第899話、わたくし、『努力は必ず報われる』と断言いたしますの!(前編)
ちょい悪令嬢「──メリーさん、やりましたよ! またしても、本作の作者『大勝利』でございます!」
メリーさん太「………………………は?」
ちょい悪令嬢「やはり本作の作者は、正しかったのです! 『親ガチャ』なんぞは何も関係無く、『努力は必ず報われる』のです!」
メリーさん太「──ちょっ、おいおいおいおい、一体どうしたんだ? これまで以上に冒頭からハイテンションになって⁉ しかも、『本作の作者が大勝利』とか、『努力は必ず報われる』とか、何のことなんだ⁉」
ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、聞いて驚かないでくださいね?」
メリーさん太「……いや、そのパターンはもういいから、さっさと言え」
ちょい悪令嬢「すでに本作においてお伝えした、本作の作者が父親の介護が忙しくてつい見逃してしまった、『進○の巨人』の特別編OVA『LOST GIRLS Wall Sina、G○○dbye』(前編&後編)ですが、何とN○K様によるテレビ放送だけでは無く、各動画サイト様においても、逐次配信していくことが決定したのです!」
メリーさん太「──おおっ、本当か⁉」
ちょい悪令嬢「しかも、それだけでは無いのです!」
メリーさん太「え?」
ちょい悪令嬢「本来N○K様では放送予定では無かった、同じくOVAの『イ○ゼの手帳ーある調査兵団員の手記ー』や『突然○来訪者ー苛まれる青春の呪い』や『困○』についても、順次配信されるとのことなのです! ──もちろんN○K様同様に、『LOST GIRLS Wall Sina、G○○dbye』(前編&後編)を始め、『LOST GIRLS L○st in the cruel world』や『悔○なき選択』(前編&後編)についても、ちゃんと配信されますので、ご心配なく!」
メリーさん太「そ、そいつは予想以上にすごいが、ちょっと待って、『イ○ゼの手帳』って、確か──」
ちょい悪令嬢「そうです、例の、本来知性の無いはずの『無垢○巨人』が、いきなり言葉をしゃべりだすという、超問題シーンがあるやつですよ!」
メリーさん太「……今更ネタバレも無いだろうけど、この時点で実は巨人の正体が『人間』であり、『マ○レ』にいた頃の記憶が甦っていることを示唆するだけでも大注目なのに、イ○ゼちゃんに向かって『ユ○ル様』と呼びかけるという、ダブルミーニングと言うか、ミスリードと言うかの、いかにも思わせぶりな展開なんだよな?」
ちょい悪令嬢「このOVAが発表された時点では、話題騒然でしたからねえ」
メリーさん太「しかも聞くところによると、『進○の巨人』ファンの間ではむしろ『困○』のほうこそ、いろいろな意味で要注目らしく、配信されるのが非常に楽しみだったりして」
ちょい悪令嬢「ええ、現在ネット上の『進○の巨人スレ』においても、久方振りの『祭り』となっておりますよ!(……と思っていたのですが、後述する例の『腕章問題』によって、瞬く間に『大炎上』となってしまいましたw)」
メリーさん太「そうなると、同じく熱狂的な『進○の巨人』ファンである本作の作者も、今頃狂喜乱舞だろうな!」
ちょい悪令嬢「もちろんですとも! 実はこの前の日曜日終日ギリギリまで、N○K様と『N○K
メリーさん太「……いや、『奇跡』や『神様』はわかるけど、『努力』ってのは、何だ? 別に本作の作者がどんなに努力しようが、こんないかにも偶発的な動画配信の決定とは、まったく関係無いだろうが?」
ちょい悪令嬢「──そんなことはありません! 努力は必ず報われるのです!」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「もっと簡単に申せば、本作の作者は現時点における『努力の対象の優先順位』をしっかりと定めた後で、それを絶対に達成することに全力を尽くすことによって、むしろ『進○の巨人』のOVAの視聴をも含めた、その他のすべての『(
メリーさん太「え、『進○の巨人』のOVAを見ること以外に、最優先の『努力目標』を設定しながら、OVAを見ることすらも成し遂げるだと? …………いやいやいや、あんたが何を言っているのか、まったくわからないんですけど⁉」
ちょい悪令嬢「実を申しますと、本作の作者においては、こうしてOVAが動画サイト様において配信される可能性も、十分予測していたのですよ」
メリーさん太「へ?……………………いやいやいやいやちょっと待って⁉ 何ソノいきなりのカミングアウト! 本作の作者って、『超能力者』だったわけ⁉」
ちょい悪令嬢「そんなわけは無いでしょう? 先日述べた『慎○勇者』と同じパターン…………いやむしろ、『逆パターン』のようなものなのですよ!」
メリーさん太「『慎○勇者』の逆パターン、て」
ちょい悪令嬢「本作の作者においては、あんなに楽しみにしていた『LOST GIRLS Wall Sina、G○○dbye』(前編&後編)の視聴を見逃してしまったその時点ですぐに、『N○Kの公式サイトで一週間ほど再放送されるかも知れない』ことや、『いずれ各動画サイトにおいて配信されるかも知れない』ことを思いつき、あっと言う間に己の精神の沈静化に成功したのです!」
メリーさん太「──ああ、量子コンピュータそのままに、『あらゆる未来の可能性』を、その場で瞬時に
ちょい悪令嬢「何せ十分、予想可能なことでしたからね」
メリーさん太「……この時期に立てて続けに、『進○の巨人』の特別編OVAが、TVで放映されたり動画サイトで配信されることが、十分予測できただと?」
ちょい悪令嬢「原作漫画版もすでに終了した今、(内容的に大幅な改変が予想されるハリウッド映画版を除けば)残るは来年早々に開始されるアニメ版の『The Final Season Part2』のみであり、それが終了した後にはファンの皆様の『熱』が一気に覚めてしまうことも十分予想されるので、各動画サイト様としては、特別編OVAはもちろん、正規のTVシリーズの各Seasonの配信を行うのなら、今この時期以外にはあり得ないのですわ」
メリーさん太「……ああうん、そう言われると、確かに納得だわ」
ちょい悪令嬢「それにいざとなれば、ネット上で売りに出されている、BDやDVDを購入すればいいだけですしね(※後で判明したのですが、これらの特別編って、単体で発売された『OVA』と言うよりも、原作漫画版の単行本の付録としての『OAD』だそうですので、ネット上での売買はあまり好ましくなかったりして?)」
メリーさん太「良く短時間に、それだけ思いつけたものだな。確かにそんなに『善後策』が有るのなら、アニメの一本や二本見逃したところで、焦ったり悔しがったりする必要なんて無いよな」
ちょい悪令嬢「──これもすべては、『努力すべき優先目標』の選択を誤らなかったからですの」
メリーさん太「……現在における本作の作者にとっての、何よりの『優先目標』と言えば、当然のごとく──」
ちょい悪令嬢「ええ、父親の介護ですわ! これこそが『最優先事項』ですので、たとえどんなに楽しみにしていたアニメ視聴といえども『後回し』となり、『どうせそのうち動画サイトで配信されるだろうし、最悪お金を出して円盤を買えばいいや』と自分を納得させていたところ、予想以上に早くすべてのエピソードの配信が決定して、自分が間違っていなかったことを再確認いたしたところでございます♡」
(※後編に続きます)
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