第1000話、わたくし、本作の1000話達成と『転生法』の100話達成を言祝ぎますの♡

ちょい悪令嬢「──読者の皆さん、誠にありがとうございます! 本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』は今回をもちまちして、栄えある連載1000話目を達成いたしました! これもすべては皆様のご支持ご鞭撻のお陰です♡」




転生法ちゃん♡「──おおっ、そいつはめでたい、やんややんや☆」




ちょい悪令嬢「前回に引き続いてのスペシャルゲストの『転生法』ちゃん、ありがとうございます! ──そして実は、作者の別作品である『転生法』につきましても、本作と同時に連載100話目を達成いたしました!」




転生法ちゃん♡「ドーモ! これもおまえら、『現代日本の推定三千万人の異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん』のお陰よ! 心から感謝してあげるから、喜ぶがいいわ☆」




ちょい悪令嬢「──ちょっ、何ソノ上から目線の『謝意の表明』は⁉」


転生法ちゃん♡「大丈夫よ、うちの読者様は、きちんと『訓練されている』からw」


ちょい悪令嬢「訓練て、もしかして『転生法』は、うちとは『客層』が違うわけ⁉」


転生法ちゃん♡「そもそもうちは今までずっと、『カクヨムオンリー』だったしね。──それに何より、私『メスガキ』らしいし、タカビーでもOKじゃないのお?」


ちょい悪令嬢「……くっ、前回のことを、根に持っていやがるッ」


転生法ちゃん♡「まあまあ、せっかくのめでたい席なんだから、細かいことは気にせずに、とっとと進行いたしましょうよ」


ちょい悪令嬢「そ、そうですね、何と言っても我々の両作品が、奇しくも同時に『大いなる節目』を迎えられたのですからね!」


転生法ちゃん♡「……ホント、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の連載1000回目と、うちの『転生法』の連載100回目が重なるなんて、こんな奇跡のようなことが実現するとは、驚きよね」


ちょい悪令嬢「何とこれはまったくの偶然で、別に本作の作者の作為によるものでは無いのです!」




転生法ちゃん♡「具体的に経緯を説明すると、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の第991話と第992話の間に一日ブランクが空いてしまったのは、作者の父親が自らの不注意で大けがを負ってしまい、その対応で小説を書いている暇が無かったという、まったくの『不可抗力』の理由でしか無く、作者自身その時点では父親の面倒が精一杯で、むしろ連載に穴を空けたからこそ、記念すべき連載1000回目が、すでにエントリー中の『第10回ネット大賞』の締め切り日の2月末日にして、同じくエントリー作品の『転生法』の連載100回目と重なるなんて、つゆほども思っていなかったの」




ちょい悪令嬢「一応『転生法』のほうは、コンテストへのエントリーが決まった段階でストックが97話有ったので、どうせなら締め切り日に丁度ジャスト100話になるように、最初から計画していたのですが、こちらはそもそも『第10回ネット小説大賞』にエントリーすること自体、ギリギリまで決めかねていたのであり、このように父親の負傷というアクシデントが有りながら、最後まで完走したことだけでも奇跡のようなものですからね」




転生法ちゃん♡「まあ、それで無くても父親に関しては、突然の痴呆と老衰状態の悪化で長期入院をしてしまって、そのため作者自身も、入院中は毎日欠かさず面会に来院して、洗濯物を持ち帰って一つ一つ手洗いをしたり、退院したらしたで一日中つきっきりで介護をしたりと言ったふうに、小説を書く暇なんてほとんど無くなって、今期の各種Web小説コンテストへのエントリーも絶望的だったのよね」




ちょい悪令嬢「そういう意味では、たとえ他のサイトにおける既存作を流用しただけとはいえ、『転生法』を『第10回ネット小説大賞』に、『なろうの女神が支配する』を『カクヨムコン7』にエントリーできたことは、作者自身『英断』であり、これからの創作活動に当たっての、大いなる『自信』となったことでしょう」




転生法ちゃん♡「前回でもお伝えしたように、『異世界転生ならではのホラー作品』をひっさげて、『横○正史ミステリ&ホラー大賞』にチャレンジしてみせるって、堂々と宣言するくらいですからねw」


ちょい悪令嬢「ホント、すっかり調子に乗って、俄然やる気になってますよねw」




転生法ちゃん♡「──まあ、最近の顛末はこの辺にして、せっかくの【記念回】なんだから、そろそろ作品の開始時からの全体的な流れを振り返ってみることにしましょうよ!」




ちょい悪令嬢「そうですね、それではまず、『転生法』のほうから──」


転生法ちゃん♡「──ああ、うちのは結構よ。何せここ最近、他でも無く『わたくし、悪役令嬢ですの!』のほうで、これまでの連載を詳細に検証してくれているしね」


ちょい悪令嬢「そ、そうですか?」




転生法ちゃん♡「──それではこれよりは、『わたくし、悪役令嬢ですの!』のそもそもの作成動機からこれまでの作品の変遷について、主人公であられるアルテミス=ツクヨミ=セレルーナさんに、大いに語っていただきましょう☆」




ちょい悪令嬢「ええっ、わたくし自ら、自分の作品について語るんですかあ?」


転生法ちゃん♡「あなた以外に、誰が語ると言うのよ?」


ちょい悪令嬢「め、メリーさんとか、なろうの女神さんとか?」


転生法ちゃん♡「メリーさんは私とキャラが被るからダメだし、なろうの女神なんか呼んだら、この【座談会】自体がむちゃくちゃになってしまうでしょうが?」


ちょい悪令嬢「それじゃ、本日2月28日が進水日の、大日本帝国海軍駆逐艦の擬人化少女の『清霜』ちゃんとか?」


転生法ちゃん♡「あの子は『なろうの女神が支配する』のキャラだし、そもそも正確な進水日は2月29日で、閏年限定でしょう?」


ちょい悪令嬢「──うぐっ…………わ、わかりましたよ、まずはそもそも本作の『作成動機』がどのようなものであったのか、語らせていただきますわ」


転生法ちゃん♡「まあ、それについては連載前から散々語っていたけど、『悪役令嬢作品の決定版をつくってみせる!』ってやつよね?」


ちょい悪令嬢「とはいえ、『これこそが真に理想的な悪役令嬢だ!』みたいな、『固定観念』を独善的にでっち上げるのでは無く、むしろ『多様性』を認めることこそを旨としておりますの」


転生法ちゃん♡「と言うと?」


ちょい悪令嬢「当然のことながら連載以前においては、Web上の各サイトで話題の『悪役令嬢作品』の数々を、目につく限り読み込んで精査したのですが、一口に『悪役令嬢』と言っても文字通り千差万別で、しかもそれぞれが甲乙付けがたいほど魅力的かつ、これまでに無いWeb小説を実現した革新性に満ちあふれていたのですよ」


転生法ちゃん♡「……ああ、『悪役令嬢』モノって、結構ぶっとんだ内容のやつが多いからねえ」


ちょい悪令嬢「そこで本作の作成方針としては、ヒロインのわたくし自身のキャラ設定以前に、世界観自体を固定せずに、フレキシブルに対応することにしたのです」


転生法ちゃん♡「作品の世界観を固定しない、とは?」


ちょい悪令嬢「連載開始早々に、実は作品自体が『現代日本人がプレイしている乙女ゲームであった』なんてメタ的展開をしたり、いきなりすべての登場人物の性別を逆転させたりと、やりたい放題しやがったのですよw」


転生法ちゃん♡「なるほど、ある意味『実験的作品』というわけね?」


ちょい悪令嬢「それについては、現在においても重要視されていますよね」


転生法ちゃん♡「何せ今や、【魔法少女編】を延々とやっているくらいだしぃw」


ちょい悪令嬢「どうして『魔法少女』なのかは後から語るとして、ここで注目していただきたいのが、まさにその『魔法少女のチーム』が、わたくしを含めて多種多様な『悪役令嬢』キャラの集合体であることなのですよ」


転生法ちゃん♡「ああ、『悪役令嬢』キャラを主人公であるあなた一人に絞らず、あえていろいろなタイプの悪役令嬢を登場させて、先ほど言っていた『多様性』を実現しているのか」


ちょい悪令嬢「そうなると、作品世界における『悪役令嬢の位置づけ』が、一種独特なものとならざるを得なくなるのです」


転生法ちゃん♡「悪役令嬢の、位置づけ、って?」




ちょい悪令嬢「わたくしが自分の王国の筆頭公爵令家嬢にして、宗教的指導者たる『の巫女姫』でもあるように、他の悪役令嬢たちも、国一番の『魔法師』だったり、『軍事的指導者』であったり、そのものズバリ『独裁的国家指導者』だったりと言ったふうに、それぞれの国──ひいては世界全体にとっての、『中核的存在』だったりするのですよ」




転生法ちゃん♡「言うなれば、『聖女』とか『魔王』とかいった感じの、世界の趨勢すら左右しかねない位置づけってこと?」




ちょい悪令嬢「それが最も顕著に現れているのが、他ならぬ【魔法少女編】であって、『悪役令嬢』がまさしく『魔王』や『魔女』等の『世界の敵』として描かれていて、それを退治するのも、何と将来『悪役令嬢』となる因子を有するところの、『悪役令嬢』の実の娘たちである『悪役令嬢』の役割であったりするのでございます」




転生法ちゃん♡「──何か、どこかの『鬱系魔法少女アニメ』そのままの設定だな⁉」




ちょい悪令嬢「本作は『悪役令嬢』自体を、『魔法少女みたいなもの』とも捉えていますからね」


転生法ちゃん♡「まあ、Web小説界全体を見ても、もはや『何でもアリ』状態となっていることだし、『悪役令嬢=魔法少女』と言うのも、あながち否定できないよね」


ちょい悪令嬢「まさにその『何でもアリ』こそが、今や『悪役令嬢の本質』とも言えるのでは無いでしょうか?」


転生法ちゃん♡「……それにかこつけて、当の『わたくし、悪役令嬢ですの!』自体も、『何でもアリ』でやりたい放題ってわけか、さすがは『実験作品』。──とはいえ、最近は【座談会】ばかりやっているのは、さすがにマズいんじゃ無いかしらあ?」


ちょい悪令嬢「──うっ⁉」


転生法ちゃん♡「どうせなら連載1000回達成を機に、【エッセイ】にジャンル替えしてみたらあw」


ちょい悪令嬢「い、いえ、実は本作も佳境に入っておりますゆえに、しばしのご猶予のほどを!」


転生法ちゃん♡「……本当に大丈夫なの? 結局今年も【時事問題】を適当に扱って終わるんじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「──大丈夫です、前回までに語っていた、『異世界転生作品としての本質』をズバリ突いた、最高の結末をご覧に入れますから!」


転生法ちゃん♡「異世界転生作品の本質って、実は『ホラー』ってこと?」




ちょい悪令嬢「と言うよりも、そのものズバリの『転生』──すなわち、一度『死んだ者を甦らせる』ことです!」




転生法ちゃん♡「はあ? 『わたくし、悪役令嬢ですの!』って、そんな作品だったっけ?」




ちょい悪令嬢「──とにかく、読者の皆様がびっくり仰天するラストをご用意しておりますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ♡」



















転生法ちゃん♡「……とか何とか言っちゃって、そのラスト自体が、一体いつになることやら。──下手したら、連載2000回目とか?」



ちょい悪令嬢「──せっかくの【記念回】を綺麗に締めくくったというのに、混ぜっ返さないでくださいよ⁉」

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