第1200話、わたくし、失われたメイドを求めて三千光年ですの⁉(その5)

メリーさん太「……おい、前回の【突発短編】って、一体何だったんだよ? 『失われた未来○求めて』ネタは、前々回で終わったんじゃ無かったのか?」




ちょい悪令嬢「いやあ、このネタって考えれば考えるほど、いろいろと面白いアイディアが浮かびましてねえ、何と今回だけで二本も含まれているのですよ」




メリーさん太「二本て、一つの短編の中にか?」


ちょい悪令嬢「一つは、より本作の作者のセオリーに即したものであり、もう一つは、かの『涼宮ハ○ヒの憂鬱』シリーズに準拠したものとなっております」


メリーさん太「……うちの作者のセオリーはわかるけど、なんで今更『ハ○ヒ』なんだよ?」


ちょい悪令嬢「ほら、この作品を作成中の9月15日における最大のトピックスであり、すべての新聞の一面を飾っているのは言うまでも無く、まさしくこの『ハ○ヒ』の発行元の(※以下数行削除)」


メリーさん太「──うおおおおいっ⁉ むちゃくちゃ危ないネタはよせ!!!」




ちょい悪令嬢「いやあ、本当に本作の作者こそ、『本物』ですわね。自他共に認める愛国者でありながら、先の東京オリンピック開催に当たっては、いまだ『新型ウイルス騒動』が影も形も無い頃から、『まったくやる必要も無いのに、(本当のところはほとんど期待できない経済効果による)メリットと(もしかしたらパンデミック等が起こってオリンピックどころではなくなるかも知れない)デメリットとを、事前に比較検討する能力も無いクソ政治家しかいないのは、あいつらの目的がスポーツ文化の振興でも日本社会全体のための経済効果でも無く、自分たちの癒着業者を肥え太らせるためだけだ』と明言していましたからね(※別作『転生法』第1話を参照)」




メリーさん太「──うっ⁉」




ちょい悪令嬢「更にはまさしく本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』においては、『某出版社』に対して、(外国市場進出と言う)金儲けばかり考えずに、(かつてのように)『表現の自由』こそを尊ぶべきだ!──と、自分自身『カクヨム』様を始めとしてWeb小説を公開していて、小説家を目指している身でありながら、出版社にケンカを売るようなことをしてまで、『表現の自由絶対主義者』としての筋を通そうとしましたし」




メリーさん太「──ううっ⁉」




ちょい悪令嬢「それで、どうなりました? 何よりも検察庁特捜部の皆様の果敢なるお仕事ぶりも有って、オリンピックについても某出版社についても、本作の作者の言う通りになったでは無いですか? ──それに某政権政党の暗部が明らかになったことも付け加えれば、作者悲願の完全主権国家『シン・ニッポン』の樹立も近いかもですよ? それも一切『暴力』に頼らずに、こうしてWeb小説等で『言葉』を尽くして、心から国を憂いておられる国民の皆様の多くの賛同を得た後に、民主的な選挙による正当なる手続きを経て!」




メリーさん太「──うううっ⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、本作には直接関係ない『時事問題』は、この辺にしておいてw 前回の【突発短編】の詳細なる『解説』のほうを、ちゃっちゃと行って参りましょう!」


メリーさん太「……うん、これ以上ツッコむと、いろいろとヤバいからな」


ちょい悪令嬢「早速ですが、アニメ『涼宮ハ○ヒの憂鬱』との、思いがけない関連性についてですが──」


メリーさん太「──何でいちいち、『角○書店』の名前を出すの⁉」


ちょい悪令嬢「……え? そりゃあもちろん、『ハ○ヒ』がゼロ年代における、『角○アニメ』の代表作だからに決まっているでは無いですか?」


メリーさん太「お願いだからこの時期、『角○書店』とか『KAD○KAWA』とかは、本文中に出さないで! 何かと心臓に悪いから!」


ちょい悪令嬢「そういえばかつて本作においては、ロリ少女(ただし軍艦の擬人化)ばかり誘拐している、『KADOWAKA市拐かし』なんてのも登場しましたわねw」


メリーさん太「──それも別の意味で心臓に悪いから、禁止です!」




ちょい悪令嬢「はいはいw──それで、ようく考えたら、【突発短編】の『メイドロボ』のメディアちゃんみたいに、現在と未来とに(ほぼ)『同一個体』が同時に存在することにより、本来物理法則的に絶対実現不可能であったはずの『肉体丸ごとのタイムトラベル』が、『擬似的』とはいえ実現可能となったわけですが、実はこれって『ハ○ヒ』の某キャラが、すでに実際に行っておられたのですよ」




メリーさん太「某キャラって、文字通り『未来人』の、み○るちゃんか?」


ちょい悪令嬢「いいえむしろ、長○さんのほうです」


メリーさん太「あれ? 長○さんて、自力でタイムトラベルなんてやっていたっけ?」


ちょい悪令嬢「そうなんですよ、問題はそこなんです」


メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「ただし、彼女の存在自体が、本作が第1198話で述べた内容そのものなのは、間違いないんですよ!」


メリーさん太「第1198話で述べた内容、って……」




ちょい悪令嬢「ロボットや吸血鬼のように、外見上歳をとらず、(時間的に結構幅の有る)現在と未来とに同時に『(外見上)同一個体』が存在する場合は、現在の個体が集合的無意識を介して未来の個体の『記憶と知識』を取得すれば、擬似的な『肉体丸ごとのタイムトラベル』を実現したも同然である──ってやつですよ」




メリーさん太「──ああっ、確かにそれって、シリーズの最大の転換点である『涼宮ハ○ヒの消失』まで、長○さんがちょくちょくやっていたやつじゃないか⁉」


ちょい悪令嬢「まあ、彼女の場合は、『集合的無意識』を介さずに直接己の『多世界同位体』同士で、『記憶や知識』──すなわち、『情報データ』をシンクロさせることができるそうだし、そもそも自分が行っていることを『擬似的なタイムトラベル』とは、自覚していないようですけどね」


メリーさん太「……うん、例のタイムトラベル回の総元締めとも言える『笹○葉ラプソディ』において、『タイムトラベルを実現する方法なんて、いくつもあるわ』なんて言っている割りには、『──私が今ここにいることこそが、まさにその証しなの』とか、むちゃくちゃ『カッコいい台詞』なんて、皆無だったからなw」


ちょい悪令嬢「何せ三年前の七夕の時点で、JKの年格好をしていましたしね。その上いきなりキ○ン君が訪ねてきた途端、三年年後の自分と『情報共有シンクロ』したのだから、もはや『擬似的なタイムトラベル』を実現したと言っても過言では無いでしょう」


メリーさん太「ぶっちゃけ(長○さんが三年後の姿のままであること等の)状況的に、キ○ン君のピンチに際して、三年後からタイムトラベルしてきていたとしても、何もおかしくは無いからな」


ちょい悪令嬢「ホント、谷○センセイも、SF小説家を名乗るには、あと一歩足りないんですよねえ……」


メリーさん太「しょせんやつは、『ラノベ作家』のままで、終わってしまう宿命さだめなのか……」


ちょい悪令嬢「結局彼は、既存のSF小説の影響を受けて、それを自作に再生産しているだけで、『多世界解釈量子論』とか『集合的無意識』とかの、根本理論への理解が欠けているのです」


メリーさん太「同じく谷○作品である『学校○出よう!』においては、はっきりと『多世界解釈』を否定しやがったからな」


ちょい悪令嬢「──ホント! 『多世界解釈量子論至上主義者』である、本作の作者激おこですよ!」


メリーさん太「……ああ、だから今回、異様に『辛口』なのか」


ちょい悪令嬢「まあ、他人様の作品についてはこの辺にして、ここからは本作の作者独自の視点について語って参りましょう!」


メリーさん太「……独自の視点て?」




ちょい悪令嬢「前回の分のツイッターや活動報告のキャッチコピーとして使用したのですが、一言で言えば、『……自分も過去を改変しようとしていたくせに、すでに過去が改変されていることに驚くのかい、タイムトラベラーさん?』と言うことです」




メリーさん太「──なっ⁉」







(※次回に続きます)

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