第1103話、わたくし、『まちカ○まぞく』と意外な共通点を見つけて大歓喜ですの♡

ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──そして、次の曲が始まるのです♫」」




ちょい悪令嬢「いやあ、ちょっと遅くなりましたが、とんでもない『ビッグニュース』が舞い込んできましたねえ!」


メリーさん太「いつもいつも『ビッグニュース』の大安売りをやっているから、本来なら『またかよ⁉』とツッコミを入れるところですが、今回は間違いなく正真正銘『超ビッグなニュース』なので、むしろもっと早くお伝えすべきでしたな」


ちょい悪令嬢「……諸般の事情を鑑みれば、こうして続編の発表があるなんて、本当に夢みたいですよ。場合によっては、『やむにやまれぬ打ち切り』の憂き目に遭う可能性も有りましたからね」


メリーさん太「アニメにおいて『吹奏楽』を描くことなんて、普通に『至難の業』だからな」


ちょい悪令嬢「ただでさえ楽器を一つ作画するのにも大変なのに、たくさん種類と数が有って、しかも実際の演奏時の有り様アクションと寸分違わず描写しなくてはならないので、単なる『作画技術』だけでは無く、『センス』のほうも必須ですよね」


メリーさん太「……実は例の『重大事件』の際に、楽器パート専門の超絶技巧の作画スタッフの方が被害に遭われてしまい、大幅な戦力ダウンとなり、『続編』作成は絶望的とすら言われていたしな」




ちょい悪令嬢「ホント、完全主権国家『シン・ニッポン』さえ樹立していれば、犯人に対してすべての人権を剥奪して徹底的に拷もn…………もとい、取り調べを行って、完全に『背後関係』を洗い出して、少しでも犯行に関わっている者は、一族郎党すべて『火炙り』にして差し上げるのに………」




メリーさん太「──ちょっ、洒落にならんから、そういったことは冗談でも言うなよ⁉」


ちょい悪令嬢「え、別に冗談のつもりは有りませんけど?(ニコッ)」


メリーさん太「怖い、怖いよ、あんた!」




ちょい悪令嬢「何せ、真に理想的な自由民主主義国家を目指す『シン・ニッポン』は、『表現の自由』を何よりも尊重していて、もしも『思想の自由』や『結社の自由』や『信教の自由』等他の『自由権』ごときが、あろうことか最上位の『表現の自由』を損なおうとする場合には、徹底的に弾圧する所存であり、アニメター等クリエーターに対して犯罪行為に及ぶ輩に至っては、その場であらゆる人権を剥奪して即刻極刑に処し、一族郎党も連座制で根絶やしにする所存であります!」




メリーさん太「──自由主義なのか専制主義なのか、一体どっちなんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「いわゆる『クリエーター至上主義』であり、クリエーター以外の人類はすべて『二等国民』として、人権が著しく制限されます」


メリーさん太「もうその辺にしておけよ、本作の作者の『京ア○作品』に対する偏愛はわかったから!」


ちょい悪令嬢「……むしろこんな過激な信奉者のほうが、いろいろとヤバかったりしてねw」


メリーさん太「──だから、やめろって、せっかくの『めでたい席』なんだから!」




ちょい悪令嬢「そうです、『めでたい』のです! 『京ア○』──すなわち、『京都アニメーシ○ン』と言えば、もうおわかりでしょう! 何とかの超傑作吹奏楽アニメ『響け!ユーフ○ニアム』が、来年以降のテレビ放映と劇場公開の二種類の完全新作を、一挙同時に発表なされたのです!」




メリーさん太「いやあ、めでたいと言えば、アニメ関係の話題で、これ以上めでたいことは無いでしょう!」


ちょい悪令嬢「何せ、単なる『人気作の新作発表』では無く、続編の制作が頓挫してしまってもおかしく無い状態からの、『奇跡の復活』ですからね、今もネット上は喜びの声であふれ返っておりますよ」


メリーさん太「それは当然、うちの作者も同様で、現在狂喜乱舞の有り様だったりします」


ちょい悪令嬢「もうね、第1期の最終話の全編にわたる演奏シーンのクオリティと臨場感は、現時点における『最高の音楽アニメ』と申しても過言では無いでしょう」


メリーさん太「音源はもちろん、作画もむちゃくちゃ良かったからな♫」


ちょい悪令嬢「──まあ、『ユーフ○』の新作に関しては、来年を楽しみに待つとして、いい加減この辺で今回の本題に入ろうかと思います!」




メリーさん太「……え、本題って、何だっけ?」




ちょい悪令嬢「──ちょっ⁉ 『まちカ○まぞく』ですよ、『まちカ○まぞく』! 現在動画サイトの『ア○マTV』様で絶賛無料配信中の第1期について、徹底的に検証するんでしょうが⁉」




メリーさん太「そういえばそうだっけ? いけね、すっかり忘れていたよw」


ちょい悪令嬢「忘れるなよ⁉ 前回あんな『余計なお世話』な自称【オリジナル作】をでっち上げたりしているのに、本当に制作スタッフの皆様に怒られてしまいますよ⁉」


メリーさん太「大丈夫だって、今もまさにこの文章を執筆しながら、リアルタイムで視聴しているんだし………………って、ちょっと待て、おいっ⁉」




ちょい悪令嬢「………………………え、モ○ちゃんてば、今、何て?」




メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………なあ」


ちょい悪令嬢「………はい」


メリーさん太「………聞いたか?」


ちょい悪令嬢「………ええ」


メリーさん太「………モ○ちゃんてば、今確かに──」


ちょい悪令嬢「………言ってましたよね」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「魔法少女は光○一族と契約した時点で、ほぼ肉体を再構築して、高密度のエーテル体みたいな存在になる──って!!!」」




ちょい悪令嬢「……これはある意味、『ま○か☆マギカ』シリーズにおける、『ゾンビ化』の亜流かと思われますが、」


メリーさん太「むしろ本作における、『魔法少女=ショゴス化』そのものじゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「まさか、ここまで本作と共通点が有ったなんて」


メリーさん太「まあ、何から何まで同じわけでは無いけどな。本作の設定では、魔法少女となった途端(現実世界とそっくりな)異世界に転生して、そこではすべてがショゴス=『常に重ね合わせ状態の量子』によって構成されていて、自他のショゴスの形態情報を(集合的無意識を介して)書き換えることのできる魔法少女が、『魔法』として物理法則をねじ曲げて『何でもアリ』を実現していることになっているからな」




ちょい悪令嬢「確かに『まちカ○まぞく』においては、現実世界のままで魔法を使えると言う、最大の違いがありますが、それこそ知らぬ間に『現実世界そっくりの異世界』に(光○一族によって)転生させられているのかも知れないし、実は自分の肉体や魔力だけでは無く、人間を含む他の物質をエーテル化=ショゴス化=物質を構成するすべての量子の重ね合わせ状態化──を強制的に行うことによって、物理法則をねじ曲げた超常的現象を実現しているという、本作と原理上同じ仕組みシステムに則っているかも知れませんしね」




メリーさん太「……ホント、蘊蓄というか屁理屈を言わせれば、本作の作者ってほぼ無敵だよなあ」


ちょい悪令嬢「──ちょっ、何をうちの作者が口先ばかりのペテン師であるみたいに、言っているのですか⁉」


メリーさん太「そういや、現在同じく『ア○マTV』様において、『ひぐ○しのなく頃に卒』の全話無料配信が行われいるんだっけ?」


ちょい悪令嬢「そっちは『ペテン師』では無く、『口先の魔術師』でしょうが⁉」




メリーさん太「そういや(の二乗)、『ビッグニュース』と言えば、こちらも同じく動画サイトの『GYA○!』様において、『うみ○このなく頃に』のアニメ版を、全話順次無料配信するそうじゃ無いか?」




ちょい悪令嬢「ええっ、本当ですか⁉ これまた『ビッグニュース』じゃ無いですか!」




メリーさん太「……だから、そう言っているじゃん」


ちょい悪令嬢「いやあ、わたくしこれまで『ひぐ○しのなく頃に』のアニメ版は、全シリーズをほとんどコンプリートして何度も見ているんですけど、『うみ○このなく頃に』アニメ版については、これまで全話通して見たことは無いんですよねえ」


メリーさん太「でもなんか聞くところによると、あまり評判良くないし、そもそも『未完』で終わっているって話じゃ無かったっけ?」


ちょい悪令嬢「それでも『竜○士07』先生の大ファンとしては、見逃すわけにはいかないでしょう。何でも梨○ちゃんや沙○子ちゃんや鷹○さんとかに、そっくりなキャラも登場するらしいし」


メリーさん太「……ああまあ、『ひぐ○し』シリーズにぞっこんであるからには、やはりその後継作である『うみ○こ』も見ておきたいものだよな」




ちょい悪令嬢「──このように、『まちカ○まぞく』の第1期の全話無料配信が行われることによって、予想以上に本作との親和性を確認できたのみならず、待望の『うみ○こ』の全話無料配信や、『ユーフ○』の新作発表が重なるなんて、ホント嬉しい限りですわ! これもやはり、世間ネットの噂なんかに左右されず、けして『食わず嫌い』なぞしないで、『まちカ○まぞく』のような本来『専門外』だった『き○ら系』作品も、ちゃんと取りこぼさずに視聴していったお陰ですわね。これからもチャレンジ精神を忘れずに、貪欲に新規分野を開拓していきたいかと思いますわ♡」

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