第466話、わたくし、『謎解き』タイプの作品の主人公は大変だと思いますの。(前編)

メリーさん太「前回・前々回とわたって、現在『ア○マTV』様で一挙無料配信中の、『ま○マギ』及び『マギ○コ』についてベタ褒めしたわけだけど、今回初めて元祖『ま○マギ』のテレビ版全12話を一気見した上で、何か『不満点や指摘点』のほうは無かったわけなの?」




ちょい悪令嬢「──おいっ、いきなり冒頭から、何てこと言い出すんだ、あんた⁉」




メリーさん太「え、どうしたのです、『ちょい悪令嬢』ことアルテミス=ツクヨミ=セレルーナさん。あたし何か、おかしなことでも言いましたか?」


ちょい悪令嬢「おかしいもおかしくないも、せっかく前回までの二回にわたって、『ま○マギ』及び『マギ○コ』に関する考察を綺麗にキメていたのに、わざわざ今回まで延長して、ケチをつけなくてもいいだろうが⁉」


メリーさん太「いやでも、前回までにお伝えした配信情報に、明らかに『不備』があったと言うのに、そのままにしておくほうが、むしろ不親切でしょう?」


ちょい悪令嬢「……え? 不備、って」




メリーさん太「実は『ア○マTV』様におかれましては、『ま○か☆マギカ』TV版全12話配信については、各話を視聴者が個別に自由に選択できるやつだけでは無く、それより以前に企画された、『全12話を切れ目無く一気に全部見てしまおう!』というプログラムのほうも、企画が終了した現在においても、いわゆる『見逃し配信期間中』と言うことで、当日の本放送を見逃した視聴者も、視聴できるようになっているのです」




ちょい悪令嬢「え、そうなの⁉ そんなのあったっけ?」


メリーさん太「ほら、『ア○マTV』様の『ま○か☆マギカ』コーナーの下のほうにある、『過去の放送』ってやつですよ」


ちょい悪令嬢「……ああ、あれかあ。『過去の』って表示されているから、『現在は』見ることができない、単に『昔はこんな企画があったんですよ〜』という、告知文だと思っていたわ」


メリーさん太「まあ、そういう場合もあるでしょうけど、『ア○マTV』様ではさっきも言ったように、あくまでも『見逃し配信』と言うことで、企画後も一定の期間中は、無料で視聴できるみたいなのよ。昨日作者が何の気のなしにクリックしてみたら、ちゃんと第1話から再生されたそうよ」


ちょい悪令嬢「うん、やはり何でも『物は試し』ってことよね。──でもさあ、こうして本作において何度も告知しているように、ちゃんと各話ごとに自由にチョイスできる配信が行われているんだから、わざわざ『全話一気に連続配信』のほうを利用する必要は無いのでは?」




メリーさん太「そうでもないわよ。特に今回初めて『ま○マギ』のテレビ版に触れる方なんかだと、第1話を見終わった後で、いちいち第2話の再生ボタンをクリックすること無く、自動的にスタートしてくれるので面倒が省けて、作品に集中できるじゃん?」




ちょい悪令嬢「た、確かに。──いやでも、テレビアニメの12話って、大体6時間くらいあるから、いくら熱心なアニオタの皆さんとは言っても、さすがに『一気見』はできないのでは?」




メリーさん太「これが『本放送』の時の話なら、まさにそうなるでしょうけど、今回はあくまでも『見逃し配信』なので、再生の途中で一時停止することも、最初から順番通りでは無く、好きなところから再生するのも、自由自在なんだから、ノープロブレムなのよ」




ちょい悪令嬢「ええっ、そうなの? だったらむしろ、そっちだけで十分じゃん?」


メリーさん太「いえいえ、『第1話を見ないで、第2話の頭から見たい』とか、何かと話題の『第3話だけ見たい』とかいった場合には、各話ごとに独立している、『現在進行中の配信企画』のほうが、何かと便利でしょうが?」


ちょい悪令嬢「あ、そうか」


メリーさん太「要は、両方の企画を併用して、視聴者側で便利に使い分ければいいのよ」


ちょい悪令嬢「……というか、まさに現在において、過去の『ま○マギ全12話一気見!』の企画の『見逃し配信』中だから、それに合わせて個別の各話のほうも、自動的に『無料フリー』扱いになっているだけじゃないの?」


メリーさん太「まあ、常識的に考えればそうでしょうね。──ただし、やはり『一気見』の企画のほうもちゃんと存在していることをお伝えしたほうが、特に『初見さん』には親切かと思って、今回わざわざ告知したってわけなのよ」


ちょい悪令嬢「うん、あなたの意図は十分理解したし、基本的には大賛成なんだけど、だからといって、あえて『不満点や指摘点』を蒸し返さないでもいいじゃないの?」


メリーさん太「別に不満や指摘が無いのなら、何か言い足りなかったことでもいいけど?」


ちょい悪令嬢「そうよ、そもそもあの大傑作の『ま○マギ』に、不満や指摘なんがあるはずが──あ、一つだけあった!」


メリーさん太「──そう来なくっちゃ! 何何、何よ? どこが不満なのよ?」


ちょい悪令嬢「不満と言うよりも、どちらかと言うと、指摘かしらね」


メリーさん太「ほうほう、具体的には、どの辺が?」




ちょい悪令嬢「──そりゃあ当然、ま○かちゃんが、さ○かちゃんの『ソウルジ○ム』を投げ捨てる所に、決まっているでしょう!」




メリーさん太「ああ、あれかあ……」




ちょい悪令嬢「たとえソウルジ○ムの『真の意味』を知らなかったとしても、他人が大切にしている物を、走行中のトラックの荷台に投げるとか、絶対にあり得ないでしょうが⁉」


メリーさん太「たまたまほ○らちゃんが特殊な力を持っていたから、どうにか事無きを得たけど、本来ならそのまま二度と取り戻すことができなかっただろうし、そもそもあのシチュエーンションでは、その場で壊れてしまってもおかしくなかっただろうしね」


ちょい悪令嬢「あれって普通に、魔法少女にとって『大切な物』って、わかるでしょうが? 本格的に変身していない状態でも、武器を取り出したりできるんだし。しかも自分にとっての『親友』の物を投げ捨ててしまうなんて、絶対に『おかしいよ』! 『そんなのって無いよ』!」


メリーさん太「完全に、『おまゆう』状態だよなw」




ちょい悪令嬢「確かに制作陣としては、『さ○かちゃんからソウルジ○ムを奪い取るシークエンス』が必要だったことはわかるけど、ま○かちゃんという、作品にとって最も重要なキャラクターの行動としては、絶対に容認できるものじゃないでしょうが、あんな文字通りに『常識外れな行動』は⁉ もう少しシナリオに工夫をしろよ!」




メリーさん太「これには、ほとんどすべての視聴者の皆さんが同意するかと思われますが、他には何か、お気づきになった点なぞございますでしょうか?」


ちょい悪令嬢「……あんた、そうやって私ばかりにイチャモンをつけさせて、自分だけ高みの見物をしようとしているんじゃないでしょうねえ?」


メリーさん太「さあ、何のことやら? メリーさん幼女だから、難しいことなんて、わかんな〜い」


ちょい悪令嬢「──だまれこの、年齢不詳の『都市伝説』が!」


メリーさん太「まあまあ、普通に指摘する分には、構わないでしょうが? 別に理不尽なヘイト発言をするわけでも無いんだし」


ちょい悪令嬢「そりゃ、そうだけど……」


メリーさん太「今回改めて、これまで見たことが無かった、元祖テレビ版の全12話を、一気に視聴したんだから、今まで気がついていなかった点も、多かったんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「──ああ、そういえば、もう一つあったわ!」


メリーさん太「ほう、一体どの箇所でしょう?」


ちょい悪令嬢「いや、新作の『マギ○コ』アニメ版を見た時は、完全にスルーしていたんだけど、今回改めて『ま○マギ』テレビ版を見て、気になったことがあったのよ」


メリーさん太「おお! まさにこの時点において、『ま○マギ』アニメ作品全シリーズを視聴済みであるからこその、真のファンならではのご意見ですか!」




ちょい悪令嬢「詳しい話をすると『ネタバレ』になりかねないから、理由のほうはあえていい加減に捏造しちゃうけど、ほら、制作陣のから、『ま○マギ』の魔法少女たちって、初放映以来10年近くもなるのに、まったく年をとらないじゃない? だけど馬鹿正直に商売のためと言ったりしたら、身も蓋もないから、『魔法少女だから年をとらないのだ!』とか、適当な理由つけて誤魔化しているのよねえw」




メリーさん太「──おまっ⁉ 言うに事欠いて、捏造にも程があるだろうが⁉ 魔法少女の『肉体』が、キュ○べえと契約した時点で、まったく年をとらなくなったことに関しては、テレビ版全12話の中で、ちゃんと説明していたじゃないの⁉」


ちょい悪令嬢「おやあ、そんなこと言って、ネタバレしてもいいんですかあ? きっと制作陣の皆様も、『そ、そうだ、そうなんだ、我々はあくまでも金儲けのために、ま○かちゃんやほ○らちゃんの時を止めたのだ! ──けして『ロ○コン』だからじゃ無いんだ!』と、おっしゃると思いますよお?」


メリーさん太「こ、こいつ、今度は『ロ○コン』疑惑を、でっち上げやがった⁉」


ちょい悪令嬢「うん? 『沙○の唄』なんかを創った某脚本家さんが、『ロ○コン』では無かったら、一体何だとおっしゃるのですの?」


メリーさん太「──いいえ! 作品のジャンルと、制作者の嗜好は、別物です!(力説)」


ちょい悪令嬢「そうだな、本作の作者としても、そう言わざるを得ないよなw」


メリーさん太「いいから、話を続けろ! 一体あんたは、何を言いたいんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「──とにかく、『ま○マギ』においては、魔法少女は少なくとも、『肉体上』成長をしないはずなのに、続編的作品である『マギ○コ』において、特に魔法少女としてのキャリアの長い『や○よさん』とかが、明らかに成長していることについて、一体どうなっているのか、疑問を感じたわけなのよ」




メリーさん太「……あ」




ちょい悪令嬢「そもそも、女子大生のくせに魔法少女なんかをやっていることに、非常に違和感を覚えていたんだけど、今回元祖『ま○マギ』テレビ版を全話通して見て、その違和感の正体に気がついたというわけなの」


メリーさん太「言われてみれば、確かにその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「これも、『ま○マギ』と『マギ○コ』との、両方を見ている作者だからこそ、気がつくことができたのよねえ♫」




(以下後編に続く)

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