第1082話、わたくし、アニメの最終回は何よりも、主人公の『恋の行方』が気になりますの⁉(後編)

ちょい悪令嬢「おや、メリーさんてば、どうなさったのです? いきなりご自分のスマホに、『メリーさん』から電話がかかってきたかのような、驚愕の表情なんかなさったりして?」




メリーさん太「──何だよその、わけのわからない状況は⁉」




ちょい悪令嬢「でも、『メリーさん』ご自身、すっかり油断していたら、『異次元の自分自身』から電話がかかってきて、『あたしあたし、今あたしの後ろにいるの♫』とか、ささやきかけてきたりしてw」


メリーさん太「──話を膨らませるなよ⁉ 何ソノ斬新な『あたしあたし詐欺』は⁉ そんな『都市伝説キャラを対象にした都市伝説』なんて要らんわ!」


ちょい悪令嬢「ほら、メリーさんにメリーさんから電話がかかってくることに比べれば、伊○帆君がユ○姉と結ばれることくらい、どうってこと無いでしょう?」


メリーさん太「そういや、そうだよね☆」


ちょい悪令嬢&メリーさん太「「あははははははは!!!」」




メリーさん太「──って、そんなわけあるかい!」




ちょい悪令嬢「な、何ですかメリーさん、いきなり大声を出されたりして?」


メリーさん太「大声も出すわ! 伊○帆君とユ○姉は文字通り、実の『姉弟』だろうが⁉ それが結ばれたりしてどうする⁉」


ちょい悪令嬢「でも、『アルドノア・ゼロ』全編において、あの二人こそが、最も『いい感じ』でしたし……」


メリーさん太「それこそは『実の姉弟』としての、『親しみの発露』であり、何もおかしくは無いじゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「わたくしもそう思っていたのですが、これをちょっと見てください」


メリーさん太「これって、画像サイトの『ピク○ブ』様における、『界塚ユ○&伊○帆姉弟』を題材モチーフにした、全イラストの検索結果か?………………げえっ、何だこりゃ⁉」




ちょい悪令嬢「ねえ、界塚姉弟の『ラブラブ波動』をちゃんとキャッチしていたのは、別に本作の作者だけでは無く、結構な人数にのぼっていたりするのですよ?」




メリーさん太「……う、う〜ん、言われてみれば確かに、あの二人って、実の姉弟にしては、いちゃつき過ぎだったような?」


ちょい悪令嬢「そうでしょう、そうでしょう♫」


メリーさん太「いやそれもすべては、『アセ○ラム姫エンド』どころか、(『F○te stay night』じゃ無いけど)ある意味『敗戦処理』的に王道であるべきの、『イ○コちゃんエンド』でも無かったと言う、ラブコメ方面のオチのつけ方があまりにも雑だっただけで、必ずしも『ユ○姉エンド』確定ってわけでは無いだろうが?」


ちょい悪令嬢「でしたらメリーさんは、誰と結ばれたら納得なされるのですか?」


メリーさん太「そりゃあ本当ならアセ○ラム姫が本命だろうけど、それが駄目なら、やはりイ○コちゃんか、穴馬としてニ○ナちゃんあたりかなあ?」


ちょい悪令嬢「(ロリロリ可愛い♡)エデルリ○ゾちゃんは?」


メリーさん太「そ、それは…………うん、けしてあり得ないわけでは無いけど、やはり年齢的にマズいだろ⁉」


ちょい悪令嬢「そういえばエデルリ○ゾちゃんて、何歳いくつくらいの設定だったのでしょう?」


メリーさん太「あの身長からしたら、十一、二歳くらいか、下手したら一桁とか?」


ちょい悪令嬢「でもあの子ってば、当たり前のようにして、軍用の装甲車を巧みに運転していましたけど?」


メリーさん太「──あれって完全に、無理が有るだろう⁉ そもそもハンドルとかフットペダルとかに、手足が届くのか⁉」


ちょい悪令嬢「やはり王女様付き侍女として、特殊な訓練を受けていて、格闘術とかも、そこら辺の大人の兵士よりも強かったりしてw」


メリーさん太「変な設定を盛るなよ⁉ 何だか胡散臭い武装メイド集団を実際に侍らせている、筆頭公爵令嬢であるあんたが言ったら、洒落にならないから!」


ちょい悪令嬢「そういや、どうして彼女のCVって、麻○ももさんじゃ無かったのでしょうね?」


メリーさん太「……どうしてここで、その名前が出てくるんだ?」


ちょい悪令嬢「今回のメインヒロインのアセ○ラム姫って、CVは雨○天さんでしたよね?」


メリーさん太「うん、あんな『お姫様ボイス』までこなせるなんて、さすがは雨○さんだよな」


ちょい悪令嬢「ちなみに第2クールから突然登場する、それまで完全に存在が秘匿されていた、妹君のレム○ナ姫のCVは、夏○椎菜さんだったりします☆」


メリーさん太「──ちょっ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、これで麻○ももさんが、エデルリ○ゾちゃんや第三の姫君(?)等のCVを担当なされていたら、『トライセ○ル』の揃い踏みだったのですよ」




メリーさん太「『ハイスクール・フリ○ト』かよ⁉」


ちょい悪令嬢「……いやそこは、熱烈なるファンとしては、『マギアレコ○ド』でしょうが?」


メリーさん太「しかし、お姫様のCVが両方共、『トライセ○ル』のメンバーだなんて、とても偶然とは思えないよな?」


ちょい悪令嬢「これでは麻○さんが登場されていないのが、おかしいくらいですよね」


メリーさん太「もちろん、いつも三人セットでお仕事をしているわけでは無いとはいえ、三人のうちの二人がメインヒロインのお姫様役をやっていて、残る一人がまったく参加していないと言うのも、確かに不自然だよな」


ちょい悪令嬢「おそらくは同じ時期に、麻○さんだけ、どうしても外せない別の仕事が有ったとかでは無いでしょうか?」


メリーさん太「おお、それならば、納得できるかも?……………って、いやいや、あたしたち、一体何の話をしているの⁉ いつからこの座談会って、【声優談義】の場になってしまったんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「そういえば、伊○帆君が誰とくっつくべきだったのか──って、話でしたよねw」


メリーさん太「まあそれはそれで、余計なお世話とも言えるけど、実の姉やロリメイドちゃんは無いだろ? 一応シリアス路線だったんだし」




ちょい悪令嬢「……とすると、やはり、スレ○ン=トロイヤード君ですかねえ?」




メリーさん太「──またいきなり、大きく舵を切ってきたな⁉」




ちょい悪令嬢「『カジ』って………わたくし別に、鞠○さんとは申しておりませんよ?」




メリーさん太「うおいっ⁉ 『カジ』と聞いて、すかさず鞠○さんの名前を出すのはやめろ! 非常に微妙な線なんだから! それも彼にしたってスレ○ン君同様、男性だろうが⁉」


ちょい悪令嬢「さすがの伊○帆君も、『……僕、男ですよ?』って、拒否したりしてw」


メリーさん太「──だから、その(加○さん)ネタはよしなさいって!」


ちょい悪令嬢「でも、スレ○ン君は、結構いい線行っているんじゃ無いかと思うんですけど────特に、『終わりのセ○フ』的にw」


メリーさん太「確かにあっちの主人公たちと似てなくは無いけど、主にビジュアル的に! でも、肝心の『関係性』は、全然違うよな⁉」


ちょい悪令嬢「そうでしょうか? 不倶戴天の敵同士であったからこそ、実はお互いに憎からず思っていたなんて、良くある話では?」


メリーさん太「その前に、男同士であることにツッコんでくれ!」


ちょい悪令嬢「……ふっ、『宇宙世紀』に男同士だからどうのって、時代遅れも甚だしい」


メリーさん太「架空の『宇宙世紀』なんだから、『LGBT』的に発展しているとは限らないだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「さすがはメリーさん、『LGBT』だから『ハッテン』て、わかっておられますねえ♫」


メリーさん太「別にそんな意味で言ったんじゃ無いよ⁉ いい加減にしろ!」




ちょい悪令嬢「あはははは、すみません。──それでは、真面目な話をいたしますと、伊○帆君を最後にゲットするのは、意外にも(宇宙)戦艦デュ○カリオン副長の、不○咲カオルさんだったりするんじゃ無いかと思っているのですよ」




メリーさん太「は? 不○咲さんて…………いやいやいや、それは無いだろう⁉」




ちょい悪令嬢「おや、そんなに意外でしたか?」


メリーさん太「作中のどこにも、そんな素振りはまったく無かったじゃん⁉ まだ艦長のダル○ナさんならわかるけど⁉」


ちょい悪令嬢「そうなんですよ、わたくしがそう思った切っ掛けは、まさにその艦長さんの『お言葉』なのです!」


メリーさん太「え? 艦長さんてば、何か言っていたっけ?」


ちょい悪令嬢「特に副長さんに対しては、再三にわたってこうおっしゃっていたでは無いですか、『──君のモテない理由を教えましょうか?』って」


メリーさん太「ああ、そういえばそうだったっけ? それがどうした?」


ちょい悪令嬢「そんなこと言われて、一応は年頃の女性である副長さんとしては、どう思われたでしょうね?」


メリーさん太「そりゃあ、心中穏やかでは無かったろうけど……」




ちょい悪令嬢「そこで彼女は決意したのです、『だったら、本編中で最もモテモテだった主人公の伊○帆君をオトして、みんなを見返してやる!』って」




メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「何せ敵国のお姫様であるアセ○ラム姫さえもぞっこんであり、当の艦長さんまで一目置いていたのですからね、彼女に対する『腹いせ』としては、効果抜群でしょう」


メリーさん太「──いやいやいや、さっきも言ったように、副長さんと伊○帆君とでは、接点はまったく無かったじゃん⁉ それにあの朴念仁の伊○帆君が、ちょっとばかしアプローチを受けたからって、ホイホイとなびくとは思えないんだけど!」




ちょい悪令嬢「おほほほほ、何をおっしゃるメリーさん! 思春期の小僧なんて、大人の女が色仕掛け全開で迫れば、イチコロですわよw」




メリーさん太「……うぐうッ、否定できねえ⁉」




ちょい悪令嬢「──とまあ、制作スタッフの皆様がそこら辺のところをいい加減に終わらせてくださったお陰で、こちらとしては『妄想がはかどる』というわけですよ♡」




メリーさん太「こ、こいつ、『アルドノア・ゼロ』を骨の髄までしゃぶる気でいやがる⁉ 何て嫌なファンなんだ!」




ちょい悪令嬢「いやいや、創作者クリエーターにとっては、想像力こそ創造力の源、一見馬鹿馬鹿しく思えることでも、けして無駄では無いのです!」
















メリーさん太「──いかにももっともらしい屁理屈を弄して、自分の偏った趣味嗜好を正当化するんじゃねえ、この『口先の魔術師』(©ひぐ○しのなく頃に)が⁉」

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