第510話、【緊急提言】わたくし、大陸由来の『フル電動自転車』は、非常に危険だと思いますの!(後編)

メリーさん太「──またしても、『中つ国』の仕業かよ⁉」




ちょい悪令嬢「そうなのですよ、本来日本には優秀なる国産『電動アシスト自転車』がございますから、使用の仕方によっては悪質な人身事故を増加させかねない、『フル電動自転車』なぞ必要無かったのですが、『自転車王国』ゆえに本国において人気を博していた各種製品を、いまだ法令上はもちろん道路事情的にもまったく対策がなされていない日本へと、金儲けのためだけに大量に持ち込んできたのです」




メリーさん太「……そりゃあ、土地が有り余っている中つ国だったら、国内に数多跋扈している自転車を完全に動力化しようとも、さほど問題は無いだろうが、交通事情が逼迫している日本に無闇にばらまいたりしたら、対人対車を問わず、様々な事故を誘発するだけだろうよ」


ちょい悪令嬢「しかも先程申しました通り、外見上はほとんど普通の自転車のように見えるので、無免許のままで歩道に乗り上げて走行するといった、傍若無人な違法行為もやりたい放題ゆえに、法整備が遅れれば遅れるほど、深刻な事故が増えていくことになるでしょう」


メリーさん太「……それにしても、日本人はフル電動自転車のことを、どうやって知ったんだ? やはりネットか?」


ちょい悪令嬢「それもあるでしょうが、何よりも中つ国の黄色オークどもが、本国から持ち込んで(他人様の国土の中で)我が物顔で乗り回していて、それで知れ渡ったんじゃないですか?」


メリーさん太「ああ、外見上は自転車なのに原付レベルの性能を誇っているものを、金さえ出せば無免許で乗り回せるようになるんだから、反社予備軍の日本のガキどもが飛びつくのも道理というわけか」


ちょい悪令嬢「すると、どうなると思われます?」


メリーさん太「そりゃあ、さっきあなた自身が言ったように、歩道も車道も、事故と犯罪の花盛りに………いや、ちょっと待てよ⁉」


ちょい悪令嬢「うふふ、気がつかれました?」




メリーさん太「……もしかして、すでに問題は、表面化している、と?」




ちょい悪令嬢「正解」




メリーさん太「なるほど、それ故の各地方自治体における、『普通の自転車の所有者の、損害補償保険加入の義務化』か」




ちょい悪令嬢「何せ歩道を原付同様の性能で走り回ってくれやがるんだから、当然人身事故も頻発することでしょうよ」


メリーさん太「しかも、中つ国人にしろ日本人にしろ、『自転車感覚』で乗っているから、『自賠責保険』のようなものに加入しているわけも無く、下手すると被害者は泣き寝入りしなければならなくなるわけだ」


ちょい悪令嬢「かといって、正式に原付同様に免許制にしてから保険加入を義務化しようにも、所有者たちがガン無視して『普通の自転車のフリして』乗り続けていたら、何の規制効果もありませんしね」


メリーさん太「それで仕方なく、まさにその『普通の自転車』丸ごと、大きな『法の網』を被せることにしたのか」


ちょい悪令嬢「ほんといい迷惑ですよ! 日本の起伏に富んで狭い国土的には、電動アシスト自転車で十分なのに、金儲けのためだけに、大陸で売れ残っていたフル電動自転車なんかを、大量に持ち込んできたりして!」


メリーさん太「とは言っても、何よりも『被害者の救済優先』なんだから、文字通りに『保険をかけておく』ことは、必要だと思うわよ?」


ちょい悪令嬢「……それで済めば、いいんですけどね」


メリーさん太「え、これ以上、何かあるとでも言うの?」




ちょい悪令嬢「このままフル電動自転車や電動キックボードなんかの事故が、手の施しようがないほど増加して行けば、『普通の自転車』に対しても免許制が施行される怖れが、十分あると思われるのですよ」




メリーさん太「──なっ⁉ そんなまさか!」




ちょい悪令嬢「だって、中つ国人や日本人のうちの不逞な輩が、法令を無視して無免許のままで、車道か歩道かにかかわらず乱暴な運転ばかり行って、どんどんと人を跳ね飛ばしていきながら、小回りが効く車体ゆえにうまく逃げおおせ続ければ、加害者が乗っていたのがフル電動自転車なのかただの自転車なのかは、判別不可能のままになるので、いっそのこと二輪車の類いはすべて免許制にして、無免許運転自体を厳罰に処すことによってこそ、フル電動自転車に乗りながら無免許のままで普通の自転車を装って、歩道を我が物顔で乗り回すこと自体にメリットが無くなり、結果的に事故の抑制が期待できるって次第なのです」




メリーさん太「……何ソレ、一部の心ない慮外者の犯罪行為を抑えるために、『普通の自転車保有者』という、大部分の国民の皆様に犠牲を強いると言うの? 完全に本末転倒じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「ほんと、中つ国のやつらが、またしても余計なことをしてくれたものですわ。かの『大陸風タイリク・フーウイルス』に代表されるように、あいつらときたら、日本に災厄ザイばかりもたらしやがること!」




メリーさん太「日本の公安当局による最近の検挙実績からすると、農作物の盗難や、種子や苗や家畜の精子等の国外持ち出しや、生活必需品や希少品の転売や、児童誘拐等々、某半島の連中同様、とんでもない犯罪を頻発させているしね」




ちょい悪令嬢「マスコミどころか政府すらだんまりを決め込んでいますが、すでに日本国内においては観光客以外にも、留学生等を装った不法就労者の中つ国人が、多数『入植』しておりますからね。そいつらが本国の指令の下、様々な犯罪に手を染めているのでしょうよ」




メリーさん太「それに対して、新総理を始めとする政権与党は、これまで通りの『親中路線』を続けていくみたいだけどね」




ちょい悪令嬢「もちろん、今すぐ断交したり経済制裁したり等の、実力行使を行うのは非現実的ですが、某半島国家を含めて最近の周辺諸国の所業は、いささか目に余るものがあると思いますわ」




メリーさん太「いや、この『フル電動自転車』って、読者の皆様におかれてはいまいちピンとこなくて、『……別にそこまで騒ぐことでも無いだろう?』とか思われるかも知れないけど、これってホンマ、『洒落にならない』わよ?」




ちょい悪令嬢「わかりやすく言うと、『原付バイクと言うより自動車同然クラスの、人を轢き殺すことのできる殺人マシーンが、一挙に数十倍に増えてしまう』と申しても、けして過言では無いのです」




メリーさん太「と言うことは、『交通事故』についても、その分『倍増』するわけだ」




ちょい悪令嬢「皆様ようくご存じの東京豊島区における某重大事故のように、たった一度の交通事故のせいで、これまで必死に助け合って育んできた一般庶民のご家庭そのものが、一瞬にして崩壊しかねないのです。そんな可能性が下手したら『数十倍』に膨れ上がるのであれば、たとえ少々の学力や向上心があろうとも、何よりも平穏無事な人生を送りたいと思うのなら、もはや東京等の大都市には就職しないほうがよろしいでしょう」




メリーさん太「交通事情的にも、田舎のほうがぐ〜んと、『危険度』が下がるからな」




ちょい悪令嬢「とにかく! 政府並びに地方自治体に各種企業体は、安易に東アジア等を始めとした海外から、人や物を招き入れないこと! あんたらの金儲けのために、大部分の日本人が犠牲にされてしまったら、堪ったもんじゃないからな⁉」




メリーさん太「本作の作者は、誰にも負けない『愛国主義者』だけど、けして『現政権全肯定』であるとは限らず、すでに各自作において、『東京オリンピック』と『移民法』については明確に反対を表明しているからな? そこら辺については、安直な『権力主義者』と同一視するなよ?」




ちょい悪令嬢「つまり、真に日本の国民の皆様の利益こそを、第一に考えておるわけなのです」




メリーさん太「この場合、日本国全体の福祉の向上に努めておられるのなら、『国籍』や『人種』等は問いません、共に手を取り合って、日本国を真の意味で、人々が暮らしやすい社会にしていきましょう!」




ちょい悪令嬢「だがあくまでも、それは自由主義と民主主義と資本主義に則っての話だからな? エセ人道主義とエセ平等主義のコミー主義によって、汚い工作活動を画策して、日本を外側と内側から崩壊させようとしている輩に対しては、徹底的に弾劾していく所存ですわ!」




メリーさん太「まさに今回の、フル電動自転車についても、『日本破壊工作手段』の一つかも知れませんよね」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回は久方振りに熱く語ってしまいましたが、いよいよ次回は以前より予告していた通り、『死に戻り』における最大の問題点である、『リゼ○』アニメ版最新話にてクローズアップされた『第二の試練』について、深く詳しく考察していく予定ですので、どうぞ御一読のほどよろしくお願いいたします♡」




メリーさん太「まさしく『死に戻りという最大級に卑怯極まりない所業』に対する、誰もが納得できる『救済』がもたらされますので、どなた様も必見ですよ!」

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