第1096話、わたくし、まずどの作品を見るかで、『アニメ人生』が決定すると思いますの⁉(その4)

ちょい悪令嬢「──さて、今回も前回に引き続いて、現在絶賛無料公開中の『カーニバル・フ○ンタズム』の作内において、ついに明らかになった『Fa○e stay night【Unlimited Blade Works】』等の『Fa○e』作品における謎や疑問点について、大いに語りたいかと思います☆」




メリーさん太「……いやもう、うちの作者のお気に入りの『イ○ヤちゃん』と『サ○ラちゃん』については、すっかり語り尽くしたじゃんか? これ以上一体何を語るつもりなんだよ?」




ちょい悪令嬢「別にそのお二方に限らず、いろいろと疑問に感じているヒロインキャラたちが、まだ他におられるのですよ」


メリーさん太「……どのヒロインだよ?」




ちょい悪令嬢「そりゃあ、全シリーズ的に公式公認(?)のメインヒロインであられる、『セ○バー』さんに決まっているでしょう!」




メリーさん太「ああ、メインヒロインなら仕方ないな。──て言うか、うちの作者って、セ○バーさんにはあまり興味を示さないよな?………………やっぱり、ロリじゃ無いから?」


ちょい悪令嬢「失礼な、むしろ興味が有るからこそ、疑問もいだこうと言うものでは無いですか? それに『Fa○e Zero』においては、ア○リさんとずっといい雰囲気で、百合的にもおいしかったし♡」


メリーさん太「そういえばそうだったな? ……そういや、『Fa○e Zero』の続編に当たる『Fa○e stay night』においては、もうちょっとア○リさんの娘であるイ○ヤちゃんと絡んでも良かったのに、セ○バーさんのほうはまったく感心が無さそうだったけど、なぜなんだろう?」


ちょい悪令嬢「ですからそれこそが、前回申しました、各アニメタイトルごとの『ヒロインルートの違い』と言うものなのです」


メリーさん太「……なるほど、別の『ヒロインルート』の場合は、その他のヒロインの『シナリオ』自体が無視されてしまうってことか?」


ちょい悪令嬢「そう、シナリオの数だけ──すなわち、原作ゲームやアニメのヴァージョンの数だけ、『メインヒロイン』がいるのです。そしてその最も顕著な例が、公式公認の『本命メインヒロイン』たる、セ○バーさんなのです!」


メリーさん太「……いやだから、その『メインヒロイン』が作品ごとに替わっているわけだから、『公式公認』も何も無いだろうが?」


ちょい悪令嬢「いえいえ、『公式公認』を甘く見てはいけません、当然のごとく、セ○バーさんだけ『特別扱い』をされているのですから」


メリーさん太「何だよ、『持ち回りメインヒロイン制』における『特別扱い』って?」




ちょい悪令嬢「アニメがタイトルごとに様々なヴァージョンが有るように、セ○バーさんも作品ごとに、『別ヴァージョン』がおられるのですよ」




メリーさん太「へ? セ○バーさんの『別ヴァージョン』だと?」




ちょい悪令嬢「いわゆる、『黒セ○バー』や『赤セ○バー』と呼ばれる方々ですわ」




メリーさん太「──そういえば、そうでしたあああああああ!!!」




ちょい悪令嬢「あと、『セ○バーライオン』とか言う、『珍種』もおられますよ」




メリーさん太「『ライオン』ヴァージョンまで、存在していたのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「獅子は『百獣の王』ですので、王者たるセ○バーさんにふさわしいかと」


メリーさん太「……それにしては、いかにもコロコロとした、SDぬいぐるみそのままな絵柄なんですけど?」


ちょい悪令嬢「(スルー)とにかく! セ○バーさんこそがシリーズ全体における『メインヒロイン』であり、制作スタッフ様としてもあの手この手を使って全力で、その魅力をアピールなさっておりますので、今や本来敵対しているはずの他のサーヴァントたちすらも、篭絡されてしまっている有り様なのです!」




メリーさん太「同じ『聖○』を奪い合っている同士で、篭絡されるって、そんな馬鹿な⁉ 一体どのサーヴァントが、そんな腑抜けた真似をしているって言うんだ?」




ちょい悪令嬢「『Fa○e stay night』で申せば、キ○スターさんとギルガメ○シュさんでございます」




メリーさん太「──いきなりどう考えても『あり得ない』二人が、来たああああ!!!」




ちょい悪令嬢「そうですかあ? むしろうちの作者としては、キ○スターさんに対する疑問が氷解したと、納得しきりでしたけど?」




メリーさん太「……キ○スターさんに対する、疑問だと?」




ちょい悪令嬢「ほら、彼女ってサーヴァントでありながらもともと魔術師だから、何と『聖○』から選ばれて『令○』を持っていて、他のサーヴァントのマスターになれるじゃないですか?」


メリーさん太「ああ、うん」


ちょい悪令嬢「それで『Fa○e関係者の佐○木さんのうちの少年では無いほう』とかも、手駒にしていましたよね?」


メリーさん太「うん」


ちょい悪令嬢「そして挙げ句の果てに事も有ろうに、セ○バーさんにまで手を出してしまったんですよ」


メリーさん太「うん」


ちょい悪令嬢「……それがどうしても、解せないんですよねえ」


メリーさん太「何でだよ? セ○バーさんは最強サーヴァントの一角だから、手駒にできたら戦力倍増じゃ無いか?」


ちょい悪令嬢「──雑魚が、やはり『脇役』ふぜいでは、『主人公補正』と言うものを理解できぬか…ッ」


メリーさん太「どうしてあたし、いきなりディスられてるの⁉ あたしちゃんと、『なろう系』作品においては、異世界に行ったりヨハネスブルグに行ったりして、主役を張っているし⁉」




ちょい悪令嬢「こういった、主人公やメインヒロインが敵の手中に落ちてしまうパターンでは、脅しや懐柔や拷問や洗脳に屈すること無く、正義と自我を保ち続けようとするのが、お約束でしょうが?」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「そりゃあ『令○』が有るんだから、最終的には屈服させられるのは間違いありませんが、わざわざいかにも『難攻不落の騎士王様』に目を付けることも無いでしょうに」


メリーさん太「……うんまあ、確かにそうだけど、その『デメリット』に対して、セ○バーさんを味方に引き入れる『メリット』のほうを、選んだんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「わたくしも最初はそう思ったのですが、それにしてはねえ……」


メリーさん太「『それにしては』、何だよ?」




ちょい悪令嬢「いえね、キ○スター陣営に囚われていた時のセ○バーさんの衣装が、妙にエロかったんですが、あれはどうしてなのでしょうか?」




メリーさん太「──ああっ、そうだ! あたしも『Fa○e stay night』を最初に見た時、同じことを思ったわ!」




ちょい悪令嬢「そもそもセ○バーさん、あんな服を持っていましたっけ?」


メリーさん太「……いや、キ○スターさんに捕まるまでは、あんな服を着たことは無かったから、龍○寺に監禁されてから、着替えさせられたとか?」


ちょい悪令嬢「『事態の推移』としてはそうでしょうが、『主観の介在』としては、どうなんでしょうかねえ?」


メリーさん太「『主観の介在』、って?」


ちょい悪令嬢「だからあのエロい衣装は、一体誰の意志で、誰の手によって、この世に生み出されて、セ○バーさんに着せられることになったか?──ですよ」


メリーさん太「う、うん、いわゆる『囚われのお姫様』にああいったエロい服を無理やり着せるのは、監禁した当人である『ヒヒ親父』ってのが、かの『カリ○ストロの城』の昔からの定番だよな?」


ちょい悪令嬢「キ○スターさんサイドの『男性』となると、彼女のマスターの葛○先生と言うことになりますが?」


メリーさん太「いや、あの絵に描いたような『謹厳実直なる紳士』サマでは、目の前で『赤セ○バー』さんが裸踊りしても、眉一つ動かさないのでは?」


ちょい悪令嬢「では、どなたの『企画発案&デザイン&縫製』なのでしょう?」


メリーさん太「……うう〜ん、確かに謎だよなあ」




(※文字通り謎が謎を呼ぶ次回に続きます♡)

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