第924話、【真珠湾80周年】わたくし、76年間平和を守り続けてきた日本に対して、『反省』を促す意味がわかりませんの?
ちょい悪令嬢「おっといけない、12月8日当日に、この【真珠湾奇襲攻撃80周年記念特別座談会】を公開するのを、すっかり忘れておりましたわ(テヘッ☆)」
メリーさん太「──貴様ああああああああああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「……何ですかメリーさん、今回は久方振りに、冒頭から奇声を発したりして。しかも、『貴様』て。時節柄、旧日本兵の亡霊でも乗り移っておられるのでしょうか?」
メリーさん太「都市伝説が日本軍人に憑依されたりしたら、カオス過ぎるわ⁉ ──ていうか、これまで『日本軍』に関して散々ネタにしてきたくせに、最大級のトピックスである『真珠湾奇襲攻撃』関連のエピソードの公開が、この80周年という記念の時に当日に間に合わなかったなんて、一体どういう了見なんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「……いえ、本作は昔の日本では無く、現在の日本の在り方こそを基準にして、『軍事関係のトピックス』を扱っているつもりですけど?」
メリーさん太「現在の日本を基準にするって、80年前の『真珠湾奇襲攻撃』についてもか?」
ちょい悪令嬢「何せ最も重要なのは、先の大戦における、『日本の敗戦』という事実なのですからね!」
メリーさん太「……敗戦? いや、『真珠湾奇襲攻撃』の時点では、むしろ『戦勝』なのでは?」
ちょい悪令嬢「メリーさんは、今回の記念すべき【80周年】における、各メディアの論評のほうは、ご覧になられました?」
メリーさん太「あ、ああ、目についたのは、一応」
ちょい悪令嬢「大体、どういった論調でしたでしょうか?」
メリーさん太「……そういえば、どこの記事も決まって、『80年前と同じ轍を踏んではならない』とか、『日本人は反省し続けなければならない』とか、『政府のコロナ対策は、下手すると真珠湾奇襲攻撃並みの愚行ではないのか?』──とか言ったのばかりだったよな」
ちょい悪令嬢「……それって別に【80周年】なんかに関係無く、毎年恒例とは思いません?」
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「ほんとマスゴミのやつらって、ただ単に脳死レベルのワンパターンであるのみならず、『現実』というものを把握する力がまったく無いんだから」
メリーさん太「……マスゴミどもが、目の前の現実すらも認識できていないって?」
ちょい悪令嬢「すでに日本は『真珠湾奇襲攻撃』に対する、心からの『反省』が済んでいるどころが、戦後すぐから身をもって『実践』し、しかもそれによって多大なる『実績』をあげているのですよ!」
メリーさん太「『反省』を『実践』し、『実績』まであげているって……」
ちょい悪令嬢「これって、本作においても、何度も何度も申し上げてきたんですけどねえ」
メリーさん太「──あっ、もしかして⁉」
ちょい悪令嬢「そう、『真珠湾奇襲攻撃』のみならず、『戦争行為』自体を心から反省して、最低限の量と質のみを維持した防衛力以外は軍事的手段を持たず、周辺諸国のほとんどが油断ならない軍事国家ばかりでありながら、76年もの間一度も軍事行動をとらず、しかも世界トップクラスの国力のほぼすべてを、経済発展に投入して、押しも押されもせぬ超経済大国となって、世界全体の発展に貢献してきた日本国に対して、どの面下げて、『反省する心を忘れてはならない』なんて、ほざくことができるのですか? ──しかも、日本国内のマスゴミが! おまえらいい加減、脳死レベルのワンパターン捏造記事しか作れないのなら、神聖なる報道の仕事を今すぐ辞めろよ!」
メリーさん太「た、確かに、現在においても日本に対していろいろと難癖をつけて来る周辺諸国の中で、第二次世界大戦後に武力行使をまったく行っていない国なんて、『皆無』だしな」
ちょい悪令嬢「
メリーさん太「……何だと?」
ちょい悪令嬢「某メディアの論評では、『現在の政権がコロナ対策を大失敗したのは、かつての真珠湾奇襲攻撃における失策を、まるで反省していないから』なんてのがあったりしてね☆」
メリーさん太「はあ? 『コロナ対策を大失敗』って、そんなことを言っているやつが、まだいるのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「いくら日本をsageたって、現在瓦解寸前の某国のコロナ防疫が持ち直すわけでも無いのにねえw」
メリーさん太「もう外国の息のかかったメディアなんて、全部潰してしまえよ⁉」
ちょい悪令嬢「まあとにかく、日本人自身は誰に言われるまでも無く、ちゃんと反省をした上で、日々世界の平和と発展に実績を上げ続けているのだから、他人がこれ以上余計な言いがかりをつけるなよ⁉──ってことなのですよ」
メリーさん太「……公爵令嬢とは思えな言いようだが、内容的には間違っていないよな。──それで今回はこのまま、久し振りに『政治色』濃いめでいくのか?」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、本題はむしろ、これからだったりします」
メリーさん太「──今までのが、本題じゃ無かったのかよ⁉ いやこれって一応、【真珠湾奇襲攻撃80周年記念特別座談会】なんだろ?」
ちょい悪令嬢「ご心配なく、ちゃんと『真珠湾奇襲攻撃』と関連した話題ですから」
メリーさん太「あ、そうなの?」
ちょい悪令嬢「突然敵の奇襲によって主人公側が危機的状況に陥るとこは、『開戦時』のアメリカそのものだし、圧倒的に強大な軍事勢力に占領されてしまうところなんかは、『戦後』の日本そのものですしね」
メリーさん太「──それって、まさか⁉」
ちょい悪令嬢「今期の『秋アニメ』のうちの一作である、『メガトン級ム○シ』でございます」
メリーさん太「……あれ? それって今まで、完全に『ノーマーク』じゃ無かったっけ?」
ちょい悪令嬢「それがですねえ、最新話において、とんでもない展開を迎えてしまったのですよ!」
メリーさん太「そういえば、以前公式自らSNS等で、『近々驚愕の展開をお見せします!』とか何とか、告知していたよな?」
ちょい悪令嬢「……いやまさか、あれ程掟破りの展開を見せてくれるとは」
メリーさん太「掟破りって、一体何をやらかしたんだよ?」
ちょい悪令嬢「味方のロボット基地の、見た目
メリーさん太「信じられない正体、って?」
ちょい悪令嬢「──いや、もはやそれどころでは無いのです!(ネタバレ厳禁の意味でも)」
メリーさん太「それどころでは無いって、『ロボットアニメ』にとって何よりも重要な『基地司令』の驚愕の正体よりも、大事なことがあるとでも?」
ちょい悪令嬢「この美人指令さんたら、
メリーさん太「──何じゃ、そりゃああああああああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「ね、驚きでしょう?」
メリーさん太「いやいや、『メガトン級ム○シ』はどちらかと言うと、お子様向けの『熱血バトル型』のロボット
ちょい悪令嬢「キャラデザを始めとする、ちょっぴり時代がかったラフな作画なんて、モロ昔がたきな『硬派のロボット作品』そのものですしね。──それが突然『おねショタ』展開になるんですから、ホントびっくり仰天ですよ♡」
メリーさん太「……つうか、
ちょい悪令嬢「しかも『基地指令とロボット搭乗員』の関係にあるので、『セクハラとパワハラ』の現行犯でもありますなあ♫」
メリーさん太「──何で嬉しそうなんだよ⁉ うちの作者って、『おねショタ』も好物だったのか?」
ちょい悪令嬢「と言うよりは、これぞまさしく『ぶち壊し』だからこそ、喜んでいるのですよ」
メリーさん太「……あー、そういうこと」
ちょい悪令嬢「てっきり若年層向けの『正統派ロボット
メリーさん太「……でもさあ、むしろ『正統派ロボット
ちょい悪令嬢「その点は大丈夫です! 『メガトン級ム○シ』のすごいところは、こんな奇天烈極まりないシーンをブッコミながらも、むしろ『地球人と異星人との相互理解』と言う、作品最大のテーマに繋げているところなのです!」
メリーさん太「──『基地指令』が権力を笠に着て、男子高校生を手籠めにすることが、どうして『異星間の相互理解の促進』に繋がるんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「もちろんそれは、見てのお楽しみと言うことで☆」
メリーさん太「……あざといなあ、結局ちゃんと『宣伝』してやがるよ、こいつ」
ちょい悪令嬢「何せこれもまた、『平和の在り方』の一つですからね。【真珠湾奇襲攻撃80年記念特別座談会】のテーマとしてふさわしいと申せましょう。──そう言うわけで、最近現実的には、アジア東部とウクライナとの両方面で、何だかきな臭くなってきましたが、日本の皆様はこれまで同様に、何よりも世界平和のために全力で尽くして参りましょう♡」
メリーさん太「……いや、最後の最後でいきなり、生々しい現実問題に立ち返るんじゃ無いよ」
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