第1137話、わたくし、今度の『ウィ○チーズ』は『スボン』が無いから恥ずかしくないのですの⁉(後編)

メリーさん太「……な、なるほど、いくら美辞麗句を弄したところで、あの『ズボン』には『賛否両論』となるのが必定だから、むしろ制作スタッフ自ら『ズボン』を排除することによって、これまで『ズボン』を理由に全否定していた『アンチ勢』に対して、『──さあ、あなたたちのご要望通りに、ズボンを全面的に排除しました! もちろん評価を改めてくださいますよね?』と、問いかけているようなものでもあるわけか」




ちょい悪令嬢「もちろんそのためには、今回の『ルミナスウィ○チーズ』に、うちの作者のような少々アンチ気味な初見勢をも唸らすような、『内容』が伴っていなければなりませんけどね」




メリーさん太「そりゃそうだよな。──それで、実際に視聴してみて、そこら辺のところはどうだったんだ?」


ちょい悪令嬢「う〜ん、やはり第1話だけでは、まだ何とも言えませんね。取り立てて優れたところも無ければ、取り立てて駄目なところ無いと言った感じでした」


メリーさん太「つまり、『これから』が勝負ってことか?」


ちょい悪令嬢「実は、『ズボン愛好家=ルミナスの潜在的アンチ勢』の巣窟である、毎度お馴染みの『ニコ○コ大百科』様のスレを確認したところ、興味深いコメントが載っていたのです!」


メリーさん太「え、よりによって、『否定から入るスレ』で鳴らしている、あそこにか⁉」




ちょい悪令嬢「どうやら今回の『ルミナスウィ○チーズ』って、これまでは故ヤマ○チノボル氏の『ノベライズ』等でしか扱われなかった、いわゆる『裏設定』みたいなやつを、アニメ版として初めて使っているようなのですよ」




メリーさん太「『ウィ○チ』シリーズの、裏設定、だと?」


ちょい悪令嬢「うちの作者は自他共に認める『ニワカ』だから、これから述べることに何か間違いが有ったら、ごめんなさいね? ──まず何と言っても、今回のウィ○チたちには、明確に『使い魔』が付き従っているのです」


メリーさん太「『使い魔』だと? ウィ○チたちには、そんなのがいたのか? …………まあ、『魔女』に『使い魔』がいるのは、『ま○か☆マギカ』とかでもお馴染みだしな」


ちょい悪令嬢「何せ今回はタイトルからして、『ルミナス』ですからね♫」


メリーさん太「……おい、露骨に話を逸らして、字数を稼ごうとするんじゃ無いぞ?」


ちょい悪令嬢「ほら、ウィ○チたちって、戦闘モードと言うか飛行モードになる時には、みんな一様に『ケモノ耳』になるではありませんか?」


メリーさん太「ああ、うん」


ちょい悪令嬢「あれ、ちゃんとした『設定』が有ったんですよ」


メリーさん太「──えっ、『萌え』とか『可愛い』とか『オタクカルチャーとしてのお約束』以外に、理由が有っただと⁉」


ちょい悪令嬢「いや、そこまで驚かないでも…………とにかく『設定』的には、ウィ○チと『動物型の使い魔』が合体することで、ケモノ耳化とともに飛行モードになるそうなんですよ」


メリーさん太「……あれ? ウィ○チたちに『使い魔』なんて、(常時)つきまとっていたっけ?」


ちょい悪令嬢「何度も何度も申しますように、本作の作者は今回の『ルミナスウィ○チーズ』が初見なので断言はできませんが、前作(?)の『R○AD to BERLIN』の冒頭部を見た限りでは、学校だか訓練所だかに大勢で登場した普段デフォルトモードのウィ○チたちには、使い魔らしきものは付随しておりませんでしたわ」


メリーさん太「……そりゃあ、あれだけの数のウィ○チ一人一人に使い魔なんかがいたら、普通気がつくよな。──て言うか、アニメーターさんが、過労で死ぬわ!」


ちょい悪令嬢「たとえアニメ版を見たこと無い人でも、オタクショップに『休日のウィ○チたち♡』とかのタイトルで、『使い魔と戯れて至福の時を過ごすウィ○チたち』と言った感じのポスターなんかが貼られていて、無意識のうちに『……あのパ○ツ丸出しの破廉恥アニメのヒロインたちには、一人一人に使い魔がいるんだ』と刷り込まれているはずですしね」


メリーさん太「『パ○ツ丸出し』って、それ言っちゃ駄目だろ⁉ あれはあくまでも『ズボン』です!」


ちょい悪令嬢「……あんな『痴女』たちに強制的に使い魔にされてしまうなんて、これってもう『ペット虐待』では?」


メリーさん太「使い魔はペットじゃ無いだろ⁉ むしろ『ま○マギ』方式で、使い魔のほうから契約をごり押ししてきて、無理やりウィ○チにされているかも知れないじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「──それだ!」




メリーさん太「うおっ⁉………………な、何だよ、急に大声を出したりして⁉」


ちょい悪令嬢「今のメリーさんのお言葉で、すべての謎が解かれたのです! ──そう、なぜ『ルミナスウィ○チーズ』等を除けば、ほとんどのアニメ版で、ウィ○チたちがスカートを穿いていなくて(パ○ツ丸出しで)、本来いるはずの『使い魔たち』の姿が見えないのか!」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「つまり『ルミナスウィ○チーズ』以外のアニメ版においては、ウィ○チたちの『スカート』こそが、『使い魔』だったのですよ!」




メリーさん太「──はああああああああああああああああああ⁉」




ちょい悪令嬢「つまり、スカートだから常にウィ○チたちと一緒にいながらも、その存在が確認できないけれど、いざ戦闘ともなれば、ウィ○チと合体してケモノ耳(と尻尾?)に変化メタモルフォーゼすることで消失し、『ズボン丸出し』となってしまっていたのですよ!」




メリーさん太「露骨な字数稼ぎのために、『トンデモ理論』を展開するのは、やめろおおおおおおお!!!」




ちょい悪令嬢「でも、この説によってこそ、『ズボン丸出し』のアニメ版に限って、『使い魔』の姿が見受けられないことに、説明がつくではありませんか?」


メリーさん太「この『ニワカ』が! あの『痴女』たち…………じゃ無かった、『ウィ○チ』たちは、別に戦闘状態でケモノ耳になる以前の日常生活においても、『ズボン丸出し』なんだよ!」


ちょい悪令嬢「…………嘘、それじゃ『ルミナスウィ○チーズ』第1話のように、軍の上層部のお歴々の殿方ばかりの重要会議に、ウィ○チが出席しなければならないシーンにおいても、『ズボン丸出し』なわけなのですか? それってもう、『軍隊規律』も『セクハラ』もへったくれも無いじゃないですか⁉」


メリーさん太「現在の論点は、そこじゃねえよ⁉ 問題は『スカートが使い魔かどうか』だろうが⁉ 最初から穿いていないのなら、使い魔ではあり得なくなるじゃんか!」


ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、やはり同じく今回の『ルミナスウィ○チーズ』第1話において、まさしく『ま○マギ』のキュ○べえそのままに、『ウィ○チ以外の人間には使い魔は見えない』と言う設定が披露されたのですよ! つまりこれまでのアニメ版においても、ウィ○チたちは空戦シーン以外ではちゃんとスカートを穿いていたのですが、軍のお偉いさんの殿方や視聴者のような普通の人間には、使い魔であるスカートは見えていなかっただけなのです!」




メリーさん太「……単なる『字数稼ぎ』どころか、完全に暴走を始めやがったよ、この作者。とにかく『ツッコミどころ』が多過ぎて、とても処理しきれねえ」


ちょい悪令嬢「ほう、ツッコミどころですか? 例えばどのような?」




メリーさん太「他のアニメ版のウィ○チたちは、自分たち以外には見えないとわかっているスカートを穿いて、殿方ばかりの幹部会議とかに出席していたわけなのかよ?」




ちょい悪令嬢「──うっ⁉」




メリーさん太「て言うか、他のアニメ版において視聴者までも『使い魔』が見えていなかったとしたら、どうして今回の『ルミナスウィ○チーズ』だけ見えるようになったんだ?」




ちょい悪令嬢「──ううっ⁉」




メリーさん太「何よりも最大のツッコミどころは、そもそも『スカート=使い魔』と言う前提に無理が有るんだから、無駄に話を膨らまそうとするんじゃ無いよ!」




ちょい悪令嬢「──うううっ⁉」




メリーさん太「……まあ、『使い魔』の件はその辺にしておいて、他に『ルミナスウィ○チーズ』独自と思われる設定は無かったのか?」


ちょい悪令嬢「ええ、まさに文字通りの『独自』設定として、何でもウィ○チには、『固有スキル』みたいなものが有ることが判明したのです!」


メリーさん太「──何か急に、『なろう系』みたいになってきたな⁉」




ちょい悪令嬢「うちの作者としては、この『固有スキル』こそが、今後の『鍵』を握っているのでは無いかと思っているのですよ。例えば『残念スキル』だと思われたものこそが、『ネル○イ』との戦争の様相を一変させたりしてね」




メリーさん太「──それって完全に、『異世界転生モノ』お得意の、『ざまぁ』展開じゃねえか⁉」




ちょい悪令嬢「しかもここにも、『使い魔』が絡んでくるのですよ」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「『第1話』において早くも『人の心を掴む歌唱力』を発揮した、要注目のウィ○チ嬢の使い魔って、特異な姿をした『鳥型』なのですが、実は以前からの『設定』として、『鳥型の使い魔』のウィ○チは、特に空戦能力が秀でているらしいのです」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「しかも、他のウィ○チたちがすでに軍隊に所属していて、実戦に不向きなウィ○チとして『落ちこぼれ扱い』されているのに対して、くだんのウィ○チのみは、ウィ○チやその特殊能力の存在すら知られていない辺境の地からやって来ているので、当然『空戦能力は未知数』なんですよね♫」




メリーさん太「──それって絶対、後半で『空戦において大活躍』するフラグじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「ねえ、現時点で十分期待できる、『伏線』山盛りでしょう?」




メリーさん太「……うん、確かに『ルミナスウィ○チーズ』は、視聴継続決定だな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今期は他にも『プリマド○ル』や『咲う アルスノト○ア すんっ!』等の大注目アニメがございますのですが、大変残念なことに字数が尽きましたので、詳しいご紹介はまた別の機会にしたいかと思います♡」













メリーさん太「──散々字数を無駄に使っておいて、それかよ⁉」

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