第1085話、【まちカ○まぞく】わたくし、二期の途中ですが、『俺たちの戦いはこれからだ!』ですの⁉

ちょい悪令嬢「──いやあ、例の大人気ラブコメアニメ『ひとりと5人』(仮称)の劇場版、すごかったですねえ!」




メリーさん太「おっ、それって原作漫画も大好評だった、『ごと松さん』(仮称)のことか?」




ちょい悪令嬢「まさか、いきなり新たなる六番目のヒロイン、『シクス・チルドレン』が登場するとは!」


メリーさん太「うむ、イレギュラーな強敵が現れるのは、劇場版ならではの醍醐味だよな!」


ちょい悪令嬢「こうなってくると、たとえ約束の勝利が保証されていたはずの『四番目フォースチルドレン』だって、うかうかできませんよね」


メリーさん太「……ただのザコ敵役だと思われていた五姉妹のハゲ父親が、ここに来て『物語の鍵』を握るとはな」


ちょい悪令嬢「考えてみれば、教え子を一度で五人分も孕ませておいて、ヤリ逃げしたクソ男ですから、その後すぐさま別の女性と子供を作っていてもおかしく無く、五姉妹とほぼ同年代の妹が突然登場することも、十分有り得たわけですわ」


メリーさん太「……『予測不能な強敵出現』なんて、劇場版番外編と言っても、まるで『バトル物』みたいだな」


ちょい悪令嬢「おやおや、メリーさん、ご存じないのですか? かつて『宇宙世紀一年戦争』時代の偉人はこうおっしゃいました、『恋は戦争バトルだよ、兄貴』と」


メリーさん太「違いない」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──あっはっはっはっはっはっはっ!!!」」




ちょい悪令嬢「……とまあ、冗談はこの辺にしておいて」


メリーさん太「【※注】以上に述べたのはあくまでも本作の作者の妄想に過ぎず、実際に現在絶賛上映中の某大人気ラブコメアニメの劇場版の内容とは、まったく関係ありませんので、お間違い無くw」


ちょい悪令嬢「いやいや、どうせみんな『四番目』が選ばれるのを知っているんだから、いきなり『六番目』とかが登場したら面白いと思うんですけどねえwww」


メリーさん太「それってむしろ、『大炎上』確定要件だろう? 特に熱狂的な『あや○るファン』の原作者御本人が、大激怒したりしてねwww」


ちょい悪令嬢「やっぱ、みんなが『予定調和のオチ』にすっかり油断しているところに、誰もが思いつかなかった『六番目』を投入したりできる鬼謀の持ち主は、本作の作者くらいか」


メリーさん太「まあそんな冒険をおかす必要も無く、ある程度の収益が保証されているんだから、構わないのでは?」




ちょい悪令嬢「──とまあ(二回目)、冒頭部のつかみ的な『愉快トーク』はこのくらいにして、そろそろ本題に入ることにいたしましょう!」




メリーさん太「……まあ、この流れからして、今回も【アニメ談義】を行うつもりなんだろ?」


ちょい悪令嬢「ええ、それも前回に引き続いて、今期の【春アニメ】の大注目作の一つである、『まちカ○まぞく2丁目』について、大いに語る予定でございます!」


メリーさん太「…………え? あれ? 『まちカ○まぞく』?」


ちょい悪令嬢「おや、メリーさん、先程までと打って変わって、反応ノリうっすいですわね?」


メリーさん太「いや、確かに現在動画サイトの『GYA○!』様にて、『まちカ○まぞく2丁目』の全話一挙無料配信が行われているけど、それはあくまでもすでに放映済みの第6話までなんだろう? よってこの【座談会】における『全体的考証』についても、『2丁目』をすべて見終わった後でやるつもりじゃ無かったのかよ?」


ちょい悪令嬢「それがびっくり、一クール全十二、三話の折り返しエピソードに相当する、まさにこの第6話において、実質上の最終回を迎えたと申しても過言では無いのです!」


メリーさん太「第6話で実質最終話って、一体どういうことなんだ⁉」




ちょい悪令嬢「エピソードのラストで、主役の片割れである千代田モ○ちゃんにおいて、ある『劇的な変化』が訪れたのです! しかもそれは、もう一方の主役であるシ○ミ子ちゃんが心から望んでいた、彼女にとっての『最大の願い』の成就でもあったのでございます!」




メリーさん太「劇的な変化って、一体モ○ちゃんに何が⁉ しかもそれこそを、シ○ミ子ちゃんが望んでいただと⁉」




ちょい悪令嬢「毎度の如く『ネタバレ防止』のために、詳しくは申せませんw」


メリーさん太「──ヒント! ヒントだけでも、お願い!」


ちょい悪令嬢「ヒントですか、う〜ん、そうですねえ、例えば、かつてかの庵○秀明監督が自ら、『ヤベっ、まだシリーズ途中なのに、つい終わらせてしまった⁉』と後悔したと言う、元祖TV版『エヴ○』の有名エピソードとかですかねえ?」


メリーさん太「あ、わかった、すでにネットミームになっている、『○○ばいいと思うよ』ってやつだな?」


ちょい悪令嬢「そうです、それです!」


メリーさん太「…………ええと、これって『ネタバレ』的に、大丈夫なの?」


ちょい悪令嬢「これくらい大丈夫でしょう、むしろ喜ばしいことですし☆」


メリーさん太「まあそりゃそうだけど、もしかしてこれって(むしろ『エヴ○』なんかよりも)、本当に『最終回』レベルのイベントじゃ無いの?」




ちょい悪令嬢「実際、第一期の最終話は本来このエピソードで大団円を迎える予定もあったそうですが、それだと(1クール内で収めるには)詰め込み過ぎなので、このように今回の『2丁目』に持ってくることになったそうです(※あくまでもネット上の『噂』ですが)」




メリーさん太「……うん、その他にも、現在絶賛行方不明中のモ○ちゃんのお姉さんのサ○ラさんの魂そのものとも言える、『コア(=「ま○マギ」で言えば「ソウルジ○ム」のようなもの?)』の所在も明らかになったし、確かに実質上最終話と言っても過言では無いよな」


ちょい悪令嬢「モ○ちゃんと言えば、ついに『闇堕ちダークネスピ○チ』化してしまいましたしねw」


メリーさん太「いやあれはあくまでも、緊急措置だろうが⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、『2丁目』については前半部の第6話まででも見所十分ですので、全話一挙無料配信が行われている今こそ、是非ともご視聴をお薦めいたしますわ♡」




メリーさん太「うわっ、出た! 得意の『ステマ』!」


ちょい悪令嬢「『ステマ』とは失礼な。読者の皆様に薦めるに値すると思われる作品を、本作の作者が太鼓判を押してお薦めしているだけですので、作者の『個人的趣味』に対する是非は問われても、『利益』の有無は介在しておりませんから、『ステマ』呼ばわりは見当違いでしょう」


メリーさん太「確かに『まちカ○まぞく』は、今回の『2丁目』に関しても、広く普及すべき超傑作だけど、むしろここまで盛り上がっていることこそが、問題じゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「はて、それは一体、どういうことでしょうか?」


メリーさん太「それこそ『第二期』はまだ折り返し地点だと言うのに、もう『すべてのケリがついてしまった』ようになっていて、これ以上語るべきエピソードが無いのでは?」




ちょい悪令嬢「その点は大丈夫です! 確かにシ○ミ子ちゃんとモ○ちゃんの関係性には、一定の決着がつけられましたが、かといって『魔族と魔法少女の対立構造』自体そのものが解決したわけでは無く、二人の暮らす○魔市においても、これから先かつてのような『災厄』に見舞われないとは限らないし、それに何よりも前回言及したように、モ○ちゃんの秘められた過去にまつわるエピソード等々、これからも語るべきことは目白押しとなっておりますしね!」




メリーさん太「──言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「とはいえ、当【座談会】においては、文字通りにストーリー自体が『一区切り突いた』この機会に、『まちカ○まぞく』全般に対する『総評』を述べておこうかと存じます」


メリーさん太「『まちカ○まぞく』の総評、って?」




ちょい悪令嬢「『まちカ○まぞく』って、至極ざっくばらんに言ってしまえば、『輪るピングド○ム』のテイストを加味した、『明るいマギア○コード』としての、理想形の一つでは無いかと思われるんですよ」




メリーさん太「──はああああああ⁉ 何ソノ、あまりにも矛盾した評価は⁉」




ちょい悪令嬢「……矛盾て、何がですか?」


メリーさん太「『まちカ○まぞく』が『マギ○コ』の理想形かどうかはともかくとして、あの超問題作である『輪るピングド○ム』が絡んで、『明るく』なるわけが無いだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「失礼な、一応TV版は『ハッピーエンド』と言えるし、今度の劇場用再編集版は、更に前向きに改変されるそうですよ?」


メリーさん太「『ハッピーエンド』って、あれでか⁉」


ちょい悪令嬢「それに『輪るピングド○ム』に関してはあくまでも、『キャラ配置』における影響のみですしね」


メリーさん太「『キャラ配置』って………………あっ、もしかして、『モ○』ちゃんのことか⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、『まちカ○まぞく』のモ○ちゃんと、その義姉のサ○ラさんの関係って、あたかも『輪るピングド○ム』のリ○ゴちゃんと、その実姉であるモ○ちゃんの関係を、彷彿としません?」




メリーさん太「……なるほど、今は無き(亡き)『完璧すぎる姉』に囚われ続ける妹──と言う構図は、そっくりそのままだよな」




ちょい悪令嬢「更には、『まちカ○まぞく』における、『難病で入院中の女の子を延命させるために、魔法少女である自分の(使い魔状の)魂そのものを埋め込む』と言うのは、『マギ○コ』における、『魔法少女になることで難病を克服したものの、そのまま魔女と化して暴走し始めたのを押しとどめるために、魂だけ使い魔的ポジションの存在の肉体に埋め込んだ』というエピソードの、まさしく『真逆の手法』とも言えるでしょう」




メリーさん太「た、確かに⁉」




ちょい悪令嬢「ただし、全体的には『まちカ○まぞく』は、ある意味『明るく理想的なマギア○コード』としての、『一つの形』であるとも言えるのですけどね」


メリーさん太「ああ、それってまさしく、『魔法少女アニメとしての原点回帰』という意味では、案外間違ってはいないよな」




ちょい悪令嬢「確かに、人間関係が思っていたよりも複雑に絡み合っており、各キャラにおいてもいろいろと秘密を抱えているようですけど、総体としては『王道的魔法少女アニメ』そのものと言えるでしょう」




メリーさん太「『マギア○コード』やその元祖の『ま○か☆マギカ』みたいな『異端作』もいいけど、たまにはこんな作品も気楽に楽しみたいものだよな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけですので、『まちカ○まぞく』シリーズにいまだ触れられていない方は、第一期から第二期を通してストーリーが一段落した今がチャンスですので、是非とも御視聴のほどを、強くお薦めいたしますわ♡」




メリーさん太「何度もしつこいようですが、現在『GYA○!』様において、第二期『2丁目』の第1話から第6話までの無料配信が行われておりますので、ご参考のほどに♫」

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