」


メリーさん太「……嘘つけ、うちの作者が『鎧○先輩推し』なのは、『ユーフ○』随一の『ガチ百合勢』だからだろうが?」


ちょい悪令嬢「(無視スルー)そして鎧○先輩と言えば、何と言っても注目は、『サンフェス』でのポンポンダンスシーンですが、今作においてまたしても、驚愕の『新事実』が判明いたしました!」


メリーさん太「はあ? 楽器を持って演奏しない『サンフェス』の鎧○先輩なんて、『モブ』もいいところで、画面の端に映っていたら御の字といったレベルだろうが? それなのに『驚愕の新事実』とか、どうせ『針小棒大』そのままの、『ガチ信者のたわ言』の類いだろうが?」




ちょい悪令嬢「それがマジでびっくり、鎧○先輩てば、さすがに最上級生だけあって、今回の『サンフェス』においては、下級生たちに対して、『踊りの指導』をなされていたのです!」




メリーさん太「えっ、そうなの? それはマジで意外だな?」


ちょい悪令嬢「それが証拠に、該当シーンの映像をご覧ください☆」


メリーさん太「……何だ、やっぱり『モブ』として、画面の隅っこに小さく映っているだけじゃ─────ブホッ! な、何だ、これは⁉」


ちょい悪令嬢「どうです、ガチでびっくり仰天でしょ?」


メリーさん太「このキレッキレの振り付け指導って、ホントに鎧○先輩なのか⁉」


ちょい悪令嬢「あはははは、予想外にノリノリじゃ無いですかw」


メリーさん太「とても信じられないけど、この髪の毛の色で三年生のポンポンダンス要員となると、鎧○先輩以外考えられないよな……」




ちょい悪令嬢「おそらくは、様々な困難を乗り越えて、最愛の希○先輩と再び仲直りして、部活動にも積極的に参加するようになったのが、最大の要因かと思われますが、そもそもこの人って、このようなキャラだったんでは無いでしょうか?」




メリーさん太「え、鎧○先輩て、『コミュ障』じゃ無かったの?」


ちょい悪令嬢「──と言うよりも、基本的に自分からは動こうとはせず、デフォルトでは無色透明で、いかにも『コミュ障』に見えますが、実は何でもそつなくこなせるほど、非常にポテンシャルが高かったりしてね☆」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「なんか、希○先輩と出会う前の鎧○先輩って、『空っぽ』のイメージが有りますけど、実はそれは大間違いと言うもので、確かに『感情の無いホムンクルス』って感じでしたが、むしろホムンクルスって、最高級の魔術によってつくられているので、そのポテンシャルもむちゃくちゃ高くて、生みの親の魔導士に代わって、家事全般をやりこなすのはもちろん、ド派手な異能バトルを繰り広げたりするのもお約束であるのは、『なろう系』関係者としては周知の事実であり、実は鎧○先輩って、このタイプじゃ無いかと思うんですよ」




メリーさん太「──ああ、あれか? いわゆる『記憶喪失』とかの状況にあって、一見ポンコツのように見えるものの、実は世界を滅ぼせる力を秘めた、美少女型『ロボット』や『天使』だったりするってパターンか?」




ちょい悪令嬢「何せ、中学生から吹奏楽を始めたところ、いきなり最も困難と言われるオーボエの演奏において、類い稀なる才能を発揮なされたのですからね。単に音楽的才能だけでは無く、『無色透明だからこそ、何色にも染まることのができる』無限のポテンシャルを秘めていたのでしょう」




メリーさん太「──希○先輩も、とんだ怪物を目覚めさせたものだぜ⁉」


ちょい悪令嬢「更には、鎧○先輩って、別に『無気力』だと言うわけでは無く、『自分と言うものが無い』分、他人の望むことには100パーセント全力で臨むのでは無いでしょうか?」


メリーさん太「と、言うと?」




ちょい悪令嬢「ほら、希○先輩が吹奏楽部を辞めた時点で、彼女自身も辞めてもおかしく無かったのに、その後もオーボエを吹き続けて、しかもそれは『投げやりで惰性的に続けているだけ』と言ったレベルでは無く、音大関係者が思わずスカウトしたがるほどの腕前だし、『サンフェス』で踊れと言われれば、とても普段の彼女からは想像できないミニスカコスでポンポンを持って、笑顔で踊りまくるわけじゃ無いですか? ──実は彼女って、希○先輩から声をかけられた時を始めとして、『他人に必要とされる』ことを至上の喜びとしていて、それに対して常に全力を尽くすのでは無いでしょうか?」




メリーさん太「……な、なるほど、そう言われれば、サンフェスを始めとして、希○先輩がいなくなってからの吹奏楽部における、いかにも『彼女らしからぬ』行動の数々に対して、合点がいくな?」




ちょい悪令嬢「しかもそのすべてにおいて、えげつないまでの才能を発揮するんだから、希○先輩も堪ったものじゃないでしょうね」


メリーさん太「そんな怪物とまともに付き合えるのはむしろ、黄○ちゃんやデカリボン先輩のような、自分よりも吹奏楽部全体を優先できるやつくらいなものだろうよ」


ちょい悪令嬢「天才に対してコンプレックス抜きで付き合えるのは、天才を自分のために利用しようと企む、真に頭のいい連中だけですしねw」




メリーさん太「──その言い方だと、なんか黄○ちゃんやデカリボン先輩が、『腹黒キャラ』みたいじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「『腹黒』でも無いと、あの変人ばかりの大所帯の北○治吹奏楽部の部長なんて、務まりませんよ?」




メリーさん太「──うぐっ」







(※次回に続きます)

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