第990話、わたくし、『シャーロ○ト』で『だ○まえ』先生再評価ですの♡(後編)

ちょい悪令嬢「──ああああああああっ、何と言うことでしょう⁉」




メリーさん太「ど、どうした、冒頭からいきなり⁉」




ちょい悪令嬢「わたくしってば、前回ご紹介した『だ○まえ』先生原作脚本の超傑作オリジナルアニメ『シャーロ○ト』の、全13話のうち第2話だけ視聴していなかったことを、今頃になって気づいてしまったのです!」


メリーさん太「はあああああ⁉ あれだけ他人様に全話視聴を勧めておきながら、言い出しっぺが何しているんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「しかもこれって、メインヒロインの衝撃の過去が判明すると言う、どう考えても『必見回』だったりして」


メリーさん太「──どうしてよりによって、そんな重要なエピソードを見逃すかね⁉ いや普通、第2話を飛ばすことなんて無いだろ⁉」




ちょい悪令嬢「最初のほうは『お約束』的に、『新たなる超能力者を探し出して無力化する』パターンを繰り返していくものと決めつけていて、実際第3話と第4話もそんな感じだったので、飛ばしていたこと自体にも気がつかなかったのですよ! …………それが後からになって、ヒロインのお兄さんなんかが突然登場したので、ようやく視聴してないエピソードが有ったことに気づいたのです!」




メリーさん太「……おま、前回あれだけ『伏線』の重要性を強調していたくせに、もしもこの回に重大なる伏線が仕込まれていたら、どうするつもりだったんだ?」


ちょい悪令嬢「いやそれが、作中において最大級の『キーマン』である、例の『ZHIE○Dのボーカル』さんに、初めて言及されたエピソードだったのですよ」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」


ちょい悪令嬢「ま、まあ、この第2話についての視聴も、すでに済ませたことですし、そろそろ本題のほうに入りましょうよ?」


メリーさん太「今回検証するテーマって、アンチどもがあれ程までにしつこく『シャーロ○ト』に粘着し続けている理由と、前回語らなかった本作の作者自身の『不満点』だったっけ?」


ちょい悪令嬢「ええ、しかもその二つは、密接に関連していたりします」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「実は『シャーロ○ト』の粘着アンチどもって、『進○の巨人』アンチ同様に、『毒亜ドクーアの工作員』なのですよ」




メリーさん太「──本作の作者ならではの、『陰謀論』、キタああああ!!!」




ちょい悪令嬢「いえいえ、これはけして陰謀論なんかでは無く、ちゃんと論理的確証が有るのですよ?」


メリーさん太「何だよ、論理的確証、って?」


ちょい悪令嬢「まさにクライマックスにおいて、いかにも外国人風の工作組織が登場して、主人公サイドの一員を篭絡するのですが、最終的にはそいつの家族を盾にとって裏切らせて、主人公やヒロインはもちろん、仲間たちの超能力組織に壊滅的被害をもたらしてしまうのです!」


メリーさん太「そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「毒亜ドクーア──特に某大陸国家における諜報組織の、『常套手段』でございます」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「最初に接近してきた時は、『金や女』をあてがっていい思いをさせて、まんまと手駒に仕立て上げてから、いざ『とても承服できかねない売国行為』を命令する段になって、今更相手が尻込みしだしたら、本人よりもむしろ『家族の命』を盾にとって、無理やり言うことを聞かせたり、任務に失敗したり裏切った際には、何ら躊躇無く家族を惨殺して『見せしめ』にしたりと、とても同じ日本人同士ではできない『人でなしの残虐行為』を平気で行うんですよねえ…………まあ、この国の政権与党や大企業や学術界を始めとして津々浦々に至るまでうごめいている、『売国奴』どもの末路としては、『いい気味』としか言えませんけどねwww」




メリーさん太「つ、つまり、広く人々の耳目を集めるアニメ作品の中で、こうも明確に『某国の工作員』になることの『デメリット』を周知アピールされたら、『あいつら』にとっては不都合だったってことか?」


ちょい悪令嬢「日本人には一人でも多く、『ゴミュニズム』の扇動家になってもらいたがっているのですからね。──それなのに、あくまでも『おいしい目』を見られるのは利用価値が有る間のみで、用が済んだら家族もろとも『処分』されかねないことを、ああもあからさまに描写されたら、日本国内での『洗脳活動』自体が滞ってしまうので、工作組織としては『死活問題』なのですよ」


メリーさん太「それで、たかがアニメ作品に対する、しつこいまでのアンチ活動ってわけか? ………そうなると、最新作の『神様にな○た日』を含む、だ○まえ作品全般に対する、ねちっこいアンチどもも、当然──」


ちょい悪令嬢「十分に考えられるでしょうね。──まさしく、『過去の戦争の罪を、現在の世代に負わせるのは間違いだ!』と明言した『進○の巨人』に対して、急に大量の(特に半島系の)アンチが湧いて出たようにねw」


メリーさん太「……おかしいと思ったんだ、だ○まえ作品にしろ、ピー○ーワークス作品にしろ、むしろ『当たり障りの無い』作風だというのに、あれ程過激なアンチどもが粘着していることを」


ちょい悪令嬢「アンチなんて大概が、『利害』で動いているのであり、そこに『国家的利害』に基づく『外国の工作員』どもが紛れ込んでいたところで、別に不思議でも無いのですよ」


メリーさん太「……それで、この『アンチどもの正体』こそが、本作の作者の当作品への『不満点』とも関係していると言うのは、どういうことなんだ?」




ちょい悪令嬢「この件に関しては、創作物において有りがちなことで残念極まりないんですが、あまりにも主人公側が『正義の味方』ムーブかまして『手ぬる過ぎる』のですよ」




メリーさん太「へ? 主人公が正義の味方だったら、なぜ悪いんだよ? それに『手ぬるい』って、卑劣極まる工作員を前にして、ただの子供に何ができると言うんだ?」


ちょい悪令嬢「何がただの子供ですか、全員が恐るべき力を秘めた『超能力者』じゃ無いですか? それこそ『裏切り者』や『敵の工作員』なんぞは、自慢の超能力で情け容赦なく皆殺しにしなくてはッ! ──実際作中においても絶体絶命の大ピンチの時、主人公の力が暴走して、工作組織どころか間抜けにも捕まっていた仲間たちまでも、無意識とはいえに皆殺しにしようとしたのは、むしろ当然の仕儀と申せましょう」


メリーさん太「──主人公がそんなことをして、許されるのか⁉」




ちょい悪令嬢「許されますよ、彼らはまさしく超能力者であったために、子供として保護されるどころか、人間としての権利や尊厳すらすべて奪われ、『実験動物』として閉じ込められて、24時間ずっと監視体制下に置かれて、隅々まで研究分析されるのはもちろん、場合によってバラバラに切り刻まれて『廃棄』されたりもしているのだから」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「まさしく『進○の巨人』そのままに、『……戦え、戦え』の精神であり、『勝てば生きる、負ければ死ぬ』でしか無く、『いい子ちゃん』ぶって『綺麗事』ばかりほざいていたら、他人の食い物になるだけですわ」


メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「具体的に申せば、まず敵の前で裏切り者を(すでにこいつの家族を根絶やしにしていることを教えて、絶望の淵に叩き落としてから)惨殺した後で、自分を『不意討ち』してきた敵の能力者をあっさりとぶち殺し、『どうしてタイムリープ能力も使っていないのに、我々が不意討ちすることをが知っていたんだ?』と言ってきたら、『……あんたらがすでに調査済みのように、確かにうちの組織の時間遡行者はタイムリープ能力を失っているが、時間遡行者から、今日これから起こる出来事をあらかた教えてもらっていたのさ』とかニヒルにあざ笑って、茫然自失となっている工作員たちを(超能力で)細切れにしたりしてねw」




メリーさん太「別の国の時間遡行者って、例の『ZHIE○Dのボーカル』さんのことか? なるほど、前回言っていた『未消化の伏線』を、ここで消化するわけか!」




ちょい悪令嬢「ちょっと複雑になりますが、まずクライマックスに入って新たに時間遡行者になった主人公が、ボーカルさんがいまだ時間遡行能力に目覚める以前の過去に戻って、すべての時間軸を超えてお互いの不足分を補い合うという『協力関係』を結んで、今回の件で言えば敵の不意討ちによって主人公が時間遡行能力を失うことを時間軸を超えて知り得たボーカルさんが、いざ事が起ころうとした際に助けに来ると言った『アクロバッティング』な筋書きでございます」




メリーさん太「──ホントに複雑だな、頭がこんがらがってきたよ⁉」


ちょい悪令嬢「まあとにかく、『敵は殺せ』と言うことです」


メリーさん太「物騒極まる結論だな⁉」




ちょい悪令嬢「結局、世界中の人々が自分たちを『異端者』として排斥しようと言うのなら、世界そのものを壊し尽くすか、大人しく滅亡の運命を受け容れるかの、どちらかしか無いわけですよ」




メリーさん太「──何ソノ、完全に『頭進○』そのままな思考は⁉」




ちょい悪令嬢「おっ、さすがはメリーさん、まさにそれこそが、『第三の選択』だったのです!」


メリーさん太「は?」


ちょい悪令嬢「つまりですね、(※以下完全に『ネタバレ』ですので削除)」


メリーさん太「──もう完全に、『進○の巨人』じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、この点に関しては、同様な結論に落ち着くのは当然として、本作の作者としては是非とも、『自分たち以外をすべて駆逐してやる!』を選んで欲しかったところですね。──何せ『進○の巨人』においても、実は一番恐ろしかったのは、主人公たち『パラデ○島の悪魔』だったんだし、日本人の超能力者こそが、毒亜ドクーアの工作組織なんか足元にも及ばないほど、最強かつ最凶であることを、存分に披露していただきたかったですわ☆」




メリーさん太「──だから、『頭進○』はやめろって⁉」




ちょい悪令嬢「そういえば、『妹が殺される』ことから物語を始めて、すべての××を無効化するところで終わるなんて、まさしく『進○の巨人』そのものですわね!」




メリーさん太「妹が殺されたって…………ああ、今回はある程度『ネタバレOK』で、ストーリーの流れを簡単にご紹介する予定だったっけ」




ちょい悪令嬢「最初は普通の『超能力学園モノ』と思わせておいて、いつも明るく主人公にとっての心の癒やしだった妹が唐突に悲惨な目に遭って、完全に自暴自棄となる主人公でしたが、何とこれまで喧嘩ばかりしていたメインヒロインが救ってくれるという、ここまでだけでも王道ながらハラハラドキドキの波瀾万丈の展開だと言うのに、更に主人公の『過去の記憶』が甦った途端、まるで違うシチュエーションへと世界が一変して、そこには何と生きた妹が普通に存在しているのみならず、存在自体が抹消されていた『兄』すらも、突然現れると言う」




メリーさん太「そして始まる、『世界そのものを壊し、その上で自ら再構築する』という、壮大なる物語。まさしく最後の最後まで、まったく息つく暇も無かったよな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけですので、何よりも『刺激の強い』アニメ作品をご所望の方は、本日が全話無料配信最終日である、だ○まえ先生最高傑作オリジナルアニメ『シャーロ○ト』を、是非ともお見逃しなく!」

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