第1083話、わたくし、『街角の魔族も魔法少女も悪いんだよ』と思いますの⁉(前編)

ちょい悪令嬢「──さて、何かとヤバい【政治談義】からできるだけ離れる意味合いも含めまして、今回もお気楽な【アニメ談義】を行いたいかと思います!」




メリーさん太「……まあ、いいんじゃないのか? 【本土復帰50周年】に絡めて、現在における『沖縄の諸問題』についてはすでにさんざん語り尽くしたことだし、これ以上やっても『蛇足』にしかならないだろう」




ちょい悪令嬢「と言うわけで、今回はすでに折り返し地点を通過して、いよいよ佳境に突入した今期の【春アニメ】について、大いに語り合いましょう☆」


メリーさん太「え、この前始まったばかりだと思っていた【春アニメ】も、もう半分以上が終わっていたのか? ──いやでも、本作の作者って、今回そんなに新作アニメを見ていたっけ?」


ちょい悪令嬢「シーズン前はやはり大本命として、『マギア○コード』【FinalSEASON】ばかりに注目していて、後は『ピー○ーワークス』様の起死回生の一作である、『パ○ピ孔明』くらいしか期待していませんでしたね」


メリーさん太「と言うことは、最近になってなんか他にも、面白そうな作品を見つけたわけか?」


ちょい悪令嬢「……うう〜ん、すでにこの【座談会】において述べたように、ここしばらくは既存の超傑作の無料配信が花盛りというだけで無く、円盤BDも何かと掘り出し物を見つけてくる始末で、一応何作か新作を見てみたものの、どうしても見劣りしてしまうんですよねえ……」


メリーさん太「そりゃあ、全アニメ作品における『金字塔』レベルの、『ま○か☆マギカ』や『コードギ○ス』や『Fa○e』なんかと比べられたんじゃ、堪ったもんじゃないだろうな」


ちょい悪令嬢「『くノ一ツ○キの胸の内』とか『処刑少女○生きる道バージンロード』あたりを、ちょっと噂になっていたから見てみたものの、『イマイチ』だったし」


メリーさん太「『くノ一ツ○キの胸の内』はキャラが多過ぎるし、『処刑少女○生きる道バージンロード』は今更『ループ物』じゃ新鮮味は無いよな。ぶっちゃけ元祖『ま○マギ』TV版の『亜種』みたいなものだし」




ちょい悪令嬢「──そういう意味では、『サマータイムレ○ダ』は、同じ『ループ物』といえども、一味違いますよね!」




メリーさん太「ああ、あれっていろいろとネタが豊富なわりには、異様に展開テンポが早くて、視聴者としてもストレト無しに楽しめるよな」


ちょい悪令嬢「何かとうるさい『考察厨』どもに付け入る隙を与えないところが、人気のコツだったりしてw」


メリーさん太「──いやだから、むやみやたらと喧嘩を売ろうとするなよ⁉ ……まあとにかく、二時間特番で有終の美を飾った『マギ○コ』は別格として、今期の新作で視聴を継続しているのは、『パ○ピ孔明』と『サマータイムレ○ダ』の二本だけってことか? ──あっ、そういえば、『アレ』はどうなんだよ?」


ちょい悪令嬢「はて、『アレ』とは、何のことでしょう?」


メリーさん太「むしろ世間一般においては今期随一の話題作である、『スパイフ○ミリー』だよ!」


ちょい悪令嬢「ああ、あの、『……うくらいな、ア○ニャのもの。ぷ○ちん、ざっこw』とかつぶやいている、変な女の子が大人気のやつのことですか?」


メリーさん太「──それはSNSで勝手にBOT(の振り)しているだけの、偽者のことだろうが⁉ ちゃんと本編の話をしろよ!」




ちょい悪令嬢「そう言われましても、どこの動画サイトでも無料配信されていないので、いまだ第1話の視聴すらも、まったくできていないんですよねえ」




メリーさん太「──そういえば、そうでした!」




ちょい悪令嬢「せめて『サマータイムレ○ダ』みたいに、『TV○r』様あたりで、一週間限定の再放送をしてくれればいいのに……」


メリーさん太「かといって、TVの本放送を毎週欠かさず見るには、深夜帯だから就寝時間とモロに被ってしまうからなあ……」


ちょい悪令嬢「て言うか、そこまで興味が有るわけでも無いし、無料配信でも無い限りは、見る気も起こらないけどねw」


メリーさん太「そういった『無関心層』を呼び込むためにこそ、『無料配信』が有ると言うのに、何『殿様商売』しているんだ、数十年前からよくあるざっこ設定漫画ふぜいが!」


ちょい悪令嬢「まあとにかく、見てもいないものを評価できないので、『スパイフ○ミリー』に関しては、『完全無視』と言うことでw」


メリーさん太「……うわあ、『好きの反対は無関心』とは、よく言ったものだな。むしろ『酷評』して差し上げたほうが、ある意味読者の皆様の関心を惹いて、新規視聴者獲得にも繋がったろうに」


ちょい悪令嬢「この資本主義社会において、『企業努力』を怠る愚か者には、『死あるのみ』ですよ!」


メリーさん太「まあ、本作の作者がいまだ『スパイフ○ミリー』を全然見られていないことに対する、『個人的怒り(w)』はこの辺にしておくとして、結局今期の視聴継続決定作品は、『パ○ピ孔明』と『サマータイムレ○ダ』だけってことでOKなのか?」




ちょい悪令嬢「──それが実は、思わぬ『ダークホース』が現れたのですよ!」




メリーさん太「……ダークホースって、そんな文字通りの『隠し球』が、今期の【春アニメ】に有ったっけ?」


ちょい悪令嬢「『まちカ○まぞく』ですよ、『まちカ○まぞく』!」


メリーさん太「へ? 『まちカ○まぞく』って、何で今更? 現在やっているのって、いわゆる二期に当たる『2丁目』なんだろ? これまで一期については一度たりとて、言及したことが無かったじゃんか?」




ちょい悪令嬢「一期については、当然のごとく『導入部』として力を入れるべき、日常描写──特に、シ○ミ子ちゃんの『貧乏描写』がしつこ過ぎて、つい見る気を無くしてしまったんですよ!」




メリーさん太「……ああ、主人公の貧乏描写って、面白がる人も多いだろうが、あまりしつこいとウザいよな」


ちょい悪令嬢「『可哀想なのは抜○ない』と、同じようなものですねw」


メリーさん太「──公爵令嬢さん⁉」


ちょい悪令嬢「まあ冗談はともかくとして、第一期のほうはイマイチ乗れなかったので、ほとんど未視聴のままだったのですよ」


メリーさん太「それがどうして第二期になって突然、しかもすでに折り返し地点を過ぎた中途半端な時期に、俄然興味を覚えたんだ?」


ちょい悪令嬢「あらかた世界観設定やキャラの関係性が固まった、第二期だからこそなのです! そもそも基本的にコメディであって難しい話でも無いし、ネット上でつまみ食いした情報があらかた有れば、途中視聴でも十分OKですからね。むしろウザい状況説明無しにぐいぐいストーリーを進めてもらったほうが、視聴する側もストレスがたまらないし」


メリーさん太「なるほど、確かに『まちカ○まぞく』アニメ版の最大の魅力は、初視聴であっても思わず引き込まれてしまう、あの他では見られない『テンポの良さ』に尽きるからな!」


ちょい悪令嬢「それにこのタイミングで、これまでの全話を一挙に無料配信してくださった、動画サイトの『GYA○!』様の、名采配も大きいですわ!」


メリーさん太「うん、そう言った企業努力に報いるための、『ステマ(?)』も重要だなw」


ちょい悪令嬢「さあて、何のことやらw ──とにかく、元々『魔法少女』大好きな本作の作者としては、時にはこのようなお気楽なギャグ作品もフォローしておくのも必要かと思いまして、視聴継続を決定いたしましたの♫」


メリーさん太「……うう〜ん、確かに『まちカ○まぞく』は傑作だし、百合厨の作者としては押さえておくべき逸品だと思うけど、あいつの『ポリシー』的には、どうなんだ?」


ちょい悪令嬢「本作の作者のポリシー、って?」


メリーさん太「ほら、『まちカ○まぞく』って、魔法少女と魔族との関係性を、『セイギアクとの戦い』みたいに描写しているじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「それがどうしたのですか? むしろ鉄板じゃ無いですか? 百合的にも、『敵味方の関係だからこそ萌える♡』なんて、それこそ王道だし」


メリーさん太「でもさあ、以前本作において『ま○か☆マギカ』に関して、『魔女の少女形は魔法少女では無く、むしろ魔女っ子なのだ』とか何とか、いかにもマニアックな持論を展開したじゃ無いか?」


ちょい悪令嬢「……あああれも、文字通り重箱の隅をつつくようなイチャモンでしたよね? まさか今回もその線で、何か言いがかりをつけるおつもりで?」


メリーさん太「『言いがかり』って…………うう〜ん、『言いがかり』や『イチャモン』と言われればそれまでだけど、今回のは結構論理的に正しかったりするんだけどね」


ちょい悪令嬢「──ちょっと、一体何が言いたいのですか⁉ ハッキリとしてくださいよ!」




メリーさん太「それじゃあズバリ言わせてもらうけど、魔法少女と魔族って、何が違うんだ? 文字通り『魔法』少女って、むしろ魔族同様に、『魔』サイドの勢力じゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「は?…………………………って、ああっ! 言われてみれば⁉」







(※後編に続きます)

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