第1036話、わたくし、実は『マギ○コ』は『輪るピングド○ム』の後継作でもあると思いますの⁉

ちょい悪令嬢「──さて、今回から数回にわたって、超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』の完結を記念して、最終章のみならずシリーズ全体にわたって総括を行いたいかと思います!」




メリーさん太「うん、今回は非常に納得のいくテーマで、感心だな」




ちょい悪令嬢「……とは言っても、実はリアルタイムでは現在4月2日の夜明け前で、まだ『マギ○コ』の最終話を見てはいないんですけどねw」


メリーさん太「──おいッ、いきなり『ネタばらし』をするなよ⁉」




ちょい悪令嬢「いやあ、いいですねえ、何とたった今地上波放映に先行してWeb配信が無料公開されたばかりの、今期の春アニメの超目玉作品、『パ○ピ孔明』! 一部では『出オチ』とかディスり気味の意見もございますが、突飛なようでいてちゃんと芯が通っていて、いわゆる『感動作』──すなわち、人の感情を動かせる作品になりそうな予感がビンビンいたしますよ! 例えるなら同じ音楽作品である、かの『ゾンビラ○ドサガ』のように☆」




メリーさん太「──予想外にも、大絶賛じゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「別に予想外でも無いでしょう、何せあのピー○ーワークス様が、文字通り『社運』をかけて、全力で取り組んでおられるのですから!」


メリーさん太「社運をかけてってw………………ああ、そういや、現在うちの作者ってば、『ピー○ーワークス推し』の権化と化していたんだっけ?」


ちょい悪令嬢「そりゃあもう、最近立て続けに、『シャーロ○ト』から『SHIR○BAK○』に『凪○あすから』と、超傑作シリーズを全話一気に視聴して、すっかり大ファンになってしまいましたからね♫」


メリーさん太「……いや、『パ○ピ孔明』に関して語りたいことが有るのなら、また日を改めろよ? 今回は『マギ○コ』について解説を行う予定だったんだろ?」


ちょい悪令嬢「それがですねえ、今年の『エイプリルフール企画(=公式の悪ノリ)』の、某『ゲーム内VTuber』について語る予定だったんですけど……」


メリーさん太「おっ、例の『出涸嵐マ○』ちゃんか? いいじゃん、大いに語ろうよ!」




ちょい悪令嬢「4月1日当日の生配信のほうを見たところ、考えてみれば本作の作者はVTuberそのものはもとより、『マギ○コ』原作ゲーム版のことをまったく知らないので、配信中ずっと『何をやっているのかわからなかった』のですよw」




メリーさん太「──駄目じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「よって、せっかく40分以上も時間を費やしたのに、語るべきことが何も無かったりするのです」


メリーさん太「だったら、今回の【座談会】はどうするんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「実は『マギ○コ』シリーズ全体について、新たに『気づいた』ことが有るので、それについて述べていきたいかと思います」


メリーさん太「『マギ○コ』全般において、今更気づいたことって?」




ちょい悪令嬢「それがですねえ、『マギ○コ』って、別に元祖『ま○か☆マギカ』の影響だけを受けているわけでは無く、『他の作品』の影響も結構強いのでは無いかと思うのですよ」




メリーさん太「──なっ⁉ 押しも押されぬ『ま○マギ』の外伝作品である『マギ○コ』が、『ま○マギ』以外の作品からも影響を受けているだと⁉ それって一体、どの作品のことなんだ?」




ちょい悪令嬢「いろいろございますが、最も顕著なのが、『輪るピングド○ム』を中心とした、『ボンソワール幾○』監督の諸作品です!」




メリーさん太「よりによって、『ピングドラ………………………いや、ちょっと待って⁉」




ちょい悪令嬢「おや、『ま○マギ』の後継作品が、同じ2011年に発表された、最大のライバル作品の影響を受けていたことが、そんなに意外でしたか?」


メリーさん太「意外なのは、そこじゃねえよ⁉ あんた今、監督名を何と言った⁉」


ちょい悪令嬢「え? 『ボンソワール幾○』監督ですが?」


メリーさん太「──誰だ、それ⁉」


ちょい悪令嬢「誰って、『ボンソワール幾○』監督と言えば、『輪るピングド○ム』や『少女革命ウ○ナ』に始まり、『ユリ○嵐』に『さらざ○まい』と、一味違うカルトアニメの代表的巨匠ではありませんの?」


メリーさん太「そりゃあ、そのくらいは知っているけど、それは『ボンソワール幾○』とかふざけた名前では無くて、『幾○邦彦』というアニメ作家さんだったのでは⁉」


ちょい悪令嬢「『ふざけた』とは失礼な、ご本人が公式に『改名』なされたというのに」


メリーさん太「改名って、幾○監督ご自身の意志なの⁉ 『ボンソワール』が⁉」


ちょい悪令嬢「『ボンソワール』の何が悪いのですか? フランス語の立派なご挨拶ではありませんか?」


メリーさん太「それを『ペンネーム』なんかの、正式名称にするのがおかしいと言っているんだよ⁉ 例えばあんたは、『ニーハオ・○・チャイナ』とかに改名しろと言われたとして、素直にうなずけるのか⁉」


ちょい悪令嬢「いいでは無いですか、『ニーハオ・○・チャイナ』。何だか強そうですし(©『姉ちゃん○中二病』)」


メリーさん太「い、いかん、『ボンソワール』があまりにもインパクトが強くて、無駄に字数を使い過ぎてしまった、早く本題に戻さなければッ⁉」


ちょい悪令嬢「あはは、本作の作者自身も、わざと横道に逸れようと思ったわけでは無いのですけどね。そういえば幾○監督がとんでもないお名前に改名されたことを、ふと思い出してしまいまして」


メリーさん太「──いいからとっとと、話を続けろ!」


ちょい悪令嬢「はいはいw──とは言っても、実は『マギ○コ』が『幾○作品』の影響が色濃いのは、初放映当初から散々言われていたことなんですけどね」


メリーさん太「第1話でいきなり登場した、『ウワサ数○唄』自体が、J・A・シ○ザー氏自らの作品だったしな」


ちょい悪令嬢「そもそもシリーズ総監督の劇団イヌ○レー(泥○)氏の作風自体が、幾○作品の影響が色濃いですものね」




メリーさん太「……なるほど、何かとアンチどもが『「マギ○コ」は「ま○マギ」とは似ても似つかない!』と散々ディスっているけれど、これって別に『悪い面』ばかりでは無く、『ま○マギ』に勝るとも劣らない超問題作である、『少女革命ウ○テナ』や『輪るピングド○ム』の遺伝子も色濃く受け継いでいると言う、『いい面』も歴然として存在していたわけか」




ちょい悪令嬢「『マギ○コ』は本作の作者の超お気に入り作品ですが、元祖『ま○マギ』の面白さとは少々『違和感』を覚えていたのですけど、その正体こそがまさしく、『幾○作品の因子』──名付けて、『ボンソワールウイルス』の存在だったのですよ!」




メリーさん太「──おい! まるでフランス発祥の新たなる『変異株』みたいに、言うんじゃ無いよ!」


ちょい悪令嬢「しかも直訳すれば『こんばんわ☆ウイルス』って、まるで『全人類永眠のお知らせ』みたいですよねw」


メリーさん太「──笑い事かよ⁉」




ちょい悪令嬢「でも、元祖『ま○マギ』TV版の時点で、『少女革命ウ○ナ』の影響が色濃いと言われていた『魔女空間』を始めとして、『影絵少女そのままのウワサさん』たち、そして何と言っても、キャラクター設定を中心とする『宮沢賢治作品へのオマージュ』なんて、『輪るピングド○ム』とのシンクロ率のほどは、とても無視できないレベルとは思われません?」




メリーさん太「ああっ、『宮沢賢治』か⁉ 確かに両方の作品における『世界観設定』の、最重要ファクターだよな!」




ちょい悪令嬢「両作品における主役級のキャラである、い○はちゃんとや○よさんも、冠○君と晶○君も、『銀河鉄道の夜』の『カムパネルラとジョバンニ』をモデルにしているのに始まり、『本当は死んだはずの最愛の妹を、邪悪な力によって甦らせて、そのための対価として苦難の道を歩かされる』という、ストーリーの根幹なんて、そっくりそのままですしね」




メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「つまり、『「マギ○コ」は「ま○マギ」みたいじゃ無いから駄作』と言うのは、見当外れな評価に過ぎず、むしろ『「ま○マギ」に限らず超傑作揃いだった、2011年のアニメ作品全体を総括した、超意欲作』だったのでございます!」




メリーさん太「そ、そうか、それこそが『ま○マギ』にも無い、『マギ○コ』独特の『面白さ』の正体だったのか⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけですので、別に『ま○マギのスピンオフ』であることにこだわらずに、先入観なぞ取っ払ってあくまでもニュートラルな気持ちで、各動画サイトの配信や円盤等で、『マギ○コ』全シリーズを見直すと、また新たなる発見が有るかも知れませんよ♡」













ちょい悪令嬢「──おっと、両作品共に、大勢の一般人を巻き込んでの大規模テロをしでかした、某宗教団体そのままなカルト集団を『悪役』としつつも、最後には主人公がその『新教祖』に収まるという、けして見逃せない共通ポイントも有りましたわね☆」




メリーさん太「……ヤベ、『輪るピングド○ム』と共通性があると言うことは、当然のごとく、まさにその某宗教団体とも関連性が生じるわけか」
















メリーさん太「……ところで、出涸嵐マ○ちゃんの『中の人』って、環い○はちゃんと麻○ももさんとの、どっちになるわけ?」




ちょい悪令嬢「──VTuberに、『中の人』なんかいない!」

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