第1124話、わたくし、がんばれ『ロボ婚』ですの⁉(解説編)

メリーさん太「……一体何なんだ、前回の【突発短編】は? 突然何の脈略も無しに、『人間とロボットの結婚問題』なんかを題材テーマにしたりして(『Vi○y』かよ)?」




ちょい悪令嬢「う〜ん、言ってみれば、『選挙対策』のようなものですかねえ?」




メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「実は当初の予定では、『ジェンダー問題』に鋭く切り込むつもりだったんですけど」


メリーさん太「毎度お馴染みの路線じゃ無いか? 何でやめたんだよ」


ちょい悪令嬢「まさに現在、『参議院の選挙中』だから、ですよ!」


メリーさん太「だから、選挙と前回の内容とに、何の関係が有るって言うんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「あれって実は、『ジェンダー問題』を揶揄しているのです。──中でも特に、『同性婚』をね」




メリーさん太「──ああ、いきなり『ロボ婚』とか言い出すから、何かと思ったら、『同性婚』のメタファだったのか⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、『ロボコン』と言っても、昭和の香りがする特撮番組でも、手作りロボットコンテストでも無いのですw」


メリーさん太「そのネタなら、前回聞いたからもういいよ! そもそもどうして選挙中だったら、ジェンダー問題を扱っては駄目なんだ?」




ちょい悪令嬢「本作の作者にその気は無いのに、結果的に一部の政党を攻撃してしまい、選挙妨害になりかねないからですよ」




メリーさん太「──てめえ、一体何を言うつもりだったんだ⁉」




ちょい悪令嬢「何をって、実は以前すでに、この作品で述べたことだったりするのですけど?」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「今回革新系の政党を中心に、『我が党は女性候補者が全体の3割を超えているダニ!』とか、『うちは5割ルよ!』とか、比較的女性候補者の割合が少ない保守系与党に対する当てつけみたいなことをはやし立ていますけど、おいおい本当に、それでいいのかよ?」




メリーさん太「──あッ(察し)」




ちょい悪令嬢「まずおまえらが勘違いしているのは、各政党における割合とかじゃ無くて、今回の選挙によって、参議院における改選議席のうち、女性議員が何割以上占めることになるかが大切なのであって、その過程──おまえらの女性者の数や割合は、問題じゃ無いんだよ?」




メリーさん太「──うっ⁉」




ちょい悪令嬢「……それでさあ、もっと忘れてはならない最も大切なことは、おまえら革新系野党が、あまりにも弱小でってことだよなあ? ──すると、どうなる? おまえらが立てた全候補者中における、3割や5割程度ぽっちの女性候補者が全員当選したところで、参議院全体としてはほとんどよなあ?」




メリーさん太「──ううっ⁉」




ちょい悪令嬢「だったら、おまえら弱小野党どもがか、馬鹿でもわかるよなあ?」




メリーさん太「──うううっ⁉」




ちょい悪令嬢「そうだ、てめえら野党どもが、本気で参議院における女性議員の割合を男性議員と同数にすることを、今回の選挙において目標にしているんなら──すなわち、政党としての『公約』にしているのなら! なんだよ!」




メリーさん太「──ううううっ⁉」




ちょい悪令嬢「……何でそうしないんだよ? 偉そうに『うちの党は女性を大切にしています! 女性の能力を信じています! 女性と男性の政治能力は同等です!』とかほざくのなら、候補者を全員女性にしても構わないよなあ?」




メリーさん太「──うううううっ⁉」




ちょい悪令嬢「て言うかさあ、本当に国会の議席を男女同数にしたいのなら、そもそもおまえら弱小革新政党は、党首から一番下っ端まで、全部女性にしろや。──おらっ! 男どもは今すぐ全員党籍を離脱して、二度と政治活動なんかせずに、世間の片隅で口をつぐんで大人しくしていろ!」




メリーさん太「──ううううううっ⁉」




ちょい悪令嬢「……何せおまえらに言わせれば、女と男は、政治家としての能力が同等なんだろ? だったら革新系野党はすべて、その構成員を女だけにしても、何の問題も無いはずだよなあ? うん、参議院にしろ衆議院にしろ、偉そうに『公約』で『男女同数』を目指しているんなら、すべての革新系政党は、女だけにすべきだよなあ? ──いやいや、それでもまだ足りないくらいだしなあ? 何せおまえら革新政党は、当選人を全部合わせても、過半数に届かないからなあwww」




メリーさん太「──やめてやめてやめて、もうやめてええええええ!!!」




ちょい悪令嬢「いやでも、仮にも政党様が選挙の『公約』にするくらいなんだから、それだけの『覚悟』が必要かと思うんですけど………………まさか革新系の政党の皆さんて、耳障りの言い『綺麗事』を弄して、選挙民の皆様を騙して、不正な票を獲得しようとしているのでは無いでしょうねえ?」




メリーさん太「──だからもう、やめろって⁉ いや、ホント本作このの作者、怖過ぎるよ! こいつを政党の討論会に出したりしたら、弱小政党の二つや三つくらいなら、その場で潰しかねないよ⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、前回はオブラートに包んでみました!」




メリーさん太「……オブラートに包んだって、あれでか? ──て言うか、あの『ロボ婚』とか言うやつのどこが、『同性婚』をメタファしているって言うんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「別に一般人のホモやレズが本当に好き合って一緒になるのは構いませんが、周辺諸国アルカニーダにおいて訓練された『同性愛工作員』どもによって、日本の若者が強引に同性愛者にされたり、名家を乗っ取られたりして、子孫を残せなくなってしまい、今以上の『少子高齢化』が促進される危険性が有ることを、暗にほのめかしたわけです」




メリーさん太「うん、そういえばこれについても、以前本作において述べた記憶が有るけど、相変わらず危ないネタばかりだな⁉」




ちょい悪令嬢「後はですねえ、例えばアメリカの『銃規制問題』なんて、日本の皆様にとっては、あくまでも『他人事』じゃ無いですか?」


メリーさん太「ああ、うん、あんな悲惨な銃撃事件が起こるのも、『アメリカならでは』って感じだよなあ」


ちょい悪令嬢「果たして、そうでしょうか?」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「ほんのちょっと前までは、アメリカの一部の州において『同性でも結婚できる』と聞いて、『あはははは、アメリカらしいな』とか、『これって漫画の材料になるよね』とかと、まったく『他人事』そのままに笑っていられましたが、今の日本において下手に笑い物にしようものなら、『差別主義者』とも呼ばれかねないようなったのは、一体いつ頃からでしょうね」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「そういうわけで、前回の【突発短編】の作中においては、21世紀ではすでに、『同性婚』どころか『重婚』や『ロリ婚』すらも認められて、22世紀に至っては、『AI婚』や『ロボ婚』すら認められるようになると言った、『ディストピアSF』を舞台にしてみたわけでございます」




メリーさん太「『重婚』や『ロリ婚』どころか、『AI婚』や『ロボ婚』が認められるなんて、そんな馬鹿な⁉」




ちょい悪令嬢「一昔前ではまさしく『そんな馬鹿な』と思われていたことさえも、現在の日本においては、学校では女生徒がスラックスを穿き、男子生徒もスカートの着用が認められて、更には今にも『同性婚』が認められようとしているのですよ?」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「そのうち日本も、大麻は合法となり、誰もが銃火器を手にして、まさしく『病めるアメリカ』そのままなディストピアになったりしてね。──そう言った意味では、今回の参議院選挙だって、けして『他人事』では無く、クソみたいな『マスゴミ』どもによる、『本当に票に結びつくのかわからないジェンダー系偏向記事』なんかに惑わされること無く、ちゃんと『常識的な未来』を見据えた投票行動を心掛けることを、切にお願いいたしますわ♡」













メリーさん太「……うん、確かに今回も、『ギリギリの内容』だったな」




ちょい悪令嬢「ギリギリはギリギリでも、『ギリギリOUT』だったりして♡」




メリーさん太「──うおいっ⁉」

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