わたくし、悪役令嬢ですの！

第961話、わたくし、原作ソシャゲ版へのアニメ版キャラの逆輸入はどうかと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「これもう、わけわかんねぇな……」

メリーさん太「──ちょっ、何だよ！　公爵令嬢様が冒頭早々から、どこかの野獣（ケダモノ）な『先輩』そのまんまの、やけに砕けた物言いは⁉」

ちょい悪令嬢「おっと、すみません、私（わたくし）としたことが………………ふう、これが本当に、『真夏の夜の○夢』であれば、どんなに良かったことか」

メリーさん太「……ホント、一体何があったんだ？　──それから、『淫○ネタ』は、もうその辺にしておけ」

ちょい悪令嬢「……実は、『マギア○コード』のこと、なんですけどねえ」

メリーさん太「え、『マギ○コ』って確か、【ＦｉｎａｌＳＥＡＳＯＮー浅き夢○暁ー】の放映＆配信が延期されたんじゃ無かったっけ？　最近は『振り返り無料配信』のほうも、まったく行われていないようだし」

ちょい悪令嬢「ああ、今回は【アニメ版】では無く、【原作ゲーム版】の話なのですよ」

メリーさん太「【ゲーム版】？　それこそ本作の作者は、まったく関知していなかったのでは？」

ちょい悪令嬢「あ、いえ、むしろ【アニメ版】関連の話とも、言えるかも知れませんけどねえ……」

メリーさん太「──一体、どっちやねん⁉」

ちょい悪令嬢「……つまりですね、また【原作ゲーム版】に、【アニメヴァージョン】のキャラが登場したのですよ」

メリーさん太「は？…………………………………はあああああああああああ⁉」

ちょい悪令嬢「もう、ネット上の『マギ○コ界隈』のスレは、大騒ぎですよ」

メリーさん太「【アニメヴァージョン】って、『ホミさん』だけの特別仕様じゃ無かったのかよ⁉」

ちょい悪令嬢「ねえ、彼女だけだったら、『クリスマス限定サービス』とか、『某大物歌手をイメージした（ｗ）年末歌合戦仕様』と言うことで、一回限りの『ネタ』扱いできたのに」

メリーさん太「あ、もしかして今回のキャラも、『お正月』とか『成人式』とかに関連性のある、『季節限定キャラ』とか？」

ちょい悪令嬢「……『や○よ』さん、です」

メリーさん太「はい？」

ちょい悪令嬢「だから、今回新たに【アニメヴァージョン】が発表されたのは、主人公のい○はちゃんを始めとしてゲーム内の主立ったキャラたちからの信頼も厚い、『みんなの頼れるお姉さん』である、七海や○よさんだったのです！」

メリーさん太「──よりによって、彼女かよ⁉　せめてそこは、それこそ主人公のい○はちゃんにしておけよ⁉」

ちょい悪令嬢「ごもっともでございます、ネット上の意見も、大方同様でした」

メリーさん太「……え、【原作ゲーム版】と【アニメ版】のや○よさんて、そんなに違いが有ったっけ？」

ちょい悪令嬢「誰もが知っている、一番の違いと言えば──」

メリーさん太「言えば？」

ちょい悪令嬢「『服の袖』が有るか無いか──で、ございます」

メリーさん太「──そこかよおおおおおおおおおおおおおおおおお⁉」

ちょい悪令嬢「以前からマギ○コファンにとっては、最大の注目ポイントですからねえｗ」

メリーさん太「……それってつまりは、衣装が違うだけじゃんか？　だったらい○はちゃんで言うこところの、【水着ヴァージョン】とかと同じ扱いじゃダメなのか？」

ちょい悪令嬢「残念ながらい○はちゃんは、アニメでは水着になっておりませんので……」

メリーさん太「うん、『海水浴回』とか無い限り、普通水着シーンなんて無いよな？　いくらゲーム内だからって、年中水着でいるなんて、単なる『痴女』だよね？」

ちょい悪令嬢「──『えろは』ちゃんの悪口は、そこまでだ！」

メリーさん太「誰が『えろは』ちゃんだ⁉　…………まあとにかく、ここは『衣装違い』と言うよりも、『アニメに登場した』や○よさんであることが肝要なんじゃないか？」

ちょい悪令嬢「つまり、袖が有るか無いか以外にも、何か重要な相違があると？」

メリーさん太「──普通はそうだよね⁉　何で袖が有るか無いかにこだわるんだよ！」

ちょい悪令嬢「まさしく、【アニメ版】のや○よさんにとっての、『アイデンティティ』ですので」

メリーさん太「やっすいアイデンティティも、有ったものだな⁉」

ちょい悪令嬢「まあそれはさておくとして、後（あと）考えられるのはやはり、例の『ホーリーマ○さん』と『同じ理由』ですかね」

メリーさん太「それってつまり、【原作ゲーム版】と【アニメ版】のホミさんとの違いが、や○よさんにも当てはまるってことか？　それって一体……」

ちょい悪令嬢「もちろん、『戦い方』ですよ！」

メリーさん太「──ああ、なるほど！　『対戦ゲーム』でもある『マギ○コ』にとっては、最重要ポイントの一つだからな⁉」

ちょい悪令嬢「どうしても【アニメ版】においては、『アニメならではの動きの演出（アクション）』によって、【原作ゲーム版】よりも数段階も派手に『魅せなくては』なりませんからね。もはやゲームの設定以上の『バトルシーン』のてんこ盛りとならざるを得ないのです」

メリーさん太「うん、確かに【アニメ版１ｓｔＳＥＡＳＯＮ】クライマックスの、ホミさんの戦いっぷりは凄まじかったよな。──となると、そこで果敢に応戦を行った、『ド○ペル』主体のや○よさんの戦闘方法が導入されるわけか？」

ちょい悪令嬢「そういう面も有りますが、まずは何と言っても、『キャラの最低ステータスの底上げ』がはかられるらしいんですよ」

メリーさん太「……ステータスの、底上げ、って」

ちょい悪令嬢「や○よさんやい○はちゃんのような主人公組──いわゆる『みか○き荘』の住人たちは、『低レア荘』と揶揄されるのほどに、初期段階では非常に『よわよわ』なんですよ」

メリーさん太「え、や○よさんって、ネット上の一部の勢力からは『ブラストゴ○ラ』とか呼ばれている、『武闘派』の代表格じゃ無かったの？」

ちょい悪令嬢「キャラの性質的には間違っていませんが、それと『初期状態では低レベル』とは、あまり関係の無い話でして」

メリーさん太「まさか、今回の【アニメヴァージョン】は、最初から高レベルで実装されるとか？」

ちょい悪令嬢「それか、低レベルから高レベルへ、ラ（・）ン（・）ク（・）ア（・）ッ（・）プ（・）し（・）や（・）す（・）く（・）な（・）っ（・）た（・）──とかではないでしょうか？」

メリーさん太「……でもよう、今回のように別に大した理由も無く、【アニメヴァージョン】とかが登場するってことは、これからほとんどのキャラが後に続いていくんじゃ無いのか？」

ちょい悪令嬢「主人公のい○はちゃんや、さっきも触れた『みか○き荘』のメンバーはもちろん、敵対組織の幹部たちなんかは、確実でしょうね」

メリーさん太「その他考えられるのは、それこそ【アニメ版】においてホミさんといい勝負をした、さ○かちゃん【強キャラヴァージョン】かなあ？」

ちょい悪令嬢「【元祖アニメ作品】である『ま○か☆マギカ』のキャラをフィーチャーした【外伝ソシャゲ】の中に、その外伝を【アニメ化】した作品から更に『ま○マギ』キャラを逆輸入するなんて、それこそもう『わけわかんねぇ』（あるいは『わけがわからないよ』）状態ですけどねｗ」

メリーさん太「──ていうか、そもそも『ホミさん』が逆輸入されているんだから、今更だろうが⁉」

ちょい悪令嬢「『ま○マギ』キャラだとむしろ、さ○かちゃんと言うよりも杏○ちゃんのほうが、有力候補なのでは無いでしょうか？」

メリーさん太「何でだよ？　杏○ちゃんて、【アニメ版マギ○コ】のバトルシーンで、特に活躍していたっけ？」

ちょい悪令嬢「【アニメ版】において、『ま○マギ』メンバーの中で唯一、い○はちゃんから明確に『環』にされているんですよ」

メリーさん太「──そんなの、ゲームに必要なキャラ設定じゃ無いだろ⁉」

ちょい悪令嬢「いやいや、ここで重要なのは、これまでの【ゲームオリジナル】キャラと新実装の【アニメヴァージョン】キャラとの間で、『明確な相違点があるかどうか』なのであり、戦闘方法等のゲームキャラならではの特性にこだわる必要は無いです」

メリーさん太「……それもそうか、戦闘能力や基本レベルだけ違って、後はほとんど変わりないんだったら、『同一キャラのレベル違い』で済んでしまうので、【アニメヴァージョン】なら、アニメならではの特徴こそ有るべきだよな」

ちょい悪令嬢「──そういうわけで、例えば今回のや○よさんとかだと、『……マギ○スの本拠地はどこ？』ｂｏｔ性能とかはどうでしょう？」

メリーさん太「その場合、【原作ゲーム版】に実装時においては、『ネオマギ○スの本拠地はどこ？』に改変されると思うけど、どのみち『シグ逆』は避け得ないよなｗ」

ちょい悪令嬢「後（あと）、み○ゆさんだったら、例の『飲○ヴァージョン』とか？」

メリーさん太「──年齢的に、大丈夫なのか⁉」

ちょい悪令嬢「他には、も○こちゃんとみ○まさんが、二人一組の【ウエディングヴァージョン】で限定イベント実装されたりして♡」

メリーさん太「……ああ、確かに【２ｎｄＳＥＡＳＯＮ】第７話は、話題騒然だったからな」

ちょい悪令嬢「──そして忘れてはならないのは、満を持しての、『黒○』ちゃんの実装ですよ！」

メリーさん太「え？………………………いやいやいや、ちょっと待って⁉」

ちょい悪令嬢「おや、どうかなされたのですか？　【アニメヴァージョン】が実装されるとしたら、マ○さんやや○よさんやい○はちゃんよりも、まず最初に名前を挙げるべきなのは、本来ならこの方以外にはあり得ないでしょう？」

メリーさん太「だからさあ、アニメオリジナルキャラを【ゲーム版】が実装される以前に導入するってことは、下手すると正式なる【ゲーム版キャラ】としては、実装されなくなってしまうかも知れないじゃないか⁉」

ちょい悪令嬢「……あー、そういえば、この【アニメヴァージョン】って、『期間限定』になってしまう可能性も、無きにしも非ずでしたねえ」

メリーさん太「そうだよなあ？　普通に考えたら、【アニメ版】の放映が完結したら、【アニメヴァージョン】のキャラも、『用済み』になってしまうってのが、当然の成り行きだよなあ？」

ちょい悪令嬢「ある意味、『コラボ期間』が終わるようなものですかねえ？」

メリーさん太「『コラボ』ってのも変な話だけど、この路線が非常に『特殊』なのは間違いないんだから、あまりゲーム自体に詳しくない本作の作者としては、下手に軽はずみなことを言ったりして、誤った情報を流布しないほうがいいと思うぞ？」

ちょい悪令嬢「……そうですね、今回の内容につきましては、謙遜でも何でも無く本当に、『ゲーム音痴』の本作の作者による『勝手な妄想』のようなものに過ぎませんので、読者の皆様におかれましても、くれぐれも鵜呑みになされないようにお気をつけくださいませ♡」

メリーさん太「……別に今回の件に限らず、この連載自体にも、同じことが言えたりしてｗ」

ちょい悪令嬢「──いや、いくら何でも、そんなにいい加減なことばかり言っていませんよ⁉」

ちょい悪令嬢「──とか何とか言っているうちに、更なるビッグニュースが舞い込んで参りました！」

メリーさん太「現在１月13日の午後１時にて、すでに【アニメヴァージョン】のや○よさん──略して『アニやち』さんが、【ゲーム版】に実装された後での改稿作業中なのですが、何とゲーム内に新登場した『アニやち』さん用の個別シナリオである『魔法少女ストーリー』において、『黒○』というキャラクターについて、初めて言及されたのです！」

ちょい悪令嬢「つまりこれは事実上、【ゲーム版】において、【アニメ版オリジナルキャラ】である黒○ちゃんの存在が認められたことになるのです！」

メリーさん太「これについては、期間限定配布の【アニメヴァージョンキャラ】における、『例外的シナリオ』と見なすこともできますが、【ゲーム版】はもちろん本拠地であるはずの【アニメ版】においてすら、何かと『ハブられ気味』だった黒○ちゃんにとっては、『大快挙』と申せましょう！」

ちょい悪令嬢「……本当になあ、【２ｎｄＳＥＡＳＯＮ】最終話において、ハッピーエンドに大喜びしているい○はちゃんたちの姿を見つけて駆け寄ろうとしたところ、『もう一人の自分』みたいな謎の存在から、『なぜ物語に加わろうとするの？』とか『あのまま忘れられていれば良かったのにねｗ』とかと、心をえぐられるようなことを言われたりしてさあ（涙）」

メリーさん太「そういうこともあって（あまりの不憫さに）、一部では絶大なる人気を誇っている黒○ちゃんだったりして、今回のいきなりのゲームシナリオにおける『初登場』に、本作の作者を始めとするファンたちは狂喜乱舞となっております！」

ちょい悪令嬢「『たこΠ（ぱい）そん』先生とか、『たこΠ（ぱい）そん』先生とか、『たこΠ（ぱい）そん』先生とか、『たこΠ（ぱい）そん』先生とか、『たこΠ（ぱい）そん』先生とかな」

メリーさん太「──いやあ、今回本編において、ちょっぴり否定的に語ってしまった『アニやち』さんの【ゲーム版】実装化ですが、結構いいことも有るんですね☆」

ちょい悪令嬢「だからいつも申しているでしょう、『この世に存在していて無駄なものなんて、一切無いのだ』って♡」