第928話、わたくし、今や『配信』の時代なので、アニメの『円盤』が売れなくても当然だと思いますの⁉
ちょい悪令嬢「──皆様、またしても超傑作魔法少女アニメ『魔法少女ま○か☆マギカ』関連のビッグニュースでございます! 何とシリーズ屈指の超問題作である最新劇場版『叛○の物語』が、
メリーさん太「………………は?」
ちょい悪令嬢「何ですか、メリーさん、この時ならぬ朗報を聞きながら、その
メリーさん太「いや、何であんたのほうこそ、冒頭早々そんなにハッスルしているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「だってこうなると今年のクリスマスは、恒例の『スクールデ○ズ』一挙全話無料配信と、この『叛○の物語』とで、業界屈指の『超サイコアニメ作品』の揃い踏みってことになるんですよ? これでハッスルしなくて、どうするんですか⁉」
メリーさん太「──むちゃくちゃ嫌なクリスマスだな⁉」
ちょい悪令嬢「ケッ、このコロナ禍の中でクリスマスを謳歌しようだなんて、利己主義なやつらなんか、みんな『ナイスボート』されてしまえばいいんですよ」
メリーさん太「やめろよ、いかにも『モテないひがみ』そのままで、聞いているこっちが辛くなるから! ……それから、『ナイスボートされてしまえ』とか、新たなる『パワーワード』を、勝手に創るんじゃ無い!」
ちょい悪令嬢「──とか何とか、毎度のごとく『クリスマス』に絡めて馬鹿なことばかり言っている、『ミニスカサンタコス』の幼女二人でした!」
メリーさん太「ああっ、そういえば、あたしたちって年中、サンタの格好をしていたんだっけ⁉」
ちょい悪令嬢「……どうして忘れているんですか、そもそもあなたのヘンテコ極まりない『メリーさん太』という
メリーさん太「人の
ちょい悪令嬢「だったらどうして
メリーさん太「……どうしてって、そもそもどうしてなんだよ?」
ちょい悪令嬢「さあ?」
メリーさん太「『さあ』、って⁉」
ちょい悪令嬢「この【座談会】コーナーが始まって以来、ずっとこうなのですから、本作の作者自身も忘れているようですの」
メリーさん太「──相変わらず、いい加減なやつだな⁉」
ちょい悪令嬢「まあおそらくは、このコーナー自体が、クリスマス前後に開始されたってところじゃ無いですか?」
メリーさん太「確かにそんなところとは思うけど、ちゃんと調べろ! それ程手間はかからないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「……あー、今し方調べたところ、メリーさんがその格好をなされたのは、2019年1月1日公開の、第79話の【新年記念特別編】が初めてのようですね」
メリーさん太「どうしてクリスマスでは無く、お正月初日なんだよ⁉ しかも何であたしだけ? あんたは違うの?」
ちょい悪令嬢「どうやら
メリーさん太「──それならどうして、こうして現在座談会の司会をやっているあたしたちが二人共、サンタコスをしているんだ⁉」
ちょい悪令嬢「ええと………………………『成り行き』?」
メリーさん太「『成り行き』、って⁉」
ちょい悪令嬢「ま、まあ、この話はこの辺でいいではありませんか? とっとと本題を続けましょう!」
メリーさん太「本題って、『叛○の物語』の無料配信のことか?」
ちょい悪令嬢「もちろんです!」
メリーさん太「でもよう、本作の作者自身は『叛○の物語』の円盤を持っているんだから、今更無料配信なんて関係無いんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「何言っているんですか? わざわざこうして当【座談会】で告知しているのも、一人でも多くの読者の皆様に、この歴史的超傑作劇場アニメに触れて欲しいからではないですか⁉」
メリーさん太「……ああ、来年にも公開が予想されている、新劇場版の『ワルプルギス○廻天』に対する、『予習』という意味合いもあるわけか?」
ちょい悪令嬢「結局元祖TV版初放映10周年の今年は、外伝アニメ版である『マギア○コード』2ndSEASONが放映&配信されただけですしね。せめて年末に最大の目玉作品である『叛○の物語』を、どなた様にでも視聴可能な『無料配信』を行って、シリーズ全体に対する興味を持続させていこうと思われたのでしょう」
メリーさん太「……まあもしかしたら、これまで一度も見たことの無い人だったら、この機会に視聴してみようかと思うかも知れないけど、むしろこれほどの人気作品において、初心者の数がそんなに期待できるかあ? 本作の作者のように既存のファンだったら、すでに円盤を持っているだろうし」
ちょい悪令嬢「それが、長年のファンらしき方も含めて、ネット等においてはむしろ、好感触のようなんですよ」
メリーさん太「な、何で?」
ちょい悪令嬢「本作の作者自身もそうなんですが、たとえその作品の円盤を持っていようが、無料配信されたら、そっちのほうを見てしまう傾向にあるのです」
メリーさん太「──はああああああああああああ⁉ 何でだよ⁉ そんなに円盤をいちいちプレイヤーにセットするのが面倒くさいとか?」
ちょい悪令嬢「と言うか、逆なのですよ」
メリーさん太「逆、って」
ちょい悪令嬢「配信だったら、別の用事でパソコンやスマホを使用中でも、そのまますぐに視聴開始できるではありませんか? この超便利さを一度でも体験してしまえば、もはや円盤なんかに後戻りはできませんよ」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「しかもスマホやノートパソコンともなれば、据え置き型の円盤プレイヤーとは違って、外出先でもどこでもいつでも、好きなだけ作品を視聴し放題ですしね」
メリーさん太「……確かにな。そもそも持ち運び可能なノーパソを始めとして、パソコンに円盤
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、外伝アニメ版の『マギア○コード』2ndSEASONの円盤の第1巻の売り上げが、1stSeasonよりも大幅に落ち込んだのは、作品の内容の善し悪しにかかわらず、あくまでも時代の趨勢によるものですので、どうぞお間違いないように!」
メリーさん太「てめえ、結局それが言いたかったのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「……おや、まさかメリーさんは、今回の円盤の売り上げが、『マギ○コ』の2ndSEASONの内容に完全に比例しているとか、言うつもりでは無いでしょうね?」
メリーさん太「──うっ」
ちょい悪令嬢「『マギ○コ』アニメ版2ndSEASONは、紛う方なく超傑作なのです! いまだストーリー半ばなので、その真価を皆さんにご理解いただけておりませんが、来春放映&配信予定の『FinalSEASONー浅き夢○暁ー』をご覧になれば、絶対にご納得してもらえるかと存じます!」
メリーさん太「で、でもさあ、まさにそのFinalSEASONこそ、本来この年末に予定されていた放映&配信が延期されてしまったんじゃないか? 制作会社の『シ○フト』様におかれては、本当に大丈夫なのか?」
ちょい悪令嬢「むしろこうして時間的余裕が生じたからこそ、必ずやシ○フト様の総力を結集した、これまでに無い超傑作としてご披露されることでしょう!」
メリーさん太「……何でそんなことが、部外者であるあんたに、断言できるんだよ?」
ちょい悪令嬢「当然のごとく、このアニメ版の『マギ○コ』の結末に対する評価こそが、『ま○マギ』の新劇場版である『ワルプルギス○廻天』に対する『期待値』に直結するからですよ! おそらく単なる原作ゲーム版のシナリオのアニメ化なんかでは無く、何か『仕掛けて』くるものと思われますので、どうぞ皆さんご期待なさっていてください!」
メリーさん太「……おいおい、何勝手に『ハードルを上げて』いるんだ? これで期待外れの結果に終わったら、新劇場版もヤバくなりかねないぞ?」
ちょい悪令嬢「大丈夫です! 『マギ○コ』は料理次第では、超傑作になり得る素質は十分に有り、しかも『ま○マギ』の新劇場版に対しては、シ○フト様としても会社の命運をかけて全力で取り組まれるものと思われますので、何の心配もいりません!」
メリーさん太「……うわあ、完全に『狂信的ファン』そのものになっていやがる。こういった『盲目的な信奉者』って、制作スタッフにとってはむしろ、『害悪』でしか無いんだよな」
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