第1102話、わたくし、虚○玄版『まちカ○まぞく』をつくってみましたの⁉

ちょい悪令嬢「──さて、今回こそお約束通りに、現在動画サイトの『ア○マTV』様にて第1期が全話無料配信されている、超傑作魔法少女×魔族(百合)アニメ『まちカ○まぞく』について語りたいかと思うのですが、まずはその『前提』として、同じく現在全話順次無料配信がなされている『Fa○e Zero』と、先週まで無料公開されていた『劇場版魔法少女ま○か☆マギカ【新編】叛○の物語』について、簡単に述べておきたいかと思います」




メリーさん太「──まあた、『Fa○e』かよ⁉ それに『叛○の物語』のほうも、この前限定版BDを買った時に散々語り尽くしたばかりじゃないか⁉ とっとと本題の、『まちカ○まぞく』第1期について語れよ!」




ちょい悪令嬢「ですから『まちカ○まぞく』を語る『前提』として、この二作品について検証することが必要なんですってば。──それと言うのもここ数日の間に、『まちカ○まぞく』の第1期とともに、この二作品も相前後して視聴したわけでして」


メリーさん太「だから何でだよ⁉ 『Fa○e Zero』は以前も視聴しているし、『叛○の物語』は円盤を(限定版BDと通常版DVDの)二種類も持っているんだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「それはもちろん、『Fa○e』シリーズについては『Fa○e stay night【Unlimited Blade Works】』と『カーニバル・フ○ンタズム』を、『ま○マギ』シリーズについては『マギア○コード』アニメ版第1期を、やはり『ア○マTV』様の全話一挙無料公開期間中に見たばかりでしたので、同じシリーズ作品のうち特に、『虚○玄』氏が原作や脚本を手がけた超話題作である『Fa○e Zero』や『叛○の物語』のほうも、久方振りに見たくなったのですよ」




メリーさん太「ああ、そうか、その二作品ってどっちとも、虚○玄氏関連作品だったっけ⁉」




ちょい悪令嬢「そして、そうこうしているうちに突如として、本作の作者の脳裏に、『もしも虚○玄氏が「まちカ○まぞく」のアニメ版を手がけたらどうなるか?』と言う、突拍子も無いアイディアが浮かんだのでございます☆」




メリーさん太「──はああああああああああ⁉ 何だそりゃあ!」




ちょい悪令嬢「これについて語るためにも、まずは実際に虚○氏が携わった作品について、今再び検証しておこうという主旨なのですよ」


メリーさん太「……うんまあ、いろいろと考えているのは理解したけど、そもそもこれって、『各方面』に対して失礼では無いのか?」


ちょい悪令嬢「各方面、とは?」




メリーさん太「勝手に引き合いに出された虚○氏はもちろんのこと、『まちカ○まぞく』の実際のスタッフの皆様だよ⁉ 作品にはそれぞれ『持ち味』と言うものが有って、別に何でもかんでもある特定の個人の作家のカラーに統一する必要なぞ無く、あんたがこれからやろうとしていることは、『大きなお世話』であり、『越権行為』であり、クリエーターに対する『最大の侮辱』と言っても、過言じゃ無いんだよ!」




ちょい悪令嬢「いや別に、そんなつもりは毛頭ありませんよ。うちの作者がこの『まちカ○まぞく』も含めた三作品に関しては、それこそ方向性は違えども全身全霊を込めて大絶賛しているのは、ようくご存じでしょう?」


メリーさん太「……それは確かに、そうだけどよう」


ちょい悪令嬢「それに誤解なされているようですけど、今回は別に、『まちカ○まぞく』を虚○風にアレンジするのでは無く、むしろ『叛○の物語』や『Fa○e Zero』のほうを、『まちカ○まぞく』風にアレンジしようと思っておりますのよ?」


メリーさん太「はあ、何ソレ⁉」


ちょい悪令嬢「これに関しては後ほど【具体例】を提示させていただく予定ですので、楽しみになさってください」


メリーさん太「【具体例】って、いつもの【突発短編】みたいなやつか? ……でもよう、どっちにしろやはり、他人様の作品を別の他人様の作品の方法論でもって作り替えるってのは、あまり褒められたことでは無いのでは?」


ちょい悪令嬢「とはいえ、これも勉強ですからね。『模倣』とか『著作権侵害』などと言った具体的な問題を起こさない範囲で、果敢にチャレンジしていくべきなのですよ」


メリーさん太「……『勉強』、だと?」




ちょい悪令嬢「これまで何度も何度も申してきたではありませんか? この【座談会】を始めとして本作において、他人様のアニメ作品をこれまで多数取り上げてきたのは、あくまでも本作の作者の作品づくりに役立てるためだって。ここ最近『まちカ○まぞく』を盛んに取り上げ始めたのも、あのいかにも『軽く』見える作品が、結構『一筋縄ではいかず』、うちの作者好みの魅力を秘めていることを見て取ったからであり、その『見果てぬ可能性』の片鱗を掴むためにも、あえて他の作品の手法を借りて『再構築』してみるのも、一興かと思った次第であります」




メリーさん太「……ホント、もっともらしい屁理屈を言わせれば天下一品だよな、うちの作者って。──それで、今更ながらに『叛○の物語』と『Fa○e Zero』を見直すことによって、何か得るものが有ったわけか?」




ちょい悪令嬢「もちろんですとも! 同じように虚○玄氏が中心的立場にあったとはいえ、それぞれ作品のカラーは大いに異なりますが、我々受け手に与える影響のほどは衝撃的かつ圧倒的であるのは何ら変わりないところは、『さすが』の一言に尽きます。『叛○の物語』においては、全編にわたって『異空間』を舞台にすることによる、壮大なる『映像美』の乱れ打ちは『劇場版オマツリ』ならではの豪華絢爛さであり、『ま○マギ』の最大の魅力がその『独特な世界観』にあることを、まざまざと思い知らされた次第であります。一方『Fa○e Zero』のほうはと言えば、こちらはまさしく『虚○ワールド』の本領発揮と言った感じで、最近『カーニバル・フ○ンタズム』のような『お気楽作風』にどっぷり浸っていたこともあって、そのまったく遠慮無しの『残虐描写』に、『ま○マギ』TV版どころか『SAN値破壊系エロゲ』の最高峰たる『沙○の唄』すらも彷彿とさせるほどで、もはや『Fa○e』と言う、虚○氏を含む希代の天才たちが生み出した超傑作の本来の『凄まじさ』を、今再び知らしめた効果のほどは絶大でありましょう!」




メリーさん太「──すげえ大絶賛だな⁉ そこまでかよ!」




ちょい悪令嬢「いやあ、何度も見た作品ではあるものの、今回何かと忙しい中で見直して、大正解でしたよ。見るたびに必ず新たなる発見が有るのは、まさしく『本物』の証しですわね」


メリーさん太「……その発見したものを、『まちカ○まぞく』に取り入れてこねくり回して、【オリジナル新作】を創るつもりなのか?」


ちょい悪令嬢「確かに『まちカ○まぞく』は、その秘められた結構シリアスな『裏設定』からしても、現在大注目の作品ですが、それとはベクトルが真逆とも言える、これらの『虚○作品』のテイストを取り入れることによって、より面白い『化学反応』が起こり得るものと期待できるのですよ」


メリーさん太「……それで、一応本作の作者のオリジナルと言うことになっている【新作案】て、具体的にはどんな話なんだ?」




ちょい悪令嬢「まず主役兼語り手は、『本塁打累』さんと言う、現役JC女子中学生の女の子となっております」




メリーさん太「──最初から、ヤバい名前のやつが来たああああああ⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、実は『累』と書いて『ループ』と読ませると言う『DQNネーム』でして、親御さんのセンスがヤバ過ぎますよねw」


メリーさん太「そっちじゃねえよ⁉ 名字(?)の『本塁打』のほうは、何と読ませるつもりなんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「それはもちろん、『ほーむらn…………もとい、『ほんるいだ』に決まっているじゃないですか?」


メリーさん太「──てめえ今、何と言いかけた⁉」


ちょい悪令嬢「まあまあ、取りあえず話の内容をお聞きになってくださいよ」


メリーさん太「……それもそうだな、この作者の作品にいちいちツッコんでいたら、キリが無いしね」


ちょい悪令嬢「それで彼女ってば、ずっと病弱で入退院を繰り返していたんですけど、一応症状が安定したこともあって、念願の中学校に通い始めるのですが、転入早々にある少女と運命的出会いを果たすのです」


メリーさん太「──『オリジナル作品』を名乗るつもりなら、もうちょっとひねろよ⁉ まんま『ま○マギ』(第10話)の導入そのものじゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「(スルー)その『サトリちゃん』という名前の新たな級友は、とてもいい子で、クラス一の人気者であり、病弱な本塁田さんのことを何かと気遣ってくれるんですけど、生来性格がネガティブな本塁田さんはどうしても気後れしてしまい、本当はサトリちゃんと仲良くなりたいんだけど、今一歩踏み出せずにいて、悶々とした日々を繰り返しておりました」


メリーさん太「あー、そうかい(ヤケクソ)」




ちょい悪令嬢「そんなある日、彼女は不思議な夢を見たのです。何と自分と同じ姿形をした女の子が、露出度満点の衣装に身を包んで現れて、『実は私は悪魔であり、もう一人のあなたなの』などと言い出すではありませんか!」




メリーさん太「そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「しかもそれだけではありません、本塁田さんの憧れのサトリちゃんのほうも、本人は無自覚なままでその身の内に、『女神様の魂』を秘めていると言うのです!」




メリーさん太「なっ⁉ 悪魔と女神じゃ、文字通り『水と油』じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「それを聞いて絶望のどん底に陥る本塁田さんですが、ここぞとばかりに悪魔がささやきかけてきます、『──だったら、サトリちゃんが女神として覚醒する前に、悪魔の力で「闇堕ち」させればいいじゃない』と」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「当然のことながら、本塁田さんは大いに悩みまくります。普段の彼女なら、そんな大それたことなぞできるはずがありませんからね。──しかし、このままサトリちゃんが女神様として目覚めてしまったら、仲良くなれるどころか(本当は悪魔である)自分と敵対関係となり、下手すると退治されてしまいかねません。果たして彼女の決断やいかに⁉──と言ったストーリーを考えております☆」




メリーさん太「……おいおい、それって」




ちょい悪令嬢「はい、『まちカ○まぞく』のストーリーをベースに、『ま○マギ』のキャラを配置して、ゲーム版『マギ○コ』の『悪魔ほ○らちゃん』の『魔法少女ストーリー』を加味したわけです」


メリーさん太「……そうか、考えてみれば『まちカ○まぞく』のシ○ミ子ちゃんとモ○ちゃんの関係って、『叛○の物語』のラストで悪魔となったほ○らちゃんと魔法少女であるま○かちゃんの関係と、ほとんど同じとも言えるよな」


ちょい悪令嬢「ある意味『まちカ○まぞく』は、『叛○の物語』の続編の一例とも言えるのですよ」


メリーさん太「本来なら、『そんなわけあるか! 作風が全然違うだろうが⁉』と言いたいところだけど、元々元祖『ま○マギ』TV版て、それこそ『まちカ○まぞく』のような『き○らワールド』を隠れ蓑にして、第3話以降の『鬱展開』をごまかカムフラージュしていたんだよな」


ちょい悪令嬢「むしろこの『叛○の物語』の『まちカ○まぞく』テイスト化って、『ま○マギ』としては初心に返ったようなものだったりしてw」


メリーさん太「……なるほど、『まちカ○まぞく』に『叛○の物語』や『Fa○e Zero』のテイストを持ち込むと聞いたら、てっきり『虚○作品』みたいな鬱系シリアス展開を想像するところだけど、むしろそう言った『サイコ系テイスト』を、『き○らテイスト』のオブラートで包み込むと言った、逆ベクトルだったわけか」


ちょい悪令嬢「これも十分アリだと、思うのですけど?」




メリーさん太「……いやでも、これを『完全オリジナル作』と言い張るのは、どうなんだ? いくら何でも主役メインヒロインの名前が、『ほんるいだ』は無いだろう? ──そういえば、もう一人の主要キャラの『サトリ』というネーミングには、何か意味が有るのか?」




ちょい悪令嬢「『ま○マギ』シリーズの主要(アニメ版)二作品の主役の名前が、『鹿目ま○か』に『環い○は』と言ったふうに、『円環○理』からそれぞれ一字ずつ取り入れている法則に従って、うちのヒロインも『理』と書いて『サトリ』と呼ぶようにしたわけです♡」







メリーさん太「──もうそれ、『オリジナルでは無い』ことを、自ら認めているようなものじゃ無いか⁉」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る