第500話、わたくし、感謝ッ!……圧倒的な感謝ッ!ですの♡

ちょい悪令嬢「──ついにこの日がやって参りました! 今回は本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』の連載500回達成を記念しての【特別座談会】を、毎度お馴染みの、『ちょい悪令嬢』ことわたくしアルテミス=ツクヨミ=セレルーナと、『メリーさん太』ことキュートな都市伝説の『メリーさん』との、『黄金コンビ』で行っていきたいかと存じます!」




メリーさん太「いやあ、ほぼ毎日更新しているとはいえ、およそ2年間で、500回突破は、我ながらすごいですねえ」




ちょい悪令嬢「これもすべては、アホな内容にかかわらずお見捨てなさること無く、ずっとお読みいただいている、読者の皆様のお陰でございます!」




メリーさん太「皆様、本当に、本当に、ありがとうございます!」




ちょい悪令嬢「──と言うことで、今回はこのようにあまりにも切りのいい『記念アニバーサリー回』と言うことで、最近の本作について、いろいろな視点に基づいて、振り返ってみたいかと思います」


メリーさん太「何たって、500回ですからね。この機を逃したら、次は千回記念までお預けですよ」


ちょい悪令嬢「まあ、本作が千回まで続けられるなんて、よほどの奇跡が起こらない限りは、あり得ませんけどね」


メリーさん太「だらだら続けようと思えば続けられるんでしょうけど、一応この作品にも『本筋メインストーリー』というものがあって、それが終了すれば当然、作品自体も終わることになりますからね」


ちょい悪令嬢「まあ、『何でもアリ』の本作ですから、本筋メインストーリーが終わった後も、【番外編】とか【ifストーリー】とかで、引き延ばすことも可能ですけどね」


メリーさん太「ほんと、『何でもアリ』ですよね。前回なんか完全に、『政治批評』ですもの。一応エンターテインメント作品としては、どうなんでしょうね?」


ちょい悪令嬢「ああ、前回はある意味、【日ソ戦終結75周年】の記念回みたいなものだから、別に構わないのよ」


メリーさん太「それって、たまたま日付が合致しただけで、本当のところは『後付け』でしか無いだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「そう言うのも、本作の作者の『強運』ならではの、賜物よね」


メリーさん太「……強運て、すげえこじつけだな、おい?」


ちょい悪令嬢「あら、そうでもございませんわよ?」


メリーさん太「は?」


ちょい悪令嬢「同じく前回において、本作の作者が、『涼宮ハ○ヒシリーズの9年半ぶりの新刊発売』を受けて、『カクヨム』様で公開している二次創作の『うちの病室にはハルヒがいっぱい♡』の、新作を投稿したとお伝えしたではありませんか?」


メリーさん太「……ああ、そうだったわね、あの作者にしては珍しく、対応が早かったこと」


ちょい悪令嬢「ただし、このシリーズを書くのは、丸々2年ぶりだったりするのですわw」


メリーさん太「……丸々2年って、おいおい冗談だろ? あの作者一体、何やっていたんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「9年半もご無沙汰だった、『原典』さんよりはマシでしょう?」


メリーさん太「──こらっ、隙あらば、『原典』をディスるような発言を、挟み込むのはよせ!」


ちょい悪令嬢「でも、このことについては、本作も大いに関わっているのですよ?」


メリーさん太「へ? 2年前って、何かあったっけ…………って、ああっ!」




ちょい悪令嬢「そうなのです、冒頭でも述べましたが、2年前に本作が連載開始したからこそ、それまで『オリジナル作品』のための腕試しとして作成していた、実験作品的『二次創作』のほうは、ひとまず連載休止となったわけなのです」




メリーさん太「……なるほど、つじつまは合うわ」


ちょい悪令嬢「こうして本作が500回目を迎えるとともに、『ハ○ヒ』の原典のほうで新刊が発売されるのを受けて、この作者の二次創作も再スタートの運びになるなんて、結構運命的な巡り合わせだとは思いません?」


メリーさん太「何にしろ、本作の作成に集中するために、これまで休止状態となっていたとしたら、これ以上文句はつけられないわな」


ちょい悪令嬢「それで、連載を再開したのはいいんですけど、作風的にどういった『方向性』であったのかを、再確認しておく必要があるではないですか?」


メリーさん太「それは当然、そうだよな」


ちょい悪令嬢「そこで、比較的新しめの作品を中心に、パラパラと読み返してみたわけなんですよ」


メリーさん太「ふむふむ」




ちょい悪令嬢「そうしたら主人公(当然『キ○ン』君)の台詞で、『(佐○木や妹等)すべてのキャラを、この物語という牢獄から、解放してみせる!』って、台詞があったのですよ」




メリーさん太「──ッ。そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、以前にもご紹介した、超傑作魔法少女アニメ『ま○か☆マギカ』の外伝作品である、『マギア○コード』アニメ版のセカンドシーズンの予告ムービーにおける、最も印象的なキャッチフレーズと、ほとんど一緒だったわけなのです」




メリーさん太「おいおい、ここまで来ると、『偶然の一致』なんてレベルじゃないぞ?」




ちょい悪令嬢「──そこで今回はまず何よりも、本作における『ま○マギ』や『マギ○コ』との、尋常ならぬ『シンクロ率の高さ』と、その奇抜な発想を受けて大いに刺激されつつも、それだけで済まさずに果敢に奮起して成し遂げた、『独自路線の開拓』について、述べていきたいかと思います!」




メリーさん太「……ああ、なるほど、そこに繋がるわけか」


ちょい悪令嬢「何せ、最近の本作の『ま○マギ』シリーズからの影響の多大さは、もはや無視できないレベルに達しておりますからね」


メリーさん太「ほんと、外伝の『マギ○コ』のアニメ版を創っていただけたことで、この超傑作魔法少女シリーズの存在を知り得て、今更ながらに元祖テレビ版の『ま○マギ』に触れることができたのは、Web作家としても、『僥倖』と言えるでしょうよ」


ちょい悪令嬢「もちろん、ただ影響を受けるだけでは、駄目ですけどね」


メリーさん太「下手すれば、単なる『模倣』になっちまうもんな。…………それで、『独自路線』とは、具体的にはどういうことよ?」


ちょい悪令嬢「一つは、『ま○マギ』シリーズにおいては、実は魔法少女になると言うことは、名実共に『人間では無くなる』と言うことであるのを踏まえて、本作の魔法少女や軍艦擬人化少女を、『兵器モノ』として使い潰してしまおうという、斬新極まるパターンですね」


メリーさん太「ああ、特に軍艦擬人化少女においては、せっかく軍艦という兵器を女の子にしたというのに、あえて先祖返りさせて『兵器』として扱うという、この作者ならではの『奇想』的アイディアか」


ちょい悪令嬢「そもそも『瞬間移動』などといった超常現象は、物理法則等に則れば、主観的にはけして為し得ず、客観的──つまりは、第三者の手によるしかあり得ないのですからね」


メリーさん太「……これも、『ま○マギ』のほ○らちゃんの『固有魔法』を見ていて、思いついたわけだよな」


ちょい悪令嬢「それでは、第三者がどのようにして魔法少女を操るのかと言うと、本作における『ソウルジ○ム』である、『魔女の魂ヘクセンジーレ』を使うのでございます」


メリーさん太「『ま○マギ』シリーズでは、『ソウルジ○ム』こそが魔法少女そのもの──つまりは、『魂』や『心』そのものと言うことになっていたけど、本作では一歩進めて、そもそも『心』や『精神』を生み出す大本である、『集合的無意識とのインターフェース』ということになっているんですよね」


ちょい悪令嬢「これを用いれば、第三者が魔法少女に、『瞬間移動を利用した自爆攻撃』や、『ドッ○ルそのままな化物への変化メタモルフォーゼ』等々を、強制的にやらせて、『魔法バトルの駒』として、使い潰せるって次第なんですよ☆」


メリーさん太「……うわあ、さすがのキュ○べえだって、そこまで非人道的なことは、しなかったというのに」


ちょい悪令嬢「ところがどっこい、何とほんの数日前に『サービス開始3周年』を迎えた、ソシャゲ版の『マギア○コード』においては、『周年記念配布キャラ』として、特別な『小さなキュ○べえ』が選ばれたのですけど、何が『特別』かと言うと、何と戦闘時においては、他の魔法少女を5人も召喚して、自分の代わりに戦わせることができるのです!」


メリーさん太「──それって、事実上の、『魔法少女の兵器としての利用』そのものじゃん⁉」


ちょい悪令嬢「本当に、本作と『ま○マギ』シリーズとのシンクロっぷりは、恐ろしいくらいですよね♫」


メリーさん太「……まあ、『マギ○コ』のほうは、別に本作みたいな、非人道的な意図なんか、無いと思われるけどな」




ちょい悪令嬢「『違い』については、それだけではございません。何と本作においては、魔法少女と使い魔が一対一の関係にあることを踏まえて、使い魔には密かに予備の『魔女の魂ヘクセンジーレ』が与えられていて、緊急時には自分のあるじである魔法少女の意思を無視して、あたかも『兵器』や『道具』そのままに操ることができるという、独自の設定を盛り込んでいるのです!」




メリーさん太「ああ、この前の【試行版テストケース】のことね」


ちょい悪令嬢「これにより、事実上は『兵器』扱いをしているものの、使い魔側の心情的には、あくまでもあるじである魔法令嬢のことを慕っているので、並々ならぬ『葛藤』に苦しんでしまうわけです」


メリーさん太「……うん、それって『百合』的にも、結構おいしい設定だよね」


ちょい悪令嬢「更には、例の作者の別作品である『なろうの女神が支配する』においては、このやり方を応用して、軍艦擬人化少女が軍艦擬人化少女を操るという、『離れ業』を披露したりしておりますよ!」


メリーさん太「それ、何のメリットがあるの⁉」




ちょい悪令嬢「軍艦擬人化少女なんて、存在自体が『反則』そのものなんだから、その精神構造や運動能力等々については、たかが人間である『提督』風情では、本当の意味では理解できず、むしろ同じ軍艦擬人化少女が、適切な指示を出したほうが、持ち得る力をより効率的に発揮できるといった次第なのですよ」




メリーさん太「──言われてみれば、納得だな⁉」


ちょい悪令嬢「具体的には、みんなご存じ『こんごう四姉妹』において、長女の金剛嬢が、他の三人の妹艦を、『魔女の魂ヘクセンジーレ』を使ってコントロールしておりますの」


メリーさん太「……なるほど、軍艦擬人化少女の中でも、『仲良し四姉妹』として定評がある『金剛型』なら、さぞや緊密な連携がとれることでしょうねえ」




ちょい悪令嬢「このように、最初は『ま○マギ』シリーズに着想を得たとはいえ、どんどんと『独自設定』を重ねていくうちに、もはや完全に『オリジナル』と言っても過言では無い、非常に使いでのあるアイディアすらもモノにできているのですよ」




メリーさん太「……確かにねえ、元祖の『ま○マギ』においては、実は魔法少女が『化物』のようなものであったことで、何よりも『絶望感』をアピールしていたのに対して、むしろそれを『戦闘力アップ』とか、『主従百合』や『姉妹百合』等の『百合テイストアップ』とかに、使おうとするなんて、やっぱ本作の作者って、イカれているわ」




ちょい悪令嬢「うふふふふ、一応ここでは、『誉め言葉』として受け取っておきましょう。何せ誰でも書けるような『テンプレ作品』しか創れないようでは、500回も連載を重ねることなぞ不可能ですからね」




メリーさん太「──だからさあ、500回も連載を続けてきたんなら、そろそろ無闇に各方面にケンカを売ってくスタイルは、やめにしない?」


ちょい悪令嬢「これもまた、本作の『持ち味テイスト』ですので♫」


メリーさん太「そんな『持ち味テイスト』なんか、要らんわ!」




ちょい悪令嬢「──さて、このように、たとえ連載が500回を過ぎようとも、けして読者の皆様に飽きられることなく楽しんでいただくために、常に他人様の作品より刺激を受けつつ、それを独自の設定に昇華させて、更にこれまでに無い画期的な作品づくりに役立てていく所存ですので、これからもどうぞよろしくお願いいたします♡」




メリーさん太「……とは言え、今回は前半部の無駄話にかなり字数をとられてしまって、本論が若干駆け足になってしまいましたが、また機会がありましたら、より深く考察を加えたいかと思いますので、その節は是非とも御一読のほどを」

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