第768話、わたくし、『ま○マギ』の円盤は元祖テレビ版を買うべきだと思いますの♡

ちょい悪令嬢「……確かに、超大作魔法少女アニメ『ま○か☆マギカ』本編の正統なる続編劇場版であると言うのに、あんなティザーイラストを一枚見せられただけでは、『いまだシナリオ会議段階じゃないの?』とか、『下手したらこの期に及んで基本コンセプトのすり合わせをやってたりするんじゃないの?』──などと思い込んでしまっても、別におかしくはありませんしね」




メリーさん太「すごいじゃん、本作の作者ってば。声優さんの『何とか情報漏洩を防ごうとしている台詞』から、これほどの情報を導き出してしまえるなんて!」


ちょい悪令嬢「もうこのわたくしこそが、どこぞの『すでに死んだ探偵』の代わりをしてあげてもよろしくてよ?」


メリーさん太「いや、アレってむしろ『未○日記』みたいな世界観だから、別に『探偵力』なんて必要無いぞ?」


ちょい悪令嬢「え、そうなの⁉ あの作品って、『異能力者たちによるデスゲーム』だったの⁉(これ以上はネタバレになるのでやめておきます)」




メリーさん太「他の作品のことなんて、もうどうでもいいから、『ま○マギ』や『マギ○コ』について、他に気がついたことは無かったのか?」




ちょい悪令嬢「……う〜ん、『マギ○コ』のほうは、初っぱなから結構な話数にかけて、主人公のい○はちゃんがまったく登場せず、や○よさんがずっと作品を引っ張っていくんじゃないのかという説は、すでにネット上でまことしやかに噂されているしなあ」


メリーさん太「おい、いきなりさらっと、デマだか何だかわからない、『重要情報』をぶちかますなよ⁉」




ちょい悪令嬢「──あ、そうだ、わたくし、非常に気になった点がございましたの!」




メリーさん太「気になった点て…………『ま○マギ』か? それとも『マギ○コ』か?」


ちょい悪令嬢「『ま○マギ』です! 実は当日のイベントにおいては、『マギ○コ』をも含めて、これまでの10年間を振り返りながら、声優さんや制作スタッフの皆さんが、いろいろとコメントするといった流れだったのですが、その際に当然のごとく、『ま○マギ』や『マギ○コ』の様々なシーンの映像も映し出されていたのですよ」


メリーさん太「ああ、まあ、『10年の軌跡』というタイトルなんだから、当然なことだよな?」




ちょい悪令嬢「それがその中で特に、『ま○マギ』の元祖テレビ版の映像において、結構やつがあったのです!」




メリーさん太「は? 見覚えが無いって、本作の作者って、元祖テレビ版はもちろん、『ま○マギ』シリーズは、劇場版もすべて視聴しているはずだろうが?」


ちょい悪令嬢「もちろん、シーンそのものがまったく見覚えが無いとかでは無く、幾つか個々の『』について、明らかに記憶と違って見えたのですよ!」


メリーさん太「それって、『修正』されていたってことか?…………変だな、うちの作者はテレビ版の『修正版』とも言える、劇場版総集編の前後編を、両方共ちゃんと見ていたはずだよな」




ちょい悪令嬢「──『修正版』! そうですよ、あれって『修正版』だったのですわ!」




メリーさん太「え、つまりは、劇場版総集編の映像が流れていたってこと?」


ちょい悪令嬢「違いますよ、あくまでも、修正映像だったのです!」


メリーさん太「だからそれが、劇場版総集編だったんだろうが!」


ちょい悪令嬢「いえいえ、実はその前にも一度、『修正版』が作られていたのです!」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「テレビ版各話の『円盤』ですよ! BDとかDVDとかの! 当然ソフト化する際には、少なからず映像に修正が施されるのは、アニメ業界においてはむしろ、『お約束セオリー』では無いですか!」




メリーさん太「──ああっ、そうか、それがあったか⁉」




ちょい悪令嬢「おかしいと思ったんですよ、『ま○マギ』の映像は何パターンも視聴済みのはずなのに、どこか雰囲気が違う映像がいくつも見受けられるなんて」


メリーさん太「で、でも、テレビ放送から円盤の発売までは、そんなに時間が空いていなかったんだから、致命的な作画ミスとか以外は、それ程手をつけられていないんじゃないのか?」




ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、駄目ですなあ、メリーさんたら。本作において、何度も何度も申しているではないですか、『すべては逆から考えてみろ』と。そもそもテレビで放送されたのが『修正版』だとしたら、円盤にはまったく無駄な時間や労力を使うこと無く、まだ誰も見たことの無い『無修整版』を、収録することができるって寸法ですよ♫」




メリーさん太「む、無修整版て…………いわゆる『チ○ビ権』とか呼ばれるやつか? いやいや『ま○マギ』にそんな『けしからんシーン』なんて…………ああーっ! あったあった! とても『無修整版』では地上波放送できない、超問題シーンが⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、最終話のま○かちゃんとほ○らちゃんの、『概念シーン』ですわ♡」




メリーさん太「………………うん、『概念』ならば、『衣服』なんて無粋なものを、身に着ける必要は無いからな」




ちょい悪令嬢「もちろん、彼女たちの(現役JCという)年齢上、『モロ出し』というわけにはいきませんが、テレビ放映時に比べて、『オープニングのま○かちゃんセルフ百合シーン』をも含めて、より規制が強くなった劇場版総集編時の、もはや何が何だかわからない『黒塗りノイズ』だらけから、かなり『あけすけな格好』となっていたのですよ!」




メリーさん太「ま○かちゃんとほ○らちゃんが、『あけすけな格好』だと⁉ ──買わねば! 『ま○マギ』元祖テレビ版の円盤を、今すぐ買わなくては!!!」




ちょい悪令嬢「……ホント、危ないところでした。大人気アニメ作品て、最初のテレビ放送が画質的に少々苦しくても、劇場版等によってどんどんと修正が加えられていくものだから、元祖テレビ版よりも劇場版の円盤を買ったほうがいいと思いがちだけど、まさかこんな『落とし穴』があったとは⁉」




メリーさん太「『深夜アニメをもとにした個人向けのソフト』とかいった、『ヤバいやつ』に比べれば、劇場版ともなるとどうしても一般の目に触れることになるので、『規制』が強くなるのは当然だけどな」


ちょい悪令嬢「まあこれで、10周年記念の劇場版BDーBOXでは無く、元祖テレビ版のDVDを買うことが決定しましたわね」




メリーさん太「──両方買えよ、ファンだったら! 前回話題に出た『ゾンビラ○ドサガリベンジ』についても、BDーBOXや作中ライブ曲完全収録のCDが発売されるのを待たずに、ちゃんと各話バラ売りの円盤を買って、続編制作に貢献しろよな⁉」




ちょい悪令嬢「で、でも、本作の作者は、BDプレイヤーを所有していないので、劇場用BDーBOXを購入しても、仕方ないのですけど?」


メリーさん太「むしろBDプレイヤーくらい買っておけ! 少しでも高画質のソフトで鑑賞しようとすることこそ、アニメファンとしての嗜みだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「あはははは、M○cではBDが再生できないから、どうしても円盤はDVDを買ってしまうんですよねえ」


メリーさん太「出たよ、いかにもさりげなさを装った『M○cユーザーアピール』。この資本主義の犬ブルジョワジーめが、てめえなんか『ス○バ』にでも行ってろ!」


ちょい悪令嬢「ええっ? 本作の作者が使っている『M○cmini』なんて、安い部類だと思うんですけど?」


メリーさん太「それって『普通の感覚』では、十分高いんだよ! これだから『林○信者エバンジェリスト』ときたら……」




ちょい悪令嬢「それに今時、アニメなんか『配信』で視聴する時代だし、円盤自体どうでもいいでしょうが? 今回の『新事実』も、配信を視聴していて気がついたんだし」




メリーさん太「た、確かに……………って、いやいやいや、むしろ今回はその『新事実』を知ることによって、『ま○マギ』元祖テレビ版の円盤を買おうって話になったんじゃないか⁉」


ちょい悪令嬢「だから、その貴重な円盤の存在を気づかせてくれたのも、『配信』ではありませんか?」


メリーさん太「──うっ」




ちょい悪令嬢「と言うわけで、読者の皆様におかれましても、もはや自分は『好きなアニメ作品のことは当然知り尽くしているぜ!』とか思っていても、まだまだ『思わぬ事実』が隠されていることもあり得ますので、その作品に関連する『配信』等がある場合には、必ず目を通すことにいたしましょうね♡」













メリーさん太「……今回はやけに、『正論』で締めたな?」




ちょい悪令嬢「本作の作者自身、いったんは『ま○マギ』や『ゾン○ガ』の特別イベント配信を見逃してしまい、心底悔しい思いをしながらも、けしてあきらめずに、こまめに公式ツイッター等をチェックし続けていたら、結局『見逃し配信』をしてくださるのを知ることができましたからね。こういった『マニア』ならではの(偏執的に)しつこい姿勢は、『同好の士』の皆様にも、大いに参考になることでしょう♫」

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